就農希望者をしっかりサポート! 和歌山県の【技術修得研修】に注目

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就農希望者をしっかりサポート! 和歌山県の【技術修得研修】に注目

就農希望者をしっかりサポート! 和歌山県の【技術修得研修】に注目
最終更新日:2020年11月10日

「和歌山で農業」と聞いて思い浮かぶのは「ミカン」や「ウメ」でしょうか?東西南北ともに広大で、海も山もある起伏に富んだ地形が特徴の和歌山県。その温暖な気候のもと、果樹はもちろん数多くの品目が栽培されています。つまり…農業をするには最適の場所なのです。県では『就農支援センター』というワンストップの窓口を設け、和歌山で農業を始めたいという方に幅広い角度からサポートしています。今回の取材では、和歌山県の技術修得研修に参加し、夢に向かって力強く歩む先輩経営者にお話を伺いました。

12/13(日)UIターン就農相談フェアを開催

日時 2020年12月13日(日)10:00~15:00
会場 和歌山県JAビル 2階 和ホールABC(和歌山市美園町5-1-1)
内容 就農相談・農林大学校進学相談・移住相談・林業就業相談・資金に関する相談
 
詳細はフェアチラシをご覧ください

※新型コロナウイルス感染症対策で事前予約制となっています※

初心者が農業の基本の「き」を一通り学べる和歌山県の【技術修得研修】

和歌山県農林大学校の『就農支援センター(以下、センター)』では、就農希望者を対象とする、さまざまな研修をラインナップしています。

その一つが年2回開催する技術修得研修。農業未経験者が基本の「き」から農業の基礎を広く浅く学べる25日間(約5ヶ月間)の研修です。2019年に和歌山県で新規就農した方は133名で、その中にはこの技術修得研修を受けられた方もいます。

和歌山県農林水産部

◆技術修得研修~研修内容(午前は講義、午後は実習)
◎果樹・野菜・花きの栽培、管理
◎播種、育苗、定植
◎農産物の出荷と販売方法
◎トラクターなど農機具の取り扱い
◎収穫、出荷作業
◎農業経営 など

就農8年目の濵野さん~会社員を辞めて農家に。生まれ育った地で農業を

農業を始めるまでは、出身地の白浜町にある仕出し弁当の会社に勤務していた濵野孝人(45歳)さん。30代後半で会社を辞めてレタスとトウモロコシ栽培で就農。そんな濵野さんも、センターの技術修得研修を受講した一人です。

和歌山県農林水産部

――農業を仕事にしようと考えたきっかけは何ですか?

【濵野さん】
弁当でいろいろな食材を使っている関係で、農作物に目が向き始めました。そのうち「弁当よりも、農業にこそ未来がありそうだ」という思いが湧き、飛び込んでみることにしたんです。

――知識や経験もなく、農地も農機具もない状態で不安はありませんでしたか?

【濵野さん】
不安はなかったですね。高齢化で生産者が減っているということは、競争相手がいないということでしょ…その半面、市場はさほど縮小していません。むしろ、「農地は空いてるし、規模拡大ができるぞ!」とワクワクしました(笑)。根拠は全くなかったのですが、「5年で法人化し、売上2000万円を目指す」と壮大な目標を家族に発表し、覚悟を決めました。

和歌山県農林水産部

――最初に相談したのが県のセンターだったのですね

【濵野さん】
はい。そこで技術修得研修のことを知りました。短期間ですが、農業の大変さは分かったし、参加して良かったですね。

国の農業次世代人材投資資金(経営開始型:年間最大150万円を助成)や、強い農業・担い手づくり総合支援交付金(農機具や施設の整備費を最大3割まで助成)も、県の技術修得研修を受けている方がスムーズに申請できますから、和歌山県で就農するなら絶対におススメです。

――レタスとトウモロコシを選ばれたのはなぜですか?

【濵野さん】
この地域(白浜町・上富田町近辺)は、古くからレタスとトウモロコシの産地なんです。レタスの生産量が日本一の時代もあったと聞いています。今はそれほどではありませんが、盛んに栽培されている品目なら、農地の確保もしやすいし、ノウハウの蓄積もあるんです。近隣のベテラン農家など、教えてくれる先生がたくさんいるのは心強く、販路も確立されているので、ある程度の収入が見込めるところが魅力でした。

就農3年目の遠藤さん~イルカの調教師から転身。販路を拡大中

レタスは、JAに出荷している濵野さん。トウモロコシは、地元にあるJAの直売所のほか、個人や飲食店向けに販売。飲食店からの発注が増えています。

お客様からの「今年もおいしかったよ」という声が何よりの喜びという濵野さん。就農8年目で農業法人の株式会社四つ葉農園を設立しました。野菜に適した砂地の畑を探したり、台風で被害を受けたりと「苦労ばっかり!」と苦笑しますが、着実に規模を拡大し、売上は右肩上がり。従業員も2人雇用して、現在3haを切り盛りしています。

和歌山県農林水産部

そんな濵野さんの所で1年間の修業を終え、2年目で独立を果たしたのが遠藤賢嗣(34歳)さん。

――レジャー施設でイルカの調教師をされていたそうですね。なぜ農家に転身を?

