45度の急斜面もおまかせ!マルチに使えるラジコン草刈機7選

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45度の急斜面もおまかせ!マルチに使えるラジコン草刈機7選

45度の急斜面もおまかせ!マルチに使えるラジコン草刈機7選
最終更新日:2021年05月06日

安全性と作業効率の高さから、今、日本でもニーズが高まっているラジコン草刈機。法面の草刈り作業に感じていた負担と課題から国内外の製品を調べ尽くし、海外製ラジコン草刈機の輸入販売と自社製品の企画開発を手掛ける“ラジコン草刈機のプロ”の長岡功さん(グリーンラブテクノロジー/富山市)に、価格帯や用途・特長別にオススメの機種を伺いました。「価格と機能が見合った商品が欲しい」「国内機種では満足できない!」という方は必見です。

長岡功 ◆長岡 功さん
ラジコン草刈機の輸入販売と自社製品の企画開発を手掛ける傍ら、10haの田んぼで有機循環型農業に取り組む。

最大法面角度45度対応!急斜面でもパワフルに安定走行する『GLT-500R』

『GLT-500R』

国内メーカーの既存機種に対抗して、グリーンラブテクノロジーが企画した『GLT-500R』 は、最大法面角度45度の急斜面に対応するラジコンロータリーモア。軽トラに積載して作業地まで運搬できる軽量かつコンパクトなモデルです。ハイブリッド仕様で、エンジンからの発電またはモーター単体で走行が可能。急斜面でも安定して作業が行えるようにゴムクローラーを採用しています。斜面走行の安全性をより高めたい場合は、オプションでゴム・スパイクを装着することも可能です。

「『GLT-500R』は、地上クリアランスが15cmと高く設計しているので、石などの障害物に機体が引っかかることはまずありません。エンジンとモーターからの出力は7.8馬力で刈幅は50cm。滑りやすい鉄車輪ではなくゴムクローラーを採用したため、急斜面でも横滑りすることなく安定してパワフルに作業できます」(長岡さん)

刈高は2cmから15cmまでラジコン操作で調整可能。4枚のフリー刈刃が、草を細く裁断してくれます。「国内メーカーの同等機種と比較して、2倍以上の草刈能力を実現した」と胸を張る長岡さん。139万円(税込)という価格で、初めてラジコン草刈機を導入する方にオススメです。

草刈、除雪、運搬、牽引、散布のすべてが可能!マルチに使える『GLT-56M』『GLT-96M』

草刈り以外にもさまざまな用途に使える機種として2021年5月に発売されるのが、ラジコンで操作できる多目的クローラー『GLT-56M(全幅56cm)』『GLT-96M(全幅96cm)』です。「海外ではマルチ機能を持つ機会が多く、『GLT-56M』『GLT-96M』は、たとえば果樹園での収穫物の運搬や牽引に活用でき、アタッチメントを付ければスプレーヤーとしても使えます」(長岡さん)

『GLT-56M』。手前の赤い機体はスプレーヤー取り付け済み。散布の様子は動画で紹介中です。後方の緑の機体はアタッチメント未装着の状態

国内の果樹園などでは、収穫物をモノレール等で運搬するのが一般的ですが、急斜面でもパワフルに走行する『GLT-56M』『GLT-96M』であれば、車体の上にバスケットを搭載するだけでレールがなくても運搬できます。同機種で草刈りを行う際にはグリーンラブテクノロジーが日本輸入総代理店として取り扱うフィンランドのラミー社製エンジン付きフレールモア(ハンマーナイフモア)を取り付けて使用します。

「ラミー社は、フィンランドのモアの専門会社で高い技術を有する企業。草刈能力の高いハンマーナイフモアの裁断力は桁違い。一度、ハンマーナイフモアを使うとロータリーモアには戻れないほど、裁断力の凄さを実感するはずです。例えるなら、ハサミとシュレッダーほどの違いですね」(長岡さん)

このほか、同じくラミー社のスノースロアーを取り付けて除雪機として使用することも可能。降雪地帯においては1台で春夏は草刈機、冬は除雪機といったように、年間を通じて活用できます。ラミー社のフレールモアやスノースロアーを軽トラの前部に取り付ければ、エアコンの効いた車内で快適に作業することも可能です。

