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「無線」で便利な農業 IoT 設置のヒントを徹底解説

「無線」で便利な農業 IoT 設置のヒントを徹底解説

ほ場の温度変化や設備故障は農作物の生育にかかわる一大事。監視のための巡回には時間と労力が取られます。環境管理や作業時間の効率化を手助けすると言われる農業IoTですが、高い初期投資やランニングコストがかかることや、機能が多くて複雑であることなどから、導入をためらう生産者が多いのが実情です。こうした現場の声に耳を傾けて開発されたのが、ほ場の異常を検知してケータイに通知する、シンプル機能、無線でかんたん設置、しかも低価格の『てるちゃん』です。導入を検討される方の中には、「こんなに安くて性能は大丈夫?」「そもそも無線で本当につながるの?」「設置はどれくらい簡単なの?」などと疑問を抱く方もいるでしょう。今回は、そんな疑問を事例と共にお答えします!

ポイントを押さえて確実な設置

農作物の順調な生育には、日々の温度・湿度・照度の管理が大切です。もし、気を抜いて変化を見逃せば、大切な農作物がダメージを負って品質や収量に影響することも。そんなプレッシャーや巡回の負担を軽減してくれるのが、農作業支援IoTツール『てるちゃん』です。ほ場の温度・湿度・照度をセンサーが監視して、異常があれば、携帯電話やスマートフォンに電話/SMS/メールで「通知」が届きます。

設置はとても簡単です。子機センサーをほ場に設置、親機ルーターはコンセントに接続するだけ。面倒な配線工事や複雑な設定は不要で、すぐに監視を開始できます。
ちゃんと監視して、ちゃんと通知を受けるには、親機ルーターと子機センターをできるだけ見通しよく設置することがポイントです。遮るものがない好条件であれば200m離れていても電波が届きますが、トンネル内で携帯電話の電波が途切れたりすることがあるように、『てるちゃん』も設置する場所や環境によって、電波が届きにくくなることがあります。 電波の他にも、温度や照度を正しく測定する上でのポイントがありますので、事例を通して解決策をご紹介します。

KDDIてるちゃん

親機ルーター(左)と子機センサー(右)

【事例1】障害物を避けると電波が安定①

沖縄県のマンゴー農家さんでは、親機ルーターを1m程の高さに置き、2棟のハウスを挟んだ50mほど離れた3棟目のハウスに子機センサーを設置しました。しかし、なぜか電波が届かないとの「通知」が来ます。
連なるハウスそれぞれにある金属製の骨組みや誘引用ワイヤーに加え、マンゴーの木々が電波を弱めていたのです。そこで、農家さんは親機を樹脂製の防水ケースに入れ、自家電柱の高さ4mの位置に移設。子機も親機を見通せる位置に移動しました。
親機が高い位置にあることで遮るものがなくなり、『てるちゃん』の電波は安定して届くようになりました。

KDDIてるちゃん

KDDIてるちゃん

設置イメージ

【事例2】障害物を避けると電波が安定②

北海道のメロン農家さんからは、親機と子機が20m程度しか離れていないのに「電波が途切れる」との報告がありました。聞けば、親機ルーターは金属製の作業小屋の中、これでは電波は遠くまで届きません。
そこで、親機を作業小屋から出して、ハウスの横まで電源を延ばして設置してもらうことにしました。子機センサーとの距離もさらに近くなりましたが、なぜか電波が不安定です。確認すると、親機を金属パイプに括りつけて設置しているとのこと。無線機器は金属に接触していると、電波の飛びが悪くなってしまうのです。
その後、親機をパイプから離してハウスのビニール面にテープで貼りつけると、電波は安定して届くようになりました。

KDDIてるちゃん

【事例3】直射日光を避けて正しく温度測定

沖縄県のマンゴー農家さんでは、子機センサーによる測定温度が実際よりも5℃ほど高くなることに困っていました。一般的に温度計で正しい気温を測るには、風通しのよい日陰に設置する必要があります。しかし、ハウス内の子機センサーには、直射日光が降り注いでいました。

KDDIてるちゃん

そこで、牛乳パックを利用した手作りの百葉箱に子機を入れたところ、正しい気温が測定できるようになりました。簡単に手に入り、お金をかけずにできるアイデアです。

KDDIてるちゃん

百葉箱の表面は白に塗装するか、白のビニールテープを貼るとより効果的です

【事例4】設置⽅向を変えて誤報を解消

最需要期に出荷を合わせて夜間に照明を灯す電照栽培。沖縄県の小菊農家さんは、「照度がない」と通知を受けてほ場に駆けつけましたが、電照は灯り続けていました。なぜこのような通知が届いたのでしょうか。
子機センサーの照度の監視範囲は垂直方向に40度、下から見上げるように設置していたため、一つの電球しか監視されていませんでした。偶然にもその一つが切れたのです。その後、複数の電球を監視できるように、子機センサーを横から水平に見渡すように設置したところ、誤通知はなくなりました。

KDDIてるちゃん

KDDIてるちゃん

使いやすさの鍵となるのが「無線」

これまでの農業IoTは、データを途切れなく蓄積する観点で、無線よりも安定した有線が選ばれてきました。一方で、有線は農家さんにとっては設置が面倒で、移設にも手間がかかります。
「「通知」に的を絞った『てるちゃん』は、畑の温度など異常だけでなく、電波が届かない異常も通知して、無線の弱点を補っています。」とKDDIウェブコミュニケーションズの小出範幸さん。

事例であるように、電波が届かない/不安定なときは、親機と子機の間に、思わぬ要因が潜んでいます。遮蔽物が厚くなれば電波が減衰するのはもちろん、遮蔽物が金属であればなおさらです。電波は水分も大敵、水分は農産物そのものや葉や茎などの植生にも含まれます。ビニールハウス表面の結露・結氷・積雪、強雨なども電波を弱める要因です。これらのポイントを押さえて設置するだけの簡単IoTが、日々大変な思いをしている巡回監視をぐんと楽にしてくれます。

KDDIてるちゃん

完璧を目指して高価な農業IoTとするよりも、足りないところは別の方法で補い、廉価で扱いやすさを目指した『てるちゃん』。身近で便利な農業IoTが、きっとみなさんの農業の効率化や農産物の高品質化のお手伝いとして、一役買ってくれることでしょう。

【問い合わせ】
株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ 農業IoT『てるちゃん』
〒107-0062 東京都港区南青山 2-26-1 D-LIFEPLACE 南青山 10F
◆『てるちゃん』の詳細はこちら
https://www.tel-chan.com/

◆ご利用のお申込み、事前のご相談はこちら
https://support.tel-chan.com/hc/ja/requests/new

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