エンジンのかかりの悪さ、タイムロスを解消!

ハスクバーナの『バッテリーチェンソー540iXP』
果樹農家にとって、道具選びは剪定作業の効率を左右する大事な決断です。近年、販売され始めているバッテリーチェンソーは使いやすく経済的ですが、エンジン式と比べてパワーが出ないため導入をためらう生産者は多いのではないでしょうか。
従来のバッテリーチェンソーのイメージを覆すパワフルな高性能モデルが、ついに登場しました。ハスクバーナの『バッテリーチェンソー540iXP』です。プロ仕様として設計された同モデルは、36Vバッテリー1つで40ccエンジンと同等の24m/sの高速回転を実現。ガソリン式を使用しているという千葉県柏市の梨農家に『540iXP』を試しに使ってもらいました。
ピュアファーム明星の村越幹夫さんは、梨栽培歴10年。元々は市役所の農政課に勤めていましたが、耕作放棄地と化した梨園を再生したいという思いで定年退職後に圃場を引き継ぎ、栽培面積4反5畝(4500㎡)で幸水と豊水あわせて約100本を栽培しています。

村越幹夫さん。バッテリーチェンソーを使うのは初めてです
村越さんが公務員時代から梨づくりを教わっている師匠、石井昌美さんはこの道40年ベテラン農家。栽培面積1.5町(15000㎡)で幸水、豊水を中心に多品種を約180本栽培しています。
梨の木はすべての葉が落ちて休眠期に入った11月から2月の間に剪定をします。村越さんは1日3本ずつ1本あたり3~4時間かけて、次シーズンに使う枝を残してすべて伐採。ハサミとノコギリでは切れない太枝や主枝にチェンソーの出番です。
村越さんも石井さんも、これまでエンジン式のチェンソーを使ってきました。
「エンジンがかかりにくいんですよ。特に冬場の2月はエンジンが冷えて、スタート紐を何回も引っ張ってもかからなくて。これじゃ作業ができないですよ」と石井さん。
「大汗をかいてやっとエンジンがかかったかと思えば、ガソリンの混合の調整が悪いのか作業の途中で止まってしまったり」と村越さんも石井さんの話に同意します。始動時のタイムロスが多くストレスを感じていました。

師匠の石井昌美さん(写真左)。村越さんに先駆け、『540iXP』を導入しています
バッテリー式に変えたいと考えながらも、エンジン式よりもパワーが劣るというイメージがあってなかなか踏み切れないそうです。それならば、ハスクバーナの『バッテリーチェンソー540iXP』を試しに使ってもらいましょう。
静音、クリーン、気持ちいいほどよく切れる!
早速、村越さんに『バッテリーチェンソー540iXP』で古い株を切ってもらいました。
スイッチボタンを押すだけで一発始動するので、すぐに作業に取りかかることができます。木の幹にチェンソーの刃を当てると、マシンが勝手に切ってくれるような感覚で直径30cmの幹を5秒程度でカット。断面は磨いたように滑らかです。
「これは気持ちいい!」と村越さんの第一声。「一気に切れました。正直なところバッテリー式にこれほどのパワーがあるとは思っていなかったので驚きです」と言葉を続けます。
「これなら、エンジンがからない不安はないね。手に豆ができるほどスタート紐を引っ張ってもかからないこともあったからね」と石井さんの一番の悩みもこれで解消です。

途中の反発もなく、スムーズに切り落とすことができました
「エンジン式は1㎞先まで音が聞こえるけど、バッテリー式は音も静か。住宅街の梨園が増えているから、このチェンソーを教えてあげたい」と村越さん。
ほかにも、「軽量で使い勝手がよい」「排気がないから臭いがなく、汚れにくい」「燃油を使わないのでランニングコストも抑えられる」など、初めて『バッテリーチェンソー540iXP』を手にした印象を語ってくれました。
パワフルなだけじゃない、プロ向けならではの高性能
販売元のハスクバーナ・ゼノア株式会社の国内営業本部の黒澤宜史(くろさわ・まさふみ)さんに同社のバッテリーチェンソーの特長を聞いてみました。
「バッテリー式は、静か、低振動、サスティナブルであることは間違いありません。今までバッテリーチェンソーの選択肢は少なかったけれど、このくらい力の強いものがあれば選ぶことができるのではないでしょうか」(黒澤さん)

