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冷涼な気候を生かしたホウレンソウとミニトマトの産地。実践的な研修と独自の交付金制度が魅力の【北広島町】で農業を始めませんか?

冷涼な気候を生かしたホウレンソウとミニトマトの産地。実践的な研修と独自の交付金制度が魅力の【北広島町】で農業を始めませんか?

農家の高齢化が進み、日本全国で担い手不足が叫ばれる今、さまざまな自治体が新規就農者を募集しています。広島県の北広島町では、2011年から独自の研修や交付金制度を構築し、農業の担い手募集と育成に力を入れています。

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広島県の西北部に位置する「北広島町」は、中国山地が育んだ “澄んだ空気”と“おいしい水” に恵まれた自然が豊かな町。標高300m~800mの山間部に平地と丘陵地が織りなす多様な地形を有し、太田川と江の川の源流域でもあります。

北広島町役場

北広島町では、このような地形や標高などによる気候・風土を利用した農業が営まれており、昼夜の寒暖差を生かしたミニトマト栽培、冷涼な気候を好むホウレンソウ栽培が盛んです。120万都市である広島市に隣接し、食の供給に重要な役割を果たすとともに、近年では安心・安全な農産物の生産や農産物の6次産業化、都市と農村の交流事業などの取り組みにも注目が集まっています。

そんな北広島町では、2011年から独自の研修や交付金制度を構築し、農業の担い手募集と育成に注力。ここでは「新規就農研修生」の卒業生や研修生に取材し、北広島町で農業を始める魅力についてリポートします。

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就農8年目に法人化を果たした卒業生と就農準備中の研修生にインタビュー

さて、最初にご紹介するのは北広島町の「新規就農研修生」の一期生であり、現在は若手ホウレンソウ農家のリーダーとして活躍する多川(たがわ)さんです。

多川さんは北広島町の出身ですが、広島市内の高校を卒業後、自衛隊に入隊。任期満了後は、関東圏の民間企業でメカ設計の仕事に携わっていました。会社勤めを4年ほど経験し、起業することも考え始めていたころに兼業で農業を営んでいた父親の体調が悪化。そんな時に北広島町で「新規就農研修生」の募集が始まることを知り、Uターンして農業を仕事にすることを決断します。

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「1年目は師匠となる先進農家に付いて灌水や防除といったホウレンソウの栽培管理を学びながら、収穫後の調整作業や出荷に関する研修も受けました。2年目は町の研修施設(農業用ハウス)を借りて栽培に取り組むのですが、“作業効率をいかに上げるか”ということを常に意識していました。もちろん台風時の強風や排水、夏場の酷暑対策に気を配りつつ、ちょっとした天候不順では経営が揺らがないように、しっかりとした栽培技術の習得を心掛けましたね」と、当時を振り返ります。

3年目に30aでのホウレンソウ栽培で新規就農を果たした多川さん。就農9年目の現在は、ホウレンソウ栽培が76aと水稲を1.1ha、更に枝豆の後作での露地ホウレンソウを80aと規模を拡大し、地域に雇用も生み出しています。

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「不安だったお金の面は、2年間の研修中は町から『就農研修支援』として月15万円の資金が交付されますし、ハウスや機械の導入には『初期投資支援』の500万円を充てることができました。就農後も5年間は『経営安定支援』のサポートがあり、技術支援の他に年額で162万円~90万円の交付金があるのも心強かったですね。ここまで苦労はあまり感じなかったのですが、就農8年目に法人化して規模の拡大を見据えた時、近隣に同規模の農家がなかったので、それには少し悩みましたね。でも、役場やJAの方が視察を計画してくれ、町外の農家の事例などを参考に進めることができました」と微笑みます。

※国の『農業次世代人材投資資金(準備型・経営開始型)』を受給の際は、町の『就農研修支援』及び『経営安定支援』は5割補助となります

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そんな多川さんに今後の目標を尋ねたところ―「ハウスを増やし、更なる安定生産を目指すとともに、長期的には研修生のロールモデルとなってみんなを牽引する役割を担っていきたいと考えています。エリアを越えて町全体で取り組めば、品質アップが産地全体で図れるし、ひいてはそれが取引価格にも反映されるはず…。北広島町として、より良い農産物を市場に送り出したいですね」と、大きな抱負も語ってくれました。