【遠藤さん】
動物や自然が大好きで、8年ほどイルカの調教師をしていました。仕事としての苦労はもちろんありましたが、イルカとの生活は素敵で充実していました。しかし、自然豊かな白浜町に住み続けるうちに、「もっと自然と向き合う仕事がしたい」という気持ちが強くなり、農業に興味を持つようになりました。農業は正に自然と向き合う仕事ですから。

和歌山県農林水産部

――ご出身は京都。和歌山で就農を決めた理由は?

【遠藤さん】
長く白浜で暮らし、この町が気に入っていました。人も温かくて環境も良い。だから農業をするならここだと思ったし、「農業を通じて白浜全体を盛り上げていけたら」と考えたんです。

知人の紹介で濵野さんと出会い、センターの技術修得研修に通いながら働くことに。日替わりで花きなど、ほかの先輩農家の所にも行かせてもらいました。作りたいものが決まっていなかったので、さまざまな農作物の栽培を体験できたのが良かったですね。

和歌山県農林水産部

――初期費用はどのように賄われたのですか?

【遠藤さん】
トラクターはローンで購入。生活費は農業次世代人材投資資金や認定新規就農者が無利子で借りられる日本政策金融公庫の青年等就農資金を活用しました。濵野さんの所でお給料ももらえていたので収入面での不安はなかったです。

和歌山県農林水産部

――2年目で独立され、自営就農を果たしていかがですか?

【遠藤さん】
新規就農者が1人で作業する場合、20a程度の農地が一般的かと思いますが、私はご縁があって80aの農地を借りることができたため、作業量が多く、忙しいですね。でも、手をかけた分、結果が出てくれると嬉しいもんです。トウモロコシは、個人や飲食店に販売するほか、美容院にも置いていただいています。今後は人手を増やし、販路をさらに拡大したいと思っています。

メッセージ~厳しいけれど、結果は後からついてくる。だから農業はおもしろい!

――農業に関心を寄せる方にメッセージをお願いします

【濵野さん】
あえて厳しいことを言います。「これで生計を立てるんや」という覚悟が必要です。とっかかりは「農業が好き」でも構いませんが、それだけでは続けられません。自然が相手なので、思い通りにはなかなか行きません。その時に「何かのせい」や「誰かのせい」にせず、「仕方がないな」と切り替えていく姿勢が大切です。

でも、愛情をかけて一生懸命育てれば、必ず返ってくるのも農業です。やりがいはあるし、和歌山県には農地が多く、高齢で借り手を探している方もたくさんおられます。「ここで何十億というお金を生み出せるのに、もったいない!農業って儲かるのに、なんでみんなやらないの?」というのが私の正直な感想です。ぜひ、挑戦してほしいですね。

【遠藤さん】
農業は1人でできるものではありません。人とのつながりが一番大切で、それがあれば農地や栽培ノウハウなど、いろんな情報が入ってきます。付き合いが苦手な方でも大丈夫。黙っていても向こうからどんどん話しかけてきてくれますから(笑)。今は本当に人手不足なので、農業をやりたい方が来てくれたらみんな大喜びだと思いますよ。深く考える前に、現地で農業体験に参加してみませんか?

和歌山県農林水産部

和歌山県の『就農支援センター』では、技術修得研修以外にも農業体験など、さまざまな取り組みを実施しています。いずれも無料ですが、事前申し込みが必要です。

【農業体験研修】
毎月1回、1日コースのみ

【ウイークエンド農業塾】
5~7月、8~10月の週末に各10日間開催(令和2年度は8~10月のみ)

【社会人課程】
「離転職者等職業訓練(農業科)」
5月~12月の9ヶ月間、毎週月曜~金曜、9時~16時(令和2年度は6月~実施)

「自然豊かな土地で暮らしたい」、「農業をしたい」、「野菜、花き、果物を作りたい」、「農業法人で働きたい」…どんなきっかけであれ、そこが出発点!

和歌山県内の方はもちろん、UターンでもIターンでも、興味を持たれた方は、一度、相談をしてみてはいかがでしょうか?
 

お問い合わせ

和歌山県・新規就農ワンストップ窓口
和歌山県農林大学校就農支援センター

〒644-0024 和歌山県御坊市塩屋町南塩屋724
TEL:0738-23-3488
E-mail:e0716011@pref.wakayama.lg.jp
ホームページはこちら

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