農福連携の産品がそろうノウフク・マルシェに城島茂さんが参加
人気アイドルグループTOKIOのリーダー、城島茂さんが登場したのは、「ノウフク・マルシェ2020」(主催:一般社団法人日本基金)のオープニングイベント。
ノウフク・マルシェとは、農福連携で生み出された農産物や加工品をPRするイベント。障害者など多様な人々が農業を通じて自信や生きがいを感じ社会参画する「農福連携」の一環として行われています。
城島さんは2019年に首相官邸に設置された「農福連携等推進会議」に有識者として出席。長年テレビ番組等で農業の現場に触れてきた経験から、農福連携の可能性について発言していました。
日本農福連携協会会長理事の皆川芳嗣(みながわ・よしつぐ)さんは、城島さんを「農福連携の応援団長」と紹介。城島さんも今後の農福連携のPRに協力していきたいとして、「関わっている人の思いが詰まっているノウフク商品を手にとって、まずは農福連携に関心を持っていただきたい」と語りました。
城島さんは出店しているブースをすべて回り、生産者と交流。長年みずから農業に取り組んできた経験も話しながら栽培方法などについて質問し、一つ一つの農産物の背景に関心を寄せていました。
テレビ番組でも農福連携を紹介する城島茂さん
現在、城島さんは農福連携を紹介するテレビ番組「とれたて笑顔!」(TBS)に出演。実際に現場を訪れ、農福連携の取り組む障害者の方々と一緒に農作業をし、その仕事ぶりを伝えています。
番組収録の際の経験から、「彼らの存在は本当にありがたいですよね」と障害者が農業分野で活躍しその力を発揮していることをアピール。また、収録を通じて農福連携の産品に触れている城島さんは「実際にいただいたんですけど、本当においしいんですよ。仕事も丁寧で正確」とその品質も評価し、「皆さん、本当に熱心で、事業所が一体となって頑張っているんですよね」と携わる人々の努力についても触れました。
城島さんは日本の食料自給率の低さや高齢化などの課題にも言及し、「そこを解決するのが農福連携ではないか」と農福連携の重要性を強調。今後も農福連携の推進に協力していきたいと意気込みを見せました。