環境保全にも貢献する森の仕事。歴史ある「京都の林業」で活躍しませんか?【京都府立林業大学校】|マイナビ農業

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環境保全にも貢献する森の仕事。歴史ある「京都の林業」で活躍しませんか?【京都府立林業大学校】

環境保全にも貢献する森の仕事。歴史ある「京都の林業」で活躍しませんか?【京都府立林業大学校】

森林をベースにした循環型社会の実現に寄与する人材の育成を目指し、林業専門の大学校として、2012年に西日本で初めて開設された京都府立林業大学校。歴史ある「京都の林業」を支える人材育成の現場を取材しました。

歴史ある「京都の林業」を支える人材を育成

京都の林業の歴史は、平安京の造営とともに始まり、中でも杣(そま)を起源とする「山国林業」や、茶の湯文化の発展とともに始まったとされ、数寄屋建築にも用いられる「磨丸太(みがきまるた)」などの銘木生産林業は「北山林業」として全国にその名を知られています。

※杣=朝廷や寺院の所領で、都や寺社などの造営・修理に使用する木材を切り出す山林

京都府立林業大学校

この歴史ある林業地帯の更なる振興を目指し、今から10年前の2012年4月に開校したのが、京都府立林業大学校です。

「自然を尊敬できる人を育てたい」という教育理念のもと、実践的な技術や知識を身に着けて、林業の第一線で活躍できる人材や、森林保全から鳥獣害対策までの幅広い地域活動を支援する公共人材、更には森林組合や林業事業体の経営を支える人材などの育成を目的とした「林業者研修教育施設」として開校。

京都府立林業大学校

この京都府立林業大学校には、森林林業科(2年制)と短期プログラムである研修科(林業トレーニングコース、経営高度化コース、森林保全・野生鳥獣害対策コース、森と木の文化コース)が設置されています。

森林林業科では、森林や林業に関する基礎から経営管理、実践的な技術や知識まで、現場で即戦力として活躍するために必要な力を2年間で培い、さまざまな資格を取得して森林組合や林業事業体などへの就業につなげます。

京都府立林業大学校

指導に当たるのは、森づくりから木造建築や庭園文化まで、企業や大学の第一線で活躍する特別教授や客員教授の面々です。専門家による講義や実習の他、2年次には林業先進国のドイツで海外研修も実施しています。

また、2年次からは高性能林業機械の操作といった林業の実務に欠かせない高度な技術を実践的に学ぶ「林業専攻」と、森林にまつわる地域の課題解決に取り組む人材を育成する「森林公共人材専攻」に分かれ、専門性を深めます。

2年次の後期にはキャップストーン研修(約2カ月の実学実習)を行い、「林業専攻」は森林・林業の現場で、「森林公共人材専攻」は森林組合やNPO法人などで、これまで学んできた専門知識や技術を実践し、実証するカリキュラムが組まれています。

京都府立林業大学校

ゼミ形式で行われる森林公共人材専攻の授業

「2年間の修学期間を通じ、現場作業で欠かせない林業機械の操作技術を身に着けるだけでなく、森林科学や育林技術など、森林・林業経営から里山の保全・活用まで、林業を取り巻く環境を幅広く理解できるのが本校で学ぶメリットです。卒業後、森林や林業に関わるどんな仕事に就いたとしても、自身が担う役割や意義を理解しているので、モチベーションが高く、また確かなやりがいをもって仕事に取り組めると思います。また、本校は長野県林業大学校と岐阜県立森林文化アカデミーと協定を結び、技術者養成教育の充実・向上に取り組んでおり、三林大の交流が盛んなことも特徴です」と、林業教育推進部長の肉戸裕行(にくとひろゆき)さんは語ります。

京都府立林業大学校

京都・長野・岐阜の三林大合同授業

    ◇森林林業科で取得できる講習・資格
    ・赤十字救急法基礎講習 ・赤十字救急法救急員 ・伐木等業務従事者特別教育 ・刈払機安全衛生教育講習 ・車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習 ・小型移動式クレーン運転技能講習 ・玉掛け技能講習 ・不整地運搬車運転技能講習 ・機械集材装置運転業務特別教育 ・林業種苗生産事業者講習 ・車両系木材伐出機械等運転業務特別教育 ・高性能林業機械操作士【京都府知事認定資格】 ・森林公共政策士【京都府知事認定資格】

    ◇森林林業科卒業後に取得できる資格
    ・林業架線作業主任者(在学中に林業架線の講義を受講、国家試験に合格の上、実務経験3年を経て免許を取得できます) ・樹木医補(森林林業科を卒業後、申請をすることで認定を受けることができます) ・森林施業プランナー(提案型集約化施業の実績を有した後、認定試験を受験、合格することで認定を受けることができます) ・森林インストラクター資格試験[実技試験]免除(森林林業科を卒業後、申請をすることで認定を受けることができます) ・森林情報士2級(森林林業科を卒業後、申請をすることで認定を受けることができます)

 

現役生、卒業生が語る、京都府立林業大学校の魅力

現在、林業専攻2年に在籍する今岡新汰(いまおかあらた)さんの転機となったのは、2014年に公開された『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』という映画です。林業の仕事に興味を持った今岡さんは、林業科(現在は京都フォレスト科)のある京都の府立高校に進学後、京都府立林業大学校に入学します。