フレールモアは軽トラに取り付け可能

スプレーヤーとしても果樹園やハウスの消毒作業に使用でき、ラジコン走行で散布できるため、作業者が薬剤を浴びたり吸い込んだりする心配もありません。「連絡をいただいた、とあるさくらんぼ農家の方は、週2回100m以上のホースを取り扱いながら手作業でハウス内の消毒作業をしています。『GLT-56M』『GLT-96M』は、こういった重労働の省力化にも貢献します」(長岡さん)

『GLT-56M』は軽トラにも積載できるので、一般の農家さんにオススメ。『GLT-96M』はセミプロの方にオススメです。価格はそれぞれ200万円~300万円(税込)での提供を予定しています。

まるで草刈機界のフェラーリ!世界シェアNo.1のエナグリーン社製ロボシリーズ

『Robo MINI(ロボ・ミニ)』

ラジコン草刈機が日本に登場して、わずか数年。一方、世界の草刈り事情を見渡すと、人件費の高いヨーロッパではラジコン草刈機がすでに広く普及しています。「なかでも、イタリアはラジコンモアの最先進国。エナグリーン社は、ラジコンモアで世界シェアナンバーワンのメーカーです。よくぞこんなに凄いものを作ってくれたと惚れ惚れするロボシリーズは、草刈機界の“フェラーリ”です」(長岡さん)

ラジコン草刈機のプロである長岡さんが見込んだエナグリーン社のロボシリーズは、イタリア国内はもちろん、世界各地で使われている高スペックなシリーズ。長岡さんの会社では、今年から日本輸入総代理店として取り扱いを開始し、すでに北海道や岐阜での販売実績もあり、問い合わせも増えているといいます。

『Robo MINI(ロボ・ミニ)』は、スイッチ操作でエンジン回転数を変え、逆回転して草を刈れる優れもの。23馬力のガソリンエンジンを搭載し、クローラー角度可変システムで最大傾斜50度での作業でも安定的に走行し、深いトレッドのクローラーのため、スパイクを装着させる必要がありません。長岡さんは、「デンマーク製の同等機種と比較しても細部に至るまで『Robo MINI』の方が優位」と力を込めます。

さらに、上位機種となる『Robo EVO(ロボ・エボ)』は、深い溝を施した幅広のクローラーと低重心の機体設計で、傾斜が55度までの法面の除草はもちろん、林業にもオススメの機種。25種類のアタッチメントで森林作業や除雪作業など、多目的な用途に対応します。「海外の林業では、ラジコンモアを使うのは当たり前。オーストラリアの炎天下、スイス・アルプスの高地、ロシアやポーランドの低地、ドイツの森林地帯でも『Robo EVO』が威力を発揮しています」(長岡さん)

『Robo EVO(ロボ・エボ)』

ロボシリーズには、この他にも『Robo MIDI(ロボ・ミディ)』『Robo MAX(ロボ・マックス)』の2機種があり、林業をはじめ、河川堤防などの法面作業に威力を発揮します。「人が乗って作業する国内の同等機種では、死亡事故の事例も発生しています。斜面での危険を伴う作業は、ラジコン式の方が安心であることは間違いありません」と長岡さん。各製品は500万円台から展開中です。

安全性・作業能力の高い機器で、農作業をもっとラクに

長岡さんがラジコン草刈機にこだわるポイントは、安全性と作業能力の高さ、そして、万が一の不具合にも対処しやすいシンプルな設計です。海外メーカーの場合、アフターフォローや故障時のサポートに不安を感じがちですが、「大きな不具合はほぼ無く、もし何か発生したとしても農機具整備工場等に持ち込んで直せるレベル。もちろん問い合わせにはすぐに対応します」とのこと。

真夏の炎天下での草刈り、急斜面での人力での草刈りのリスクを危惧して、「テクノロジーの力で農業をもっと楽しく、ラクにシフトしたい」との思いで、日本の農業の課題解決に取り組む長岡功さん。5月には最大積載量52Lの大型農業用ドローン『メガドローンMD-2』の販売を予定しています。

【お問い合わせ】
グリーンラブ テクノロジー
〒939-8045 富山市八尾町舘本郷1324

TEL:090-4323-3024(受付時間9:00-18:00)
FAX:0764-54-2751
MAIL:green009@cty8.com
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