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新規就農はしっかり基礎を学んで安心。「とやま農業未来カレッジ」が通年研修の10期生募集中

新規就農はしっかり基礎を学んで安心。「とやま農業未来カレッジ」が通年研修の10期生募集中

新規就農を検討する際によくある悩みのひとつが、どのように知識・技術を習得するかということ。富山県では県内での就農希望者のための研修機関である「とやま農業未来カレッジ」から新たな担い手を輩出しています。特長は1年で農業の基礎を幅広く学べるカリキュラムと手厚い就農サポート。その中身をさらに充実させて令和6年度の研修生を募集中です。カレッジ担当者と卒業生に実際の研修の様子や雰囲気、どんなことが学べるかを教えてもらいました。

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最短1年で基礎を習得! 就農サポートも手厚く

「とやま農業未来カレッジ」(以下、カレッジ)は、富山県の農業の担い手を育成する研修機関です。2015年に県によって開設されました。新規就農に向けて農業の基礎を1年間で凝縮して学べる「通年研修」では、これまでに111人の卒業生を輩出。就農率は100%の実績を誇ります。

高い就農率の理由は、県内の主要作物を網羅して基礎を学べるカリキュラムにあります。年間の授業時間の3割が座学、残りの7割が作物実習や機械演習など。カレッジ副校長の西村聡さんは、「座学で知識を吸収して、実習で実践する。これを繰り返すことで技術が身に付きます」と話します。

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西村聡さん

授業で取り扱う内容も広範囲。作物の生理生態や栽培技術はもちろん、加工・流通販売、経営管理まで、富山県の実情を踏まえた幅広い知識や技術の基本を学習できます。

研修生はカレッジの本校舎(富山市吉岡)に通い、座学講義を受け、併設の基礎ほ場で園芸作物の栽培実習をします。特徴的な授業は研修生主体の「スクールプロジェクト」で、5人前後の班に分かれて、栽培作物や肥料・資材の比較などの課題設定をはじめ、栽培管理、収穫物の調査、とりまとめ・発表までを行います。

校外での実習も充実しています。県内各地の先進農家や農業法人では、水稲、大根、ねぎ、たまねぎ、里芋などの特産品、県の園芸研究所(砺波市)ではチューリップなどの花き、果樹研究センター(魚津市)では、梨、桃、ぶどう、りんごなどの果樹栽培を学びます。スマート農業普及センター(富山市婦中町)での機械演習では、トラクタや農業用ドローン、スマート農機の操作を学び、必修で農業用大型特殊自動車免許を取得します。

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スマート農機(ドローン)演習の様子

「幅広い作物を学ぶのは、県の実情に合わせて農業を担えるようになってほしいから」と、富山県農業経営課の松崎さん。基礎をしっかり学んだカレッジ卒業生は、農業法人や集落営農からも引く手あまたです。

講師陣の層の厚さもカレッジの強み。県、市、国、先進農家、民間企業など、各専門分野の講師が授業を行います。就農相談では情報提供やマッチングなど、総力を挙げて研修生一人ひとりの就農をバックアップしています。

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先進農家のサトイモほ場での実習。経営者や従業員から直接指導を受けます

実習の現場を訪問! 充実の授業内容とは

夏の盛り、研修生が本校舎を出発して貸切バスで向かったのは、富山県農林水産総合技術センターの果樹研究センター(魚津市)。この日は、研修室で糖度測定などの実習をした後、ほ場に出て春に摘果作業を行った園地で、成熟した梨を収穫します。

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糖度測定の様子

収穫では、幸水の表面が淡黄色になった果実を選んで手で摘み、皮に傷がつきやすいため、軸切りばさみで軸を窪みに沿って短くカット。梨は食べ頃に取って出荷するため、一気に適期を迎えると収穫が追いつきません。品種構成を考えて植える必要があるという講師の説明に、研修生が大きく頷いていました。