京都府立林業大学校

「高校でもさまざまな作業は体験しましたが、資格は取得できないので、学びながら仕事に必要な資格を取得できる点に惹かれて林大への入学を決めました。実家も京都なのですが、遠いので今は下宿しています。16名いる同期もほとんどが下宿住まいで、実家通いは少数派。年齢も近いので休みの日もよく遊んでいます。卒業後は、森林組合で林業に携わるのが目標で、インターンシップでお世話になった森林組合で働けたら…と思っています。森林に関わる仕事はさまざまで、友達の中には造園や特殊伐採など京都ならではの仕事に興味を持つ人もいます」と今岡さん。

京都府立林業大学校

林業専攻の卒業生で、現在は木材生産や間伐を行う株式会社あしだ(南丹市)で活躍するのが、中津汰一(なかつたいち)さん。

京都府立林業大学校

「私は兵庫県たつの市の出身で、県立高校の森林環境科学科を卒業して林大に進学しました。兵庫から京都に来たのは、兄が林大の卒業生だったのと、林業はおもしろいぞと言われ、同じ道に進みたいと思ったからです。現在3年目ですが、入社直後から林大で取得した資格を生かし、現場で作業しています。班長の指揮のもと、間伐や皆伐、搬出などを行うのが主な仕事です。伐採した木は建築用材やベニヤ板に加工されたり、中国へ輸出されたりと、さまざまな用途で使われています。昔から体を動かすことが好きだったので、この仕事は性に合っていますし、田舎は都会と違って穏やかです。夏は暑くて大変ですが、自然に囲まれて働くのは気持ちがいいですよ。森林組合から依頼を受けて京都府や滋賀県などで作業を行う他、当社には電力会社の鉄塔管理に伴う特殊伐採のチームもあり、いろいろな仕事を経験できるのが魅力です。今後も経験を積みながら、まだまだ成長したいと思います」と、中津さんは抱負を語ってくれました。

京都府立林業大学校

最後にお話を伺ったのは、森林公共人材専攻を卒業後、京丹波森林組合(京丹波町)に勤務して8年目の藤本和磨(ふじもとかずま)さんです。

京都府立林業大学校

「林大の1期生として学び、卒業後に森林組合に就職しました。農業高校の出身なので、林業についてはよく知らず、林大で一から勉強しました。現在は技師として組合員の森林の間伐や作業道などの管理計画の立案、林地台帳整備に伴う森林所有者の調査、測量などを行っていますが、授業や実習で教えてもらった林業の基礎知識や重機の操作、取得した資格が大いに役に立っています。林業の流れを理解しているので、作業者の動きが予測でき、実態に即した計画が立てられます。生まれ育った京丹波で林業に携わる醍醐味は、地元の森林整備や環境保全に貢献ができること。特に京都府は林地台帳の整備に注力しているので、そこに自身の技術や知識を生かせることにやりがいを感じています」と、藤本さんは笑顔で教えてくれました。

給付金が活用できれば実質負担ゼロ。あなたが「京都の林業」の担い手に

専門家による授業やキャップストーン研修などの現場実習、各種の資格取得支援など、充実したカリキュラムが整う同校の卒業生は、京都府内の森林組合や林業事業体、自治体職員を中心に、府内外で大活躍。大学校での学びや人的ネットワークを生かし、それぞれの現場でいきいきと働いています。

京都府立林業大学校

林業専攻2年生のみなさん

京都府立林業大学校で学ぶ(2年間)には、授業料などで24万5450円(入学料・入学考査料を含む)、教科書代及び実習・研修用常備品代などで15万円程度、研修費(海外)で30万円程度が必要になりますが、国の「緑の青年就業準備給付金」の支給要件を満たせば、就業に向けた研修期間中に準備金(最長2年間・年間で140万円程度)が給付されるので活用することも可能です。

あなたも歴史ある「京都の林業」の担い手を目指し、京都府立林業大学校で学びませんか。

募集要項などの情報は、ホームページなどをご確認ください。

受験情報はこちら

 

学校説明会


    ◇学校説明会(要申し込み)
     
    2021年8月7日(土)・14日(土)・21日(土)・28日(土)
     
    10時~全体説明会(カリキュラム・専攻紹介)・11時~校内案内・個別相談(施設見学、学生生活・受験相談)
    ※日程が合わない方には個別の対応を行っていますので、ご相談ください

    参加申込書はこちら


 

◆募集日程

区分 出願期間 試験日
推薦入試 2021年9月24日(金)~10月15日(金) 2021年11月5日(金)
第1回 2021年10月20日(水)~11月10日(水) 2021年12月1日(水)
第2回 2021年12月1日(水)~12月22日(水) 2022年1月12日(水)
第3回 2022年1月5日(水)~1月26日(水) 2022年2月16日(水)
第4回 2022年2月16日(水)~3月2日(水) 2022年3月16日(水)

※推薦入学試験には、高等学校長等の推薦書が必要です
※募集人員を満たした場合、一般入学試験(第3回)及び(第4回)を実施しない場合があります
 

お問い合わせ

京都府立林業大学校
〒629-1121京都府船井郡京丹波町本庄土屋1番地
TEL:0771-84-2401 FAX:0771-84-0797 
E-mail:kyo-rindai@pref.kyoto.lg.jp
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