【地域おこし協力隊募集!】「社会増」には理由がある。ホンモノの田舎「福島県昭和村」が誘う異日常と定住を後押しする産業と文化|マイナビ農業

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【地域おこし協力隊募集!】「社会増」には理由がある。ホンモノの田舎「福島県昭和村」が誘う異日常と定住を後押しする産業と文化

【地域おこし協力隊募集!】「社会増」には理由がある。ホンモノの田舎「福島県昭和村」が誘う異日常と定住を後押しする産業と文化

自然豊かな農村でのんびり田舎暮らしを楽しみたい。でも、収入面や地域住民との関わりなど、不安なことが多いのも正直なところ。福島県会津地方のさらに奥、「奥会津(おくあいづ)」に位置する人口わずか1200人ほどの”ホンモノの田舎”福島県昭和村。この小さな山村が転出者よりも転入者が多い現象「社会増」が全国15位と高い水準を誇っているのはなぜ?駅もない、コンビニもない、一見不便に思える村に移住者が絶えない理由をひも解いてみましょう。

カスミソウとからむし織の里「昭和村」ってこんなところ

農村地帯をひと口に「田舎」と表現しがちですが、ホンモノの田舎をあなたは知っていますか?福島県西部の小さな村「昭和村」は周囲を千メートル級の山々に囲まれた美しい農村です。約1200人が暮らすそのフィールドには、8万年前に形成された矢ノ原湿原をはじめ、幕府の巡見一行があまりの美味しさに保護を命じたとされる湧水「代官清水」など手付かずの自然が今もなお残っています。短い夏を終えると11月中旬には初雪が降り、4月初旬まで長い冬が続く昭和村は、春夏秋冬それぞれの季節で日本の原風景を今に伝える、タカラモノのような村です。

「ホンモノの田舎」ー。昭和村をそう表現する理由は自然やのどかな風景だけではありません。村内には駅もコンビニも、ファミレスもマンションもありません。令和の時代、まさに昭和の風景が残る村は、過去と現在をつなぐ心のふるさとのようなところ。都会には当たり前にあるものが昭和村にはありませんが、この村にしかないものがあります。

昭和58年から栽培が始まり、平成25年には30周年を迎えた昭和村の「カスミソウ」。100年先もカスミソウを作り続ける村でありたいという思いから、新規就農者を積極的に受け入れています。

例えば「カスミソウ」。夏秋期の栽培面積日本一を誇るカスミソウは村の基幹産業となっており、夏季冷涼な気候は可憐で美しい花を育み、特別豪雪地帯の環境を利用した雪室(ゆきむろ)が出荷までの期間、花を美しい状態で保存。

織り上げられた布は軽くしなやかで、独特のハリが涼しい着心地をもたらします。村内には世界中のからむしを見ることができる「世界の苧麻園」も。

また、昭和村を語るうえで欠かせないのが「からむし」です。「からむし」は苧麻とも呼ばれるイラクサ科の多年草で、上布用の原材料として昭和村で栽培が続けられています。畑で栽培されたからむしの茎から取り出された繊維は、昭和村のからむし織のほか、重要無形文化財越後上布・小千谷縮布の原料に使われています。「からむし織」は、通気性・吸湿性に富み、織り上げられた布は軽くしなやかで、独特のハリがもたらす涼しい着心地は、一度体験すると他の織物を着ることができないと言われるほど。平成29年には、その古くから続く技術を評価され、「奥会津昭和からむし織」が国の伝統的工芸品に指定されました。

かつて子供たちの賑やかな声が響き渡った喰丸小学校。築80年の木造校舎は昭和55年の廃校から幾度の解体の危機を乗り越え、平成30年4月に交流・観光拠点施設に生まれ変わりました。

ノスタルジックな木造校舎をリノベーションし、交流・観光拠点施設として生まれ変わった「喰丸小(くいまるしょう)」の校庭に立つ「大銀杏」はシンボルツリーとして村内外に愛される存在。特に葉が鮮やかな黄色に色づく紅葉シーズンはその姿を一目見ようと、多くの観光客が訪れます。

村の人たちが「ホンモノの田舎」と呼ぶその理由は、決して自虐ではなく、便利な暮らし以上に価値ある風景、文化、産業を育んでいるのは田舎だからこそという誇りがあります。
田舎というと閉鎖的なイメージがあるかもしれませんが、昭和村の場合は村への人流をつくるプログラムを早くから実施し、村民たちも移住者にとても友好的。新規就農者や転入者が毎年転出者を上回る、手厚い支援制度を紹介します。

定住を見据えた手厚い就農支援

      

村の基幹産業であるカスミソウの担い手育成のため、昭和村では新規就農者を積極的に受け入れています。支援制度の一つ、「かすみの学校」では最短1泊2日から3泊4日など、希望者のスケジュールに合わせたインターンシップを開催。この取り組みの効果もあり、毎年新規参入者が後を絶たず、定住率も収入面での安定から高い水準を実現しています。

