収穫を諦めることも…。イボクサ対策に頭を悩ませる日々
青森県の中西部に広がるつがる市は、リンゴ、メロンなどと並んで稲作が盛んな地域です。盛政太さんは農家の6代目としてここで生まれ、大学を卒業すると同時に就農。現在は約23haの田んぼで「つがるロマン」「まっしぐら」など青森県の代表的な米を生産する傍ら、6haほどの畑で大豆の栽培も行っています。
収穫した米の一部は地元で直接販売していますが、大部分は飲食店や弁当店などに向けた業務用として出荷。品質だけでなく収穫量を上げることで安定した農業経営を目指しています。
そこで課題となるのが、イボクサ、オモダカ、ミズアオイなどの雑草対策です。特にイボクサは稲に絡みつくように生えるため、繁茂した場所には収穫時にコンバインが入れなくなり収穫作業に大きな影響を与えてしまいます。就農から20年余り。「大きな苦労はしたことがない」と語る盛さんですが、イボクサに対してはかなり頭を悩ませていたようです。
「数ある雑草の中でイボクサだけ枯らすことができず、その区画の刈り入れを諦めたこともありました。一発剤を散布するだけでは効かないため、効果が長く持続する除草剤を早めに散布したり後期剤の散布と組み合わせて数回に分けて防除したりと、いろいろと試しましたが効果はありませんでした」
これまでのイボクサに使える除草剤では稲まで枯らしてしまうものや、効き目がないものが大半だったという盛さん。「大繁殖するとその翌年にも影響が出てしまうので、稲を諦めてもいいから、とにかくイボクサをなんとかしたい…。そんな気持ちになっていました」と振り返ります。
1回でイボクサが枯れた! 期待をはるかに超える効果に感動
そんな盛さんが出会ったのが、中後期に使用する新しい水稲用除草剤『ロイヤント™乳剤』です。『ロイヤント™乳剤』は、水稲の中後期雑草防除に役に立つ茎葉処理タイプの新規除草剤です。インターネット上で試験協力農家の募集が行われているのを目にした盛さんは、迷わずモニターに応募しました。
「7月初旬に散布しました。散布した10時間後くらいに大雨が降って心配しましたが、2〜3日後に増水が引いた後で確認してみると、田んぼからイボクサが消えていたのです。イボクサだけでなく、コナギが潰れ、ミズアオイ、オモダカ、セリもちゃんと枯れてきました。これまでのものとは効き目が全く違うのでびっくり。まさに“どえらい効き目”だと感動しました」
散布後に雨が降っても効果を発揮するのは、『ロイヤント™乳剤』の特長の一つ。中干しのタイミングで散布し、3日以内に入水することが推奨されているので、雨が降ったことは盛さんにとって“ラッキー”なことでした。
「正直、そこまで効果が出るとは思いませんでした。それまで何をやっても無駄だったわけですから。でも、1回使ってみたら大当たり!その後もイボクサが生えることはなく、無事に収穫期を迎えることができました」
水稲全体の省力化に除草の効率化は欠かせない
盛さんの倉庫には最新鋭の大型機械がずらりと並んでいます。これを“オーバースペック”と捉える人もいるかもしれませんが「必要な投資」だと、盛さんは断言します。
「これからの農業の課題は、いかにして省力化を進めるかだと思っています。人手不足になることは目に見えているので、10人でやってきた作業を4~5人で回すことが必要になります。機械への投資を減った人手の人件費と考えれば、決して無謀な投資ではありません。どんな時代が来ようと、おいしいお米は必要とされるはずです。新しい技術を取り入れながら、時代に合った農業を続けていきたいと思っています」
アグレッシブに新しい時代の農業を目指す盛さんにとって、『ロイヤント™乳剤』による除草の効率化は品質と収穫量を向上させる重要なファクターとなっています。
【取材協力】
青森県つがる市
盛 政太さん
【お問い合わせ】
コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社
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