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研修生からの質問内容は具体的かつ専門的です。「梨は同品種同士では受粉しても果実をつけないが、隣接する異品種では実がつくのか」という研修生の質問には、「5本のおしべ全てに受粉する必要があり、自然受粉は難しく人工受粉が一般的」との回答が。受粉用花粉の自家採取は手間がかかるため、花粉を買う生産者も多く、国産花粉の充実が課題であることなど、短い時間でたくさんの知識や情報を学び取ることができました。

卒業後のつながりもカレッジの魅力

令和5年3月に通年研修を修了した金川隆宏(かながわ たかひろ)さんは、滑川市の実家に就農。面積24haで水稲を栽培しています。富山市の印刷会社に勤めていましたが、父が認定農業者として専業になり、預かる農地が年々増えていくのを見て就農を考えるように。ある日ふと目にした滑川市農業公社だよりでカレッジを知って背中が押されました。

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金川隆宏さん

「農業は全くわからなかったので、県内に広く農業を学べる学校があるなら勉強して就農したいと思いました」と入学の動機を振り返ります。カレッジでは、「県内の園芸作物や果樹を学べたことが新鮮で、先進農家や大規模法人での実習でも刺激を受け、将来取り入れたいことも見つかりました」と話す金川さん。班活動のスクールプロジェクトでは、ピーマンのマルチによる生育の違いを試験。生産から収穫、調整、販売まで手がけ、JA直売所での売上に一喜一憂したのも良い経験です。

農業には人のつながりも欠かせません。特に同期の存在は大きく、異なる年代が集う研修生活も満喫しました。卒業後も定期的に集まり農業の楽しさや苦労を共有できる関係です。行動を起こすときの行政や先進農家とのパイプもカレッジ卒業生の利点。現在もカレッジの公開講座に参加し、知識や情報をアップデートしています。

進路相談や就農支援も親身で手厚く、「自営か雇用か、どこで何を作るか、地域の実情を踏まえてアドバイスしてもらえます」と金川さん。自身は各種資格の案内を受けて、農業用ドローンやフォークリフトの免許も無事に取得。一人ひとりに伴走したサポートにも大変満足です。

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「父が始めた良食味米を強みにして、野菜にも挑戦したい」と抱負を語る金川さん。幅広く学んだことで園芸作物にも興味を持ち、就農後に自分で土壌改良した6aで里芋の試験栽培を始めました。

「学校に通わずそのまま親元で就農していたら気が付かなかったことをたくさん知り、学べました。富山で就農を目指すならぜひカレッジで学んでほしい」と、カレッジ入学を検討する人へメッセージを送ってくれました。

パワーアップして令和6年度の研修生を募集中

とやま農業未来カレッジでは、令和6年度「通年研修」(4月〜翌年3月)の研修生を募集しています。富山県での雇用就農・自営就農を希望し、1年間の通学が可能で卒業時点で原則50歳未満の方が対象。県外出身者も歓迎です。申し込みは11月2日(木)まで受け付けています。

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年間カリキュラム

農業法人や集落営農、事業承継でも担い手が熱望されるなか、カレッジでは15人(最大20人)だった通年研修の定員数を25人に拡大。令和7年度からは、より実践的な園芸を学べる2年目コースも新設。さらに、本年度から農林水産公社に専任の就農コーディネーターを配置して、地域での農地や住まい探し、就農後のフォローアップまで、ワンストップで相談できる体制も強化。年額11万8,800円(予定)の受講料も魅力です。

「よりスムーズに就農していただける体制を整えています。安心してカレッジに入ってきてください」と松崎さん。「富山県での就農ルートにカレッジがあることを知って、ぜひ活用してほしい」と副校長の西村さん。富山県就農ポータルサイト「とやま就農ナビ」でもカレッジの情報発信をしています。

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松崎明子さん

パワーアップした「とやま農業未来カレッジ」で、富山県での就農を目指しませんか。まずは気軽にお問い合わせを。

取材協力

富山県滑川市 金川隆宏さん

記事に関するお問い合わせ

とやま農業未来カレッジ
〒939-8153 富山県富山市吉岡108番地
TEL:076-461-3180
FAX:076-461-3185
HP
就農ポータルサイト『とやま就農ナビ』

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