ハスクバーナ・ゼノア株式会社の国内営業本部の黒澤宜史さん
ハスクバーナ『バッテリーチェンソー540iXP』は、チェンソーメーカーがプロ向けに設計した最新モデルです。バッテリー自体もこの製品のためにつくられています。ガイドバーの長さ最長40cmや刃のピッチ0.325”/幅(ゲージ)1.1㎜は、作業の効率や快適性を考えた独自の設計です。
軽量化するために、エンジン式で多く使われている金属部品をほとんど使わず、マグネシウム合金を主材料に構成部品数も少なくシンプルな構造。ボディ全体のバランスがよいため、実際よりも重さを感じないかもしれません。

疲れがこないからか、取材中切り株や梨の不要な枝を立て続けに切っていく村越さん
さらに、エンジン式は常に出力全開であるのに対して、バッテリー式は中速に切り替えできることも特長です。
「樹棚付近の枝を切る際、エンジン式だと勢い余って刃に線(針金)を巻き込まないように手前で刃を止める技がいるけど、中速ならコントロールしやすいから安心だね」と、ベテランの石井さんもその操作性を高く評価していました。
果樹栽培の楽しさも道具で変わる
ハスクバーナ『バッテリーチェンソー540iXP』のバッテリーは、実作業で40~50分使うことができます。1日の剪定作業のうちチェンソーを使うのは延べ30分程度。充電しておけばその日の作業には十分です。エンジン式のように使用後のガソリン廃棄やキャブレターの燃料抜きなどのメンテナンスもいりません。資源のムダなくスマートに使えます。

バッテリーは30分ほどで約80%まで充電される ※専用充電器QC330使用時
「軽くて作業性もよく使いやすいので、果樹農家のみなさんにぜひ使ってほしいです」と話すのは、ハスクバーナ販売代理店の有限会社江口機械の社長、江口正洋さんです。
「同じパワーなら絶対にバッテリー式ですね。すぐに実作業に取りかかることができて、最低限のメンテナンスで済むので時間を有効に使えます」と村越さん。
「ハスクバーナの本社があるスウェーデンは、ライフワークバランスを推進する国です。プロダクトもまた、作業効率はもちろん、仕事そのものを楽しく快適にすることを考えてデザインされています」と黒澤さん。同社ではメンテナンス用の治具(ジグ)までオリジナル製品で作業を簡単に時短できる工夫が凝らされています。

メンテナンス用の治具(ジグ)。チェンソーは日頃のこまめな刃の手入れが欠かせません
村越さんと石井さんの農業仲間も梨畑に集まり、『540iXP』の性能とメーカーのコンセプトに共感した様子でした。
耕作放棄地の再生はたいへんな作業でしたが、やり始めると楽しくなったという村越さん。現在は、プルーン、ブドウ、試験的にキウイなど果樹系で経営を拡大しています。農政課時代は新規就農者の受入れ窓口を担当。果樹の新規就農は少なく、梨農家は辞めていくほうが多いのが現状です。「梨の後継者づくりをしていきたいですね」と村越さんは今後の抱負を語ってくれました。
道具を選ぶことで、果樹栽培は効率的にもっと楽しく快適になるかもしれません。新しいチェンソーの導入を考えているなら、ぜひ近くのハスクバーナの販売代理店に相談してみてください。
【お問い合わせ】
ハスクバーナ・ゼノア株式会社
〒350-1165 埼玉県川越市南台1-9
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