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2022年春「高千穂ファーマーズスクール」開講! 農業経験ゼロから始める移住・就農成功への新たなステージが登場

2022年春「高千穂ファーマーズスクール」開講! 農業経験ゼロから始める移住・就農成功への新たなステージが登場

高齢化や後継者不足などの課題解決に向け、新規就農支援に力を入れている宮崎県高千穂町では、この春「高千穂ファーマーズスクール」を開講しました。農業の知識や経験がまったくない人でも、高千穂町で自立して農業ができるよう、2年間の研修を通して農業技術の習得から研修中の生活資金、住宅や農地の確保、就農に必要な機械の導入まで幅広く支援してくれます。第1期生として移住した研修生と就農コーチのリアルな声をリポートします。

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九州の真ん中に位置するパワースポットは
移住&就農検討者も注目のエリア!

国の名勝・天然記念物に指定されている高千穂峡

九州のほぼ中心部に位置する高千穂町は、宮崎県の最北端に位置する人口1万1000人余りの町です。「天孫降臨」の地としても知られ、高千穂神社や天岩戸神社をはじめ日本神話ゆかりの神社や史跡が数多く点在しています。また、国の名勝・天然記念物に指定される「高千穂峡」は観光地としても有名で、年間140万人もの観光客が訪れています。
そんな高千穂町の地形は、山地が多く平地が少ない中山間地域。平地でも標高300メートル以上。傾斜を利用してつくられた棚田も多く、冷涼な気候や寒暖差を生かして、釜炒り茶・夏秋野菜・果樹・花きなどの農産物の生産が盛んです。なかでもブランド牛「高千穂牛」は、全国和牛能力共進会で日本一を獲得しているほどです。
町の持つ魅力や温かい人柄に惹かれて、近年、移住者も増加中です。光ケーブルも完備していたり、子育てサポートにも力を入れていて、過去5年間で子育てファミリーを含む約100人が町外からの移住を果たしています。

栽培技術から土地探しまで
就農コーチや地域住民が親身になってサポート!

収穫期を迎えたラナンキュラスのハウスでくつろぐ濵山さん(左)と佐々木さん(右)

このように高いブランド力のある高千穂町の農業ですが、他の地域と同様に担い手不足や高齢化が課題となっているのが現状です。後継者育成のため2022年4月に開講したのが、「高千穂ファーマーズスクール」です。1期生として研修をスタートした佐々木有子さんに話を聞きました。
宮崎県延岡市出身の佐々木さんは大阪府内の生花販売に携わっていましたが、花の生産に興味を持つようになり、ラナンキュラスの栽培で有名な高千穂町での就農を考えるようになりました。3年前に大阪で開催された就農相談会で県の担当者から話を聞いた後、実際に高千穂のラナンキュラス農家を見学。コロナ禍のため、オンライン打ち合わせを重ねて、就農を決意しました。

仕事で花を扱ううちに、もっと花のことが知りたくて就農の道を選んだ佐々木さん

「ウィズコロナの時期に転職することに不安もありましたが、花のことをもっと知りたい、地元に近いところで仕事をしたいという気持ちが強かったんです。何より担当者のきめ細かいサポートが背中を押してくれました」。
その後、地元・延岡に戻ってからは、日帰りでラナンキュラスの作業を手伝うなどしながら住まい探しも進め、収穫が始まる12月には正式に移住しました。実際にラナンキュラスの栽培に携わってみて、「急に温度が上がり収穫が追いつかなくなるなど、大変な部分も学びました。それでも、花が咲くと見ているだけで嬉しくなります」と笑顔を見せます。

冬から春に収穫期を迎えるラナンキュラスは、適切な温度管理が求められます

高千穂での暮らしについては、「役場や農協、地元の農家の人などいろんな人に支えてもらっています。町の人はみなさん温かくて、家族のよう。年上の人でも気兼ねなく質問したり頼ることができます。4月から2年間は支援金もいただけるので、生活費のことを心配せずに研修を受けられるのは助かります。将来的にはラナンキュラスだけでなく、他の花や作物のことも学びたいですね!」とこれからの抱負も語ってくれました。

