散布後2時間で効きを確信。魚沼米農家が採用するクサネム防除の切り札

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散布後2時間で効きを確信。魚沼米農家が採用するクサネム防除の切り札

散布後2時間で効きを確信。魚沼米農家が採用するクサネム防除の切り札
最終更新日:2021年06月04日

新潟県のほぼ中央に位置する小千谷市は、「魚沼産コシヒカリ」の産地として全国にその名を轟かせています。高品質でおいしいお米を栽培する上で厄介なのが、水稲雑草の「クサネム」です。等級を下げる要因にもなるクサネムは、ブランド米を栽培する農家にとってまさに宿敵。この戦いに終止符を打った2組の水稲農家はいかにして防除に成功したのか、その軌跡をたどりました。

ブランド米の生産を引き継ぐ若い世代

和田重輝さん(左)谷風正樹さん(右)

新潟県小千谷市で約20haの田んぼを管理する谷風政春(たにかぜまさはる)さん。専業農家に生まれながらも自身はJA職員としてキャリアを重ね、就農したのは50歳を過ぎてからのことでした。当時高校2年生だった息子の正樹(まさき)さんに「農大に進学して、将来は農業をやりたい」と言われたことがきっかけでした。

「幼い頃から機械が好きで、祖父が運転するトラクターに乗せてもらっていました。農業を継ぎたいと思ったのは自然な流れでしたね」と、正樹さんは話します。

父である谷風政春さん(写真左)と二人三脚で農業に取り組んでいます

同じく市内で水稲栽培を営む和田重信(わだしげのぶ)・重輝(しげき)さん親子。周囲の農家からの委託分を含め約30haの田んぼを管理しています。息子の重輝さんは、東京の大学でスポーツ科学を学んだ後に帰郷し、農業を継ぐことを決意しました。

「農業は子供の頃から手伝わされてきたので親しみがありました。いつかは継ぐつもりでしたが、後継者が不足する中、『自分が必要とされている』と強く感じたことが大きかったですね」(重輝さん)

就農して2年目である和田重輝さんは農業の基礎を勉強中。写真右が父の重信さん

豪雪地帯の小千谷市で育つ魚沼産コシヒカリは、ミネラルを豊富に含む雪解け水と、稲の育成過剰を程よく抑制してくれる土壌によって育まれています。「稲は生き物です。刈り取りの瞬間までしっかり生きていける地力をつけることが、魚沼産コシヒカリのブランド力を維持・向上していくために何よりも必要になります」と、谷風政春さんは力を籠めます。

一等米を脅かすクサネムとの戦いにお手上げ状態

谷風さん達が高品質な魚沼産コシヒカリを栽培するために乗り越えなければならない問題、それは雑草との戦いです。ノビエ、オモダカなど様々な雑草がある中で、最も頭を悩ませていたのが黒い種子を落とすクサネム。これまでも色々な除草剤を試してみたものの、クサネムだけは防除することができず、大きなストレスとなっていました。

「収穫した米に混入すると米の等級が下がってしまうのですが、クサネムの種子は米と同じくらいの大きさなので、選別しにくいのが大問題。一等米を出荷することが水稲農家のプライドなので、みんなピリピリしていますよ」(和田重信さん)

米に混入したクサネムの種

防除しきれなかったクサネムは、収穫前に手作業で取り除くしかありません。大変な作業であることはもちろんですが、種子が田んぼに残ってしまうと翌年以降も発生するため、同じ作業の繰り返しになります。早い時期に確実に防除できる薬剤は喉から手が出るほど欲しい存在でした。

1回の散布で効果を確信した『ロイヤント™乳剤』

試行錯誤を続けていた谷風さん達がついに出会ったのが、コルテバ・アグリサイエンスの『ロイヤント™乳剤』でした。中後期水稲除草剤として、クサネムやノビエなどの雑草に優れた効果を発揮する新剤です。ネットで見かけたモニター応募が、使用のきっかけとなりました。

『ロイヤント™乳剤』の適用表

最初に試してみたのは谷風さん親子。中干し後の7月中旬、クサネムがたくさん生え出した区画に背負い動噴で散布しました。「本当に効くのかは半信半疑でしたが、数時間後にはクサネムの葉先がヘナッとしてきて、夕方には枯れ始めるじゃないですか。これは効く!と確信しました」と、谷風政春さんは当時を振り返ります。

「クサネムは見違えるように色が変わって、しかも弱ってきました。ほかの剤とは異なり、目に見える効果があるのが嬉しかったですね」と、正樹さんも続けます。

散布後、捻じ曲がるように萎れているのが分かります

その後同じく『ロイヤント™乳剤』を使ってみた和田重信さん。
「最初、効くかどうか半信半疑で散布しました。でも当日の夕方には効いてきたので驚きました。これからはクサネムを手で取り去っていくという作業から解放されると思えば、本当に精神的に楽です」

伝統を守りながら、楽しく取り組める農業を目指す

一度は東京に出たものの、米作りを志し、帰郷した正樹さんと重輝さん。東京で生活し、さまざまな産地のお米を食べる中で「魚沼産コシヒカリ」のおいしさを改めて実感したそうです。そんな二人の今後の目標は、父親世代からの教えを大事にしながら、若者目線で農業をアップデートしていくことです。

「先輩方からアドバイスをもらいつつ、ネットを活用しながら新しい方法にも積極的に取り組み、みんなで楽しく作業しながら良いお米を作っていきたいと思います」と正樹さん。

「日本の一次産業を守るためにも、SNSなどを活用しながら新潟や魚沼のお米を発信し、より多くの人に食べてもらえるようにしていきたいです」と重輝さん。

5月下旬に再度訪問。田植シーズンも終盤に差し掛かり、いよいよ雑草との戦いが始まります

農業に取り組む若い世代を増やすには、作業の効率化を進めることが欠かせません。その点『ロイヤント™乳剤』は、魚沼産コシヒカリの生産を続けていく次世代の若者達にとって、強い味方となることでしょう。

【取材協力】
新潟県小千谷市
谷風 政春さん、正樹さん
和田 重信さん、重輝さん

【お問い合わせ】
コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社
〒100-6110 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー
『ロイヤント™乳剤』の商品詳細はこちら

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