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漁師に資格は必要? 漁業で活躍する資格・キャリアアップのための資格を紹介

漁師に資格は必要? 漁業で活躍する資格・キャリアアップのための資格を紹介

漁船の乗組員であっても、独立(自営)を目指す人であっても、必ずはじめは誰かのもとで働くことになりますので、最初から必要な資格はありません。もちろん持っていると優遇される資格もありますが、実際のところ漁師たちが求めるものは、資格よりもやる気と礼儀。仕事を覚えようという強い気持ちや、相手に対する気遣いの心を持つことが一番大切です。

仕事に応じて資格をとろう

雇用型で働く人でも、資格を持っていれば仕事の幅が増え、一緒に働く人をフォローできることがあります。仕事の内容に合わせて必要な資格を取得しましょう。

沿岸漁業で活躍する基本の資格

沿岸漁業で活躍する基本の資格

フォークリフト運転技能講習

最大積重量1トン以上の操作ができる資格です。海産物や漁具の運搬などに利用します。沿岸漁業では使用頻度の高い資格のため、取得しておくと便利です。独立型(自営)漁業の場合、より重要度が上がります。

小型船舶免許(20t未満の船)

漁場に出る際の足となる船を運転するための免許です。小型船舶免許では総トン数20トン未満の船(18歳までは5トン未満限定)の船を運転することができます。特に独立型(自営)の漁師には必須の資格です。
特に2級は「海の普通免許」とも呼ばれ、海岸より5海里(約9km)以内を操縦することが可能です。1級になると、一部の例外を除きすべての海域を操縦できます。
参考サイト:ヤマハ発動機「船舶免許について」、国土交通省「小型船舶操縦免許の制度

普通自動車第一種運転免許

沿岸部は公共交通機関が少なく、車がないと生活ができない場合もあります。また、仕事で配達を頼まれることもあるので、運転免許の有無は事前に就業先に伝えましょう

仕事内容に応じて活用できる資格

ここで紹介する資格は、雇用型であれば取得する必要のない資格も多いです。ご自身の目指す漁業タイプに合わせて参考にしてください。

仕事内容に応じて活用できる資格

中型自動車第二種免許(中型トラック免許)

最大搭載量5トン未満、車両総重量8トン未満のトラックを運転できる免許です。多くの荷物を運べて町中でも走りやすいので、市場や業者へ水産物の陸送が必要な場合などに使われることがあります。

第2級海上特殊無線技士

日本沿岸・近海の海域において、無線電話やファクシミリを使用するなど、国内通信及び船舶のレーダーを取り扱うことができる資格です。養殖漁業の現場では使う場面がないため、漁船漁業で自分で船を運転する必要がある場合に取得を検討するのがよいでしょう。

第1級海上特殊無線技士

無線電話による国際通信ができる資格で、諸外国の200海里水域で漁船が沿岸国への出入国や漁獲量等の報告、国際航海に従事する船舶は港務通信の設定及び通信、舶用レーダーの操作ができます。

潜水士免許

潜水用具を装着して水中で作業をする資格で、漁業の現場では船底の確認や海底資源の採取、調査など、さまざまな潜水作業のニーズがあります。

漁師にキャリアアップはある?

一見、キャリアッププランが見えにくい漁師の仕事。ここでは一例として、沿岸漁業で漁業を営むために必要な資格と、沖合・遠洋漁業の現場で優遇される資格を紹介します。

沿岸漁業のキャリアアップ ―漁業協同組合への加入―

沿岸漁業の根幹となる「共同漁業権」(ウニやアワビなどの磯ものを獲ったり、刺し網、カゴ漁などをしたりできる権利。小型の漁船を使うものが多い)や、養殖物を育てる「区画漁業権」は、その浜を管轄している漁業協同組合(以下、漁協)が漁業権の管理を行うことを県から免許されています。漁協は、漁師たちの代表機関。つまりは、これらの漁業権を個人が新しく得るためには、漁協の組合員になることが求められます。
組合員資格には、准組合員正組合員があります。地域によって定款が異なるため一概には言えませんが、准組合員は年間91日以上の就業実績が求められ、その地域に定住して漁業を行う意思が必要となります。正組合員はさらに複数年の就業実績が求められることが多いため、准組合員から正組合員と順を踏んでステップアップする形になります。漁協の資格審査委員会で承認をもらい、出資金を支払って加入をする流れになります。
沿岸漁業のキャリアアップ

沖合・遠洋漁業のキャリアアップ ―海技士資格―

総トン数20トン以上の大型船舶(例:大中まき網漁業、北太平洋さんま漁業、近海かつお・まぐろ漁業など)は、一般の乗組員のほかに海技士免許の取得者の乗船が定められています。沖合や遠洋で行う漁船漁業の船舶には、乗組員の命や船を守るという任務を持った資格のある人の乗船が欠かせません。
海技士免許は、航海機関電子通信の3種類があり、それぞれに等級が設けられています。資格を取得するためには、まず一定の乗船履歴(等級によって異なる)が必要となり、海技士国家試験に総合合格したうえで、海技士免許の区分に応じた海技免許講習を受けなければなりません。
海技士の資格免許があると幹部職員として、給与面で優遇を受けるというメリットがあります。海技士資格を取ることは、直接船舶の運航に関わる仕事に携わるということ。やりがいと責任のある資格です。
現在、海技士が不足していることもあり、資格があると働き先には困らないとも言われています。実務経験後、キャリアアップのために海技士を目指してみてはどうでしょうか。海技士を養成する水産学校もあります。

大型船舶に乗り組むためには(海技士免許)
※出典元:国土交通省「大型船舶に乗り組むためには(海技士免許)

漁師としてのスキルを磨こう!

冒頭で「漁師として雇用されて働くうちは資格はいらない」と書きましたが、資格をとることで、仕事の幅や責務を増やしたり、収入アップに繋げたりすることができます。仕事の全体をよく見て、あなたが求められている資格を見極めて取得するようにしましょう。また、自身が経営者となって漁業を営む「独立型」の場合は、漁業制度に基づいた許可や権利が必要です。まずは、漁師たちを取りまとめている漁業協同組合や漁船組合の組合員になること(組合員資格を取得すること)が独立するための第一歩になります。

漁業制度の許可権利については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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