東京から熊本・阿蘇へ移住&転職した経験者が語る林業入門。体験&マッチング体制バツグンで安心して飛び込める!|マイナビ農業

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東京から熊本・阿蘇へ移住&転職した経験者が語る林業入門。体験&マッチング体制バツグンで安心して飛び込める!

東京から熊本・阿蘇へ移住&転職した経験者が語る林業入門。体験&マッチング体制バツグンで安心して飛び込める!

一見、ハードルが高いように見える“林業への転職”と“移住”。しかし平成25年に世界農業遺産に、平成26年には世界ジオパークに認定された熊本県・阿蘇では、転職&移住を成功させた方が大勢活躍中です。なかでも今回取材した『梅本林業』は、従業員7人中、県外からの移住者が半数以上の4人(東京3人、群馬1人)、残り3人のうち2人も環境と仕事に惹かれて熊本市内から移住してきたそうです。なぜ阿蘇に、全国各地から林業志望者が集まり、定着するのか? 先輩のリアルな声を通しその秘密をご紹介します。

大都会から大自然に移住・転職。
高いハードルを取っ払う3日間トライアル雇用に注目!

阿蘇に魅了され、東京から移住と転職を果たした手﨑真吾さん

「今朝は見事な雲海が出ましてね。カルデラの麓に広がる町を雲がすっぽり包み込む様を横目に見ながら現場入りしました。息を呑むような美しさで、朝から清々しい気持ちになりましたね」。開口一番、阿蘇の魅力を語ってくれた手﨑真吾さん(47)。東京で足掛け30年にわたり建設業に携わってきましたが、都会の忙しない日々に疲れてしまい、「自然の中でのんびりとマイペースに暮らしていきたい」と一念発起。令和3年3月に阿蘇の林業体験に参加し、6月に移住してきたそうです。

実は、阿蘇地域は、林業家から熱視線を集める特異な取り組みをしています。阿蘇を愛し、山を愛し、仲間とのつながりを大切にする阿蘇地域の林業にたずさわる者を「あその山モン」と呼び、これらをまとめているのが『阿蘇地域林業担い手対策協議会』で、こちらが主となり随時開催している3日間トライアル雇用事業が林業入門の入口になっています。
手﨑さんも「3日間研修が決め手となり、安心して1歩を踏み出すことができました。この業界が気になっている人は絶対に利用した方がいいですよ」と太鼓判を押すこの取り組み。その詳しい内容とは?

林業担い手対策協議会が、
阿蘇の林業と働きたい人をしっかりマッチング!

実は林業と一口にいっても、事業体によって仕事の内容や働く世代がまったく違います。例えば業種は、木材の伐採・搬出を主に行う「素材生産」と、山を育て材木の元となる木を植え育てる「造林・保育」の2つに分けられ、そこから各事業体によって得意不得意とする分野や作業へのアプローチが細かく分かれるとか。そのため、阿蘇地域林業担い手対策協議会が窓口となり、転職希望者と事業体をしっかりマッチング。3日間研修を通して「本当にここが自分にとってベストな環境か?」を見極めてもらうそう。入社後をより具体的にイメージしてもらうため、研修内容は受け入れ先の事業体に一任している点も特徴です。
阿蘇地域林業担い手対策協議会によると、私たちも『本当に納得するまでとことん見てもらう』という姿勢を貫いています。トライアル事業を通して過去に転職してきた十数名は全員この業界に残っていますよ」と、手応えを感じているよう。

防鹿ネットの設置だけでも、気をつけるべきポイントが20〜30項目あるそう。立派なあその山モンへの道のりは長い

3日間研修が決め手となり転職した手﨑さんも「事前にネットで林業の仕事について調べていましたが、研修初日に直径20センチある木を切らせてもらった時はめちゃくちゃ興奮しました(笑)」と振り返ります。実は手﨑さんが研修で担当した現場は、先輩たちも「ここは今までの研修で連れて行ったことがない、相当キツい現場」と心配するほどの急斜面でした。でも、元々建設現場で足腰を鍛えられた手﨑さんは、キツさよりもそこから見える絶景に心を打たれたそう。「林業をしている人しか見ることができない景色。それを見ながら食べる昼食がとにかくおいしくて。自然が好きな人ならこの喜びがわかると思うけど、最高でした!」と、体験後に即転職・移住を決意したそうです。

阿蘇で林業に就いて半年。
「最高です!」という感想しか思いつかないほどの充実ぶり

3日間研修後、3カ月間で準備を整え、令和3年6月に移住した手﨑さん。現在は『梅本林業』に入社し、伐採後の森に木を植える「造林」を担っています。同社だけで約100haを管理していて、取材時は阿蘇市深葉の国有林に防鹿ネットを張る、植林前の下準備作業中でした。

梅本林業副代表の梅本雅義さん

作業を見守る班長の梅本さんによると、「再び材木として利用できるまで森を育てるには、50年の歳月が必要」だそう。まず森に防鹿ネットを張り、苗を植林し、その後5年間は地道な下草刈りを行って苗の発育を手助けします。その後5年間は自然に任せ、木がしっかり育ってきたら切り捨て間伐を行い、さらに育ちやすい環境を整えていきます。「そうやって50年がかりで森を育てる『始まり』を当社が担っていますから、やりがいは大きいですよ」。

作業の合間、手﨑さんに「ぶっちゃけ林業への転職・阿蘇への移住は正解?」と尋ねると、「大正解!」という答えが満面の笑みとともに返ってきました。なんでも梅本林業は社員の働きやすさを重視しているため、現地集合・現地解散を徹底。しかも夏は朝6時30分スタート、昼2時30分終了なので、「仕事が終わった後に自分の時間をたっぷりとれる」と好評だとか。さらに、住んでいる場所は温泉街なので、「毎日仕事終わりは温泉で汗と疲れを流せるのもいいですし、家賃が安いので3DKの広々とした家に1人で住ませてもらっています」と、まさにいいこと尽くし。「思い切って転職・移住して大成功でした!」と語る横顔が印象的でした。

嬉しい補助やサポートもいっぱい。
興味がある方は、まずは電話で問い合わせてみて

「林業は、ほぼ身一つで始められるので初期投資がほとんどないのがいい」と語る梅本班長。しかも阿蘇地域では、林業担い手対策協議会からチェーンソー作業に不可欠な防護ズボンも助成されるというから嬉しい限りです。また、熊本県内にある認定事業体に就職すると、緑の雇用と熊本県林業従事者育成基金からさまざまな補助金が出ます。なお、阿蘇エリアの事業体はほとんどがその認定を受けているのも強みです。
「今は月2万円の家賃補助を受けていますし、林業に必要な資格は無料で取ることができます。協議会主催で月に一度技術講習会も開催していますし、積極的に参加して知識と技術を身につけ、1日も早く『頼れるあその山モン』になりたいですね」と、手厚いサポートを受けて手﨑さんのやる気にも火がついているようです。
3日間トライアル雇用事業は随時希望者を受け入れています。林業に興味がある人は、まずは気軽に電話で問い合わせてみてください。移住に関するサポートも、親身になってしてくれますよ。

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「あその山モン」になるには

阿蘇地域林業担い手対策協議会
〒869-2612 
熊本県阿蘇市一の宮町宮地2402
(阿蘇地域振興局 林務課内)
TEL:0967-22-2312
FAX:0967-22-0613

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(公財)熊本県林業従事者育成基金
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