次にお話を伺ったのは、研修2年目の清見(せいみ)さんです。

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20歳の時に祖父母が暮らす北広島町に移住し、造園や物流関係の仕事に携わる傍ら、実家での米作りを手伝うことで農業への関心が芽生えたといいます。月日を重ねるうちに「農業で生きていきたい」という思いが強くなり、2020年から「新規就農研修生」として農業を学ぶことになりました。

「1年目は多川さんと同じ先進農家で栽培技術を学び、現在は町の研修施設で栽培を行いながら就農に向けた準備を進めています。私の場合は祖父の田んぼが40aほどあるので、これをホウレンソウ用の圃場に造成しているところです」と清見さん。

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なぜホウレンソウを選んだのかと今後の目標を尋ねると、「圃場は標高が高い芸北エリアにあり、それを生かせる品目を学んでみたいと決めました。北広島町はエリアによって標高差があるので、多川さんの圃場がある豊平エリアなどの南部なら周年栽培も可能です。また、ホウレンソウ栽培の若手農家は研修を経て就農した方ばかりで、みんな30代と年齢も近いので気軽に相談ができて心強いですね。今は栽培が難しい夏場の管理技術を高めることに集中し、就農後は規模の拡大にも挑戦したいと思います」と、笑顔で話してくれました。

北広島町役場

多川さんと清見さんはともにUターンでの就農ですが、北広島町ではIターンの就農者も増えており、研修生同士はもちろん、卒業生や先輩農家、県、町、JAとのつながりが強いのも魅力です。
 

「新規就農研修生募集」の詳細はこちら

2年間の研修だけでなく、3つの交付金で新規就農者をとことんバックアップ

北広島町の「新規就農研修生」は、定員2名と狭き門ではありますが、その分、サポートが手厚いのが魅力です。

先進農家や集落営農法人での2年間の研修で農業の基礎となる知識や技術を学び、実践経験を積みながらノウハウを蓄積。これらの技術支援に加え、町独自の「就農研修支援」・「初期投資支援」・「経営安定支援」という3つの交付金を活用できるのは大きなメリットです。研修と並行しての就農準備(農地の確保・施設や機械の導入など)もしっかりとサポートしています。

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「北広島町は県内でもいち早く新規就農者支援に取り組み、これまでに12名の研修生を受け入れてきました。このうち10名が新規就農を果たしており、定着率は8割以上です。現在も清見さんを含めた2名の研修生が2022年4月の就農を目指して頑張っています。役場ではこれまでも、農業経験がない、農地がない、資金がない、住むところがない…といった就農希望者のさまざまな悩みに耳を傾け、その一つひとつをともに解決してきました。県やJAなどの関係機関とも連携し、総合的にみなさんの新規就農をバックアップします」とエールを送ってくれたのは、北広島町役場の担当者である齋藤さんです。

北広島町役場

ホウレンソウ農家の多川さんもこう続けます。

「車で1時間も走れば広島市内にアクセスできる北広島町は、ほどよい田舎です。コンビニがない地域もありますが、星がきれいで、冬にはスキーやスノーボード、夏はキャンプやトレッキングが楽しめる自然環境に恵まれた町。町内にはカフェやレストランもあり、地元の食材を生かしたおいしい料理が楽しめます。また、保育所や小中学校、高校は複数あり、医療機関も充実しています。子育て世帯も安心して暮らせる町だと思います」と、環境の良さを紹介。

研修生の清見さんは町独自の制度の充実ぶりを力説し、「ここまで手厚い自治体は他にはないかも…。また、住みやすさも格別です。親が転勤族でいろいろな町を見てきましたが、北広島町はとても魅力的だと思います。エリアによって気候や風土が異なるので、自分のイメージに合う場所を選び、理想の農業を追求できるのではないでしょうか。最初の一歩を踏み出す不安はありましたが、みんなが支えてくれるので心配はいりません」と、新しい仲間を心待ちにしています。

興味を持たれた方や北広島町をもっと知りたいという方は、役場までお問い合わせください。

「新規就農研修生募集」の詳細はこちら

 
 

◆お問い合わせ

北広島町役場 農林課 農業振興係
〒731-1595 広島県山県郡北広島町有田1234番地
TEL:050-5812-1857
E-mail:sangyo@town.kitahiroshima.lg.jp
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