安定が難しい時代。知らない人に伝えたい…農業者の将来を支える年金とは?

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安定が難しい時代。知らない人に伝えたい…農業者の将来を支える年金とは?

安定が難しい時代。知らない人に伝えたい…農業者の将来を支える年金とは?
最終更新日:2021年02月15日

農業者に関わらず将来は誰でも不安なもの。農業者でありJA全青協の会長も務める田中圭介(たなか けいすけ)さんが、いま後輩たちに伝えたいことは、”きちんと人生設計をすること”だと言います。そんな田中さんが自身の将来を考え加入したのが農業者年金でした。どういったところに魅力を感じ、加入まで至ったのでしょうか。ご自身の経験を踏まえながら語っていただきました。

家族のこと、将来のことを考えて加入した農業者年金

耳納連山と筑後川の間に位置し、巨峰をはじめとしたフルーツや植木・苗木の生産地として、全国的にも知られる久留米市東部の田主丸町。農業がさかんなこの町で生まれ育ち、家業である農業に携わっている田中圭介さんが、農業者年金に加入したのは2013年、31歳の時でした。

「結婚をして長男が生まれた年に、タイミング良く近所の推進員さんと話す機会があり、そこで興味を持ったことがきっかけでした。掛け金を自分で決めることができ、所得控除の対象にもなるから節税もできる。そして、終身年金であるというところが、家族のことを考えると何よりも魅力的に感じた」と当時のことを話します。

今回、お話を伺った田中さん。3人のお子さんを育てる大黒柱です

加入の際には奥様だけではなく、農業の先輩でもある父親にも相談したそうで、「お金があると、自然と飲み代や遊び代に使ってしまうんだよ。入っておいたほうがいいぞ!」と。息子の性格を誰よりも知り、その将来を案じてくれている人だからこそのありがたい言葉もあり、加入することを決意したそうです。

コロナ禍で感じた、安定を維持する難しさ

現在、田中さんは家族と一緒にリーフレタスなどの野菜類を中心に、米や玉ねぎ苗なども生産しています。「私の農業者としての理念は安定供給を維持すること。信頼を得るためには何よりも大切だと思っています」と話します。

田中さんの圃場。1面65aで約3万個のリーフレタスが収穫できます

以前はもっと多かったという品目を減らし、リーフレタスを中心にしたのは、サラダや揚げ物の付け合わせなど、外食産業からの需要が安定的にあるからだそう。また、玉ねぎや稲の苗づくりに取り組んでいるのも、露地栽培の野菜とは異なり、価格変動が少ないという理由です。こうした堅実且つ計画的な姿勢が、安定した農場経営につながっているのでしょう。

ところが、コロナ禍の影響もあって、外食産業そのものが落ち込んだり、供給過多によって値崩れが起きました。こういった不測の事態に備えるためにも、将来のことを考えて行動することが、本当に大切だと痛感したそうです。

「農業は世間の動きや天候に左右され、いつ何が起こるか分かりません。また、体力を使う仕事なので、いつまで体が持つかも分かりません。農業者年金に加入したことで、すぐに変化や実感はありませんでしたが、お守り代わりとなっているので加入してよかったとつくづく思っています」と田中さん話します。

農家ではない友人に話すと、「農家専用の年金があることを知らなかった!」「自分は農家じゃないから入れないのか!」と驚かれたり羨ましがられることが多いそうです。
「これだけ将来に不安を感じている人が多い時代に、農家ならではの特権を享受できるというのは、幸せなことかもしれません」

若手農業者に”将来を考えることの大切さ”を伝えたい

JA全青協の会長も務める田中さんは、「作付計画をつくるように、ライフプランもしっかりと考えたほうが良い」と、若手農業者たちに日々伝えていると言います。それは、田中さん自身も結婚するまでは将来のことをあまり考えておらず、今となっては”もっと早くから始めておけば良かった”という後悔があるからです。

若いうちは、誰だって老後のことはイメージしづらいものです。だからこそ、制度や年金などの必要性を分かりやすく伝えることが、先輩としての役割だと田中さんは考えています。
「私はこの農業者年金を独身の若手農家にこそ薦めたいんですよ。婚活イベントの運営にも携わっているのですが、やはり人生設計をきちんと立てていると言えば、それだけで相手の方が抱く印象は断然違います」と最後に笑顔で話してくれました。

農業者年金に加入するメリットは?

田中さんが話すように、将来のことを考える中で農業者年金の加入は選択肢の一つなのかもしれません。農業者年金は田中さんが決め手とした保険料を自由に決められることや、終身受給することができる、税制面で優遇されるなどの他にも、さまざまなメリットがあります。

メリット

  • 農業者であれば幅広く加入できる
    年間60日以上農業に従事する60歳未満の方で、国民年金第1号被保険者の方であれば、誰でも加入することができます。
  • 積立方式・確定拠出型の年金
    みずから積み立てた保険料と、その運用益によって将来受け取る年金額が決まる積立方式・確定拠出型なので、少子高齢時代でも安心です。
  • 保険料の国庫補助がある
    2万円の保険料の支払いが難しい場合には、保険料の国庫補助の仕組みがあります。※認定農業者で青色申告者など一定の要件が必要

専業農家ではなくても加入できるなど、非常に間口が広い制度なので、「国民年金だけでは将来が不安…」という方であれば、ひとまず検討してみる価値は充分にあるのではないでしょうか。ぜひ、この機会にあなたのライフプランについて考えてみませんか?

【お問い合わせ】
独立行政法人 農業者年金基金
〒105-8010
東京都港区西新橋1-6-21 NBF虎ノ門ビル5階
TEL:03-3502-3942(企画調整室)

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