1日2万株以上の移植を実現!植物工場の課題を解決する大橋製作所の移植機『OH-Sn』の凄さとは!?

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1日2万株以上の移植を実現!植物工場の課題を解決する大橋製作所の移植機『OH-Sn』の凄さとは!?

1日2万株以上の移植を実現!植物工場の課題を解決する大橋製作所の移植機『OH-Sn』の凄さとは!?
最終更新日:2020年10月09日

農業にまつわるさまざまな課題を解決するため進化を続ける植物工場。大手企業が次々に参画し、全国に着々と増えつつあります。植物工場においては、すべてを全自動化することが理想です。しかし、環境コントロール以外を人手に頼っている部分も多く、特に人的負荷が大きい苗の植え替えで頭を悩ませている生産者が多いのも実情です。機械製作のオートメーション化で実績を持つ、株式会社大橋製作所では、その解決策として移植機を開発し、生産者に提案しています。早速、詳細を聞いてみることにしましょう。

知る人ぞ知るACF実装装置の雄が、農業界の課題解決に挑む!

株式会社大橋製作所は1916年に創業時から、精密板金加工を営み、更に今ではACF圧着による実装設備を展開するメーカーです。東京都大田区に工場を構え、板金加工で業容を拡大させてきました。その後は1984年に熱圧着装置の開発を受託し、新しい分野の開拓に乗り出します。現在では、ACF実装装置を世界20カ国以上、延べ280社以上に導入するなど、ハイテク産業の発展に無くてはならない存在になっています。

 大橋製作所

東京都大田区を拠点に半世紀!この看板が大橋製作所の歴史を物語っています。お客様の要求に応える最適製品を提供しています

ちなみにこのACF実装とは、異方性導電フィルムに熱と圧力を加え、液晶パネルやカメラモジュールなどにフレキシブル基板やICチップなどを接続するもので、普段何気なく使っている液晶ディスプレイやスマートフォンなど、多くのデジタルデバイスに使われています。

信頼と実績からACF実装装置が世界の有名企業に使われている大橋製作所ですが、2014年に策定した『大橋製作所中期5カ年計画』において、衣食住に関わる農林水産業への参画を決めました。
景気に依存する事業のほかに普遍的な業容を展開することで経営リスクを分散させる狙いもありますが、根底にはそれ以上に日本の農業に対して“何か自分たちのできることで農業問題を解決したい”という思いがあります。

代表取締役会長の大橋正義氏は「生産者の高齢化や自然災害の増加によって、日本の農業は厳しい状況に置かれています。その中で、私どもの機械が農業の発展に貢献してくれる未来を描いています」と語ってくれました。

 大橋製作所

代表取締役会長 大橋 正義氏

人に代わって移植作業を行なう『OH-Sn』とは?

今回紹介する省人化移植機『OH-Sn』は、移植を人手に代わって効率よく作業する機械です。苗が育ったウレタンを個片に分離し、穴の開いたパネルに移植する作業を行います。移植能力は4時間で1万3000株、8時間で2万株を超える作業ができます。引き抜き作業のポイントになる「Pinクランプ」は独自に開発したもので(特許出願済)、移植ほぼ100%の精度、スムーズな作業を実現しています。

 大橋製作所

省人化移植機『OH-Sn』。人手不足解消、安定生産、コスト改善の力に。

最近ではレタスを一日に3万株以上生産する植物工場も登場しており、ニーズは高まるばかりです。大きさは2454×2400×1453mm(上記写真はオプションローダ付き)と同様のマシンの中ではコンパクトであり、設置スペースにも悩みません。

このような作業に特化した『OH-Sn』ですが、開発されたきっかけとしては植物工場の関係者の要望をつぶさにくみ取ったのが背景にあります。大手企業が設立した植物工場ではロボットによって全自動化をうたっているところもありますが、導入コストも莫大なものになります。かといって、一定の生産数を達成する必要がある植物工場にとって効率化と計画生産は大きな課題となって立ちはだかります。特に労働コストを必要とする移植はスタッフの人数や力量に依存する部分が大きく、関係者の頭を悩ませてきました。そこで期待に応えるべく登場したのが『OH-Sn』というわけです。

 大橋製作所

植物工場イメージ

栽培の効率化と導入コストを解決!作業効率が2倍の後継機も登場

移植機『OH-Sn』の一番の特徴は、正確で高速な動作による1万3000株(4時間)の移植能力ですが、それ以外にも多くのセールスポイントがあります。動作はソフトウェアで制御されているので、多種多様なウレタンやパネルに対応が可能。生産環境に合わせてフレキシブルに導入できます。

また、ACF実装のオートメーションで培ったノウハウを生かし、作業エラーの監視、オペレーターへの安全配慮、操作のしやすさなどにも優れています。効率化を進める上で、ロボット導入はコストに見合わないと諦めていた生産者にとっては非常に有望な設備となるでしょう。

 大橋製作所

更なる省力化により、安定した価格で消費者の元へ

また、現場の声をもとに移植数を2倍の2万6000株(4時間)に増強した『OH-Sn MKⅡ』もリリース間近となっています。移植機以外にも、含水機、定植機、刈取機などを2020年中に開発予定であり、植物工場における栽培の効率化を次々に提案できるラインナップの拡充に努めるとしています。

 大橋製作所

パートナー企業が製造する水耕栽培用播種機『RSAAT03』も取り扱っています

「農業 WEEK」など各種イベントで実物を展示!気になる方はぜひ!

 代表取締役社長の大橋一道氏は今後について、「植物工場からのご相談は国内だけでなく、海外企業からも声が寄せられています。世界規模で食糧問題が危惧される中、私どもで解決できるソリューションを次々に提案し、誰もが安心して暮らせる環境の実現を目指します」とし、農業の課題解決に向けて国内だけでなく世界規模で積極的に展開していく旨を語ってくれました。

 大橋製作所

代表取締役社長 大橋 一道氏

大橋製作所は、2020年10月14日~16日まで千葉・幕張メッセで開催される日本最大規模の農業・畜産展示会「農業 WEEK」にも出品します。ブースは次世代農業EXPO(第8ホール)の人工光型 植物工場システム/植物工場用 部材・資材ゾーンのNo.1-25になるので、植物工場の設立や改善を考えている方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大橋製作所

【お問い合わせ】
株式会社大橋製作所
東京都大田区大森南3-1-10

★製品に関するお問い合わせ下記よりお願いします。
Mail: agri@ohashi-engineering.co.jp
TEL:03-3744-5351 
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