就農コーチの濵山さん。子どもの頃から農業に興味を持ち、宮崎でも特に地域の雰囲気や地元の方たちの人柄がいいと感じた高千穂で就農したといいます

そんな佐々木さんに農業技術を指導しているのが、「就農コーチ」の濵山幸波さんです。就農コーチは、確かな農業技術を持つ現役の先進農家が担当。教科書には載っていない現場ならではの栽培のノウハウを直接学ぶことができます。実は、濵山さん自身も町外からの移住&新規就農経験者。佐々木さんにとっては頼れる師匠でもあり相談相手です。
8年前からラナンキュラスを栽培している濵山さん。「ここでは、気候や土地の特色を活かした栽培が行われています。確かに冬は寒いですが、作物にとっては寒さも大切な栄養のひとつ。寒いからこそ、きれいな花やおいしい農産物が育つんです」。

人気が高まっているラナンキュラスは種類が多く、高千穂で栽培されているものだけでも80種類近く。なかには、高千穂​にしかない種類もあるそう。高千穂産のラナンキュラスは「あまてらすラナンキュラス」というブランドで関東や関西を中心に、遠くはアメリカまで出荷されています。JA高千穂地区には「ラナンキュラス部会」と呼ばれる生産者の会があり、品質の良いラナンキュラスの生産に力を入れています。実は、佐々木さんが大阪の花屋さんで出会ったラナンキュラスも、「あまてらすラナンキュラス」だったそう。その時の出会いが、就農につながったというわけです。もちろん現在では濵山さんも佐々木さんも部会の研修会に参加し、ラナンキュラス栽培技術を学んでいるそうです。

「仕事が終わったら、おいしいお酒を飲むのも楽しみです」と笑顔を見せる2人

高千穂ならではの暮らしも満喫している濵山さん。夏には“朝山”といって、朝5時くらいから畑に入り、涼しいうちに作業を終えて、昼間は近くの川や海で遊ぶこともあるそうです。「夏も冬も屋外で食事ができるなど、キャンプで味わうような非日常の空気感がいつでも味わえます。渓流釣りや(海まで1時間かけて)サーフィンを楽しむ人もいますよ」。
研修を始めたばかりの佐々木さんに向けてメッセージをもらいました。「急傾斜地ならではの危険はあるし、機械を操作する作業もあるので、まずは危ないことを勉強してほしい。その次に技術。健康第一で、身体を大事に頑張ってもらいたいですね」。

高千穂ならではの独自の支援を展開。
農業の知識や地縁がなくても安心!

「高千穂ファーマーズスクール」は、佐々木さんのように農業の知識が全くない人でも、高千穂町で自立して農業をするための2年間の研修プログラムです。自治体が運営しているため、栽培技術の習得はもちろん、就農に必要な農業施設・機械の確保、農地・住まいの確保を含め、総合的に支援してくれます。資金面では国の就農準備資金に加えて、町独自の生活支援金が上乗せで助成されるので、就農準備資金や生活費の心配も軽減できます。何より、高千穂町、宮崎県、JA高千穂地区などがチームで研修生をトータルでサポートしてくれるので、不安があってもすぐに相談できる体制が整っています。
研修対象品目は現在、ラナンキュラスのほか、ミニトマト・ほうれんそう・きんかんの4つ。先進農家のもとで実践的な営農を学ぶ栽培実習、JA高千穂地区で幅広い農業知識を学ぶ総合実習、専門家による座学研修を組み合わせた充実したカリキュラムが用意されています。研修2年目からは、研修生が栽培から出荷までをすべて主体的に行う模擬営農を経て、就農への準備を万端にします。

「高千穂ファーマーズスクール」では農業研修だけでなく、資金や住まい、土地などをトータルで支援します。生産者団体とのつながりも強く、町外から来られる方への地域のサポートも大きいので、農業の知識や地縁がない方でも安心して移住&就農ができます。

お試し農業体験も随時開催されているので、まずは見学や日帰り体験から参加してみませんか?

仕事の行き帰りには散歩を楽しむという佐々木さん。高千穂の雄大な景色を見ているだけで落ち着くそう

高千穂ファーマーズスクール
お試し農業体験の申し込みはこちら

【問い合わせ先】
高千穂ファーマーズスクール
〒882-1192
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井13番地
(事務局:高千穂町農林振興課 園芸特産係)
TEL:0982-73-1208
FAX:0982-73-1228
MAIL:tfs@town-takachiho.jp

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