- 愛知の特徴
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1.愛知県ってどんなところ?
西に三重県、北に岐阜県、北東に長野県、東に静岡県があり、南は太平洋に面している愛知県。西部から南部にかけて木曽川・庄内川・矢作川という大きな河川が流れ、濃尾平野や岡崎平野を肥沃(ひよく)な土地にしてきました。北部から北東部には標高1000メートルを超える山々を含む三河山地があり、県東部を流れる豊川の源となっています。南側の海には三重県側に伊勢湾、西の知多半島と東の渥美半島に挟まれて三河湾があります。
愛知県の気候は太平洋側気候の特徴を持ち、北東の山間地域を除き全体的に温暖。雨は夏に多く冬に少ない傾向です。年平均気温は16℃前後、年間降水量は平野部で1600ミリ前後ですが、豊川上流など山間部では3000ミリを超えることもあります。
愛知県基本データ | ||
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総面積 | 5,173.07km2 | 全国27位 |
総人口(※) | 7,558,872人 | 全国4位 |
※ 2021年1月1日時点(住民基本台帳より)
2.愛知県の農業の現状は?
自動車や機械など工業のイメージが強い愛知県ですが、2020年の農業産出額は約2893億円で、全国8位と上位。2013年から7~8位をキープしており、中部地方最大の農業県なのです。農業が盛んである理由としては、気候が温暖であり、豊かな水に恵まれていること、名古屋市を中心とする大消費地があることなどが挙げられます。
さらに愛知県の農業産出額の上位3部門は、野菜が約35%、牛、豚、鶏などの畜産が約29%、花きが約17%となっています。また果実の産出額も200億円近くあり、ミカン、ブドウ、柿などが生産されていますが、なかでもイチジクの産出額は全国トップです。
3.愛知県の代表的な農産物は?
愛知県では野菜や花きの生産がとても盛んで、野菜ではキャベツ、シソ(大葉)、フキの収穫量が全国1位です。そのほかトマトやブロッコリーも全国上位の収穫量となっています。また花きについては、1962年以来日本一の産出額を誇り、東三河地域を中心に県内全域で栽培されています。種類別に見るとキクの出荷量が最も多く、2019年の出荷量は約4億7330万本で全国トップ。またバラの出荷量も全国1位であり、その数は約3890万本です。
そのほか、「みかわ牛」「あいち牛」「みかわポーク」などのブランド肉、「あいちのかおり」などの米もあり、多種多様な農畜産物が生産されているのも愛知県の特徴になります。
4.愛知県の就農状況は?
愛知県の農業就業人口の推移を見てみると、全国同様に高齢化の影響を受けて2016年以降減っており、2019年までの7年間で4割近く減少しました。また2010~2019年の愛知県新規就農者数は、44歳以下で平均約211人、45歳以上64歳以下で平均約27人で、合わせて年平均は238人ほどです。
そこで愛知県は、2021年4月に就農に関する1次相談を受ける「農起業支援ステーション」を愛知県立農業大学校に新設し、2次相談は県内8カ所の「農起業支援センター」で対応を始めました。またJA愛知中央会は「あいち就農ナビ」のWebサイトなどで農業に関するさまざまな情報を提供し、就農までのサポートを行っています。
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