からむし織においては、一連の工程と山村生活を通じ、昭和村の生活文化を知ることを目的とした「からむし織体験生制度」を実施。体験生は「織姫・彦星」と呼ばれ、約1年間、村の住民として過ごします。修了生の中にはからむし生産者や織り手として定住をしている人も多くいます。

豊かな自然と美味しい空気、懐かしい原風景のなかで安定収入が得られるー。昭和村の社会増が高いのは、村の制度や手厚い支援が理由のひとつと言えるでしょう。村の文化や産業を継承してもらうため、古くから移住者を受け入れてきた昭和村は、移住者の多くが懸念する「よそ者扱いをされるのでは…」という不安とは無縁。まるでずっと前からの知り合いのように、あたたかく迎えてくれます。

教えて!昭和村での暮らし。先輩移住者に聞く、村の好きなところ、不便なところ

地域おこし協力隊として平成28年に昭和村にやってきた神奈川県出身の涌井 一統(わくい・かずのり)さんは、任期満了後も昭和村に残り、現在は昭和村観光協会の事務局長として交流や観光に関わるイベントの企画・運営などを担っています。東京で15年間、会社員として働いていた涌井さんの趣味は写真。フォトジェニックな喰丸小の大銀杏や、美しい湿原を写真に収めるうちに、いつしか移住を意識するようになったと話します。

昭和村観光協会事務局長・涌井 一統さん

「美しい自然やノスタルジックな風景もさることながら、村民の方々のあたたかな雰囲気にとても癒されました。住むならここしかないと決め、地域おこし協力隊に応募しました」(涌井さん)

その涌井さんが実際に暮らして感じた昭和村の好きなところ、不便と感じるところを単刀直入にお聞きしました。

インターネットもスマホも問題なし!

ネットでの買い物、スマホでの通話、SNSの閲覧、投稿。全く問題ありません!ネットショッピングで購入した商品も、ちゃんと届きますよ。全戸に光ファイバーが引かれ、今後は村内全域にWi-Fiの整備が予定されています。

コンビニは向こうからやってきます

村内にはコンビニが一軒もありませんが、定期的に「セブン-イレブン」の移動販売車が村にやってきます。そう、昭和村にはコンビニが向こうからやってくるんです!

日常の買い物は食料品や日用品を扱う商店でまかなうことができます。近所の方から野菜のおすそわけをいただけることも。隣町の南会津町まで行けば大型スーパーマーケットもあるので、買い物にさほど不便さは感じません。

駅はないけれど小学校と中学校、診療所もあります

村に駅はないため移動はほぼ、車。普通自動車免許は必須です。村内は乗合バスが走り、近隣の会津川口駅・会津田島駅を結ぶ沿線バスがありますが、本数は少ないので注意を!
学校は村立の小学校と中学校があり、医療機関は診療所があります。

とにかく優しくてあたたかい住民たち。よそ者扱いの心配は無用

誰も知り合いがいない場所で暮らすことに不安があったのが正直なところです。でも、それはあっという間に杞憂に終わりました。区長や大家さんが地域の方に紹介してくれたことや、村役場からの手厚いフォローがあったおかげですぐに村に溶け込むことができました。

特別豪雪地帯です!雪には覚悟を

最高積雪量は2mにも達します。 年間の半分は雪に覆われ、特別豪雪地帯にも指定されている地域です。この時期の寒さはかなり厳しい…。雪かき作業は必須ですので覚悟を!

虫がいっぱい

自然に虫はつきもの。特に春先と秋口は大量に発生します。虫も村の一員として受け入れましょう!

ミッションは「観光地域づくり」。地域おこし協力隊募集!

カスミソウやからむし織のほか、昔ながらのマタタビ細工など、手仕事が暮らしの中に息づくと同時に、光ファイバーによるインターネット環境の整備が進むなど、古さの中にも暮らしやすさを考慮した新しさがあるのが昭和村です。その村では現在、地域おこし協力隊を1名募集しています。観光を「地域づくりのための手段(ツール)」と位置づけ、地域資源の活用や関係人口・交流人口の拡大などに取り組みます。

主な活動内容

・SNSを活用した情報発信・特産品等の物販・観光案内
・交流・観光イベントの企画運営
・地域資源を活用し、昭和村の魅力を体験してもらうためのツアーの企画・実施
 など

昭和村産業建設課・山内 康次さん

「ずっと住んでいると村の魅力や特徴に気づかないもの。協力隊の方にはぜひ、新しい視点で昭和村の魅力を掘り起こし、経験やスキルを活かしていただきたいですね。協力隊OBの涌井さんが観光協会の事務局長なので、活動のことや暮らしのことなど、いろいろと相談することができますよ」と、期待を寄せるのは、昭和村産業建設課の山内 康次(やまうち・こうじ)さん。

パソコンやSNSの活用が得意な人や、3年間の協力隊の活動を足がかりに起業したい人なども大歓迎。昭和村での暮らしが、自分でも気づかなかった「自分らしさ」を見つけるきっかけになるかもしれません。

福島県昭和村「地域おこし協力隊」の詳しい募集内容はこちら

ご応募・お問い合わせはお気軽に!

■お問い合わせ先■
福島県昭和村役場 産業建設課 観光交流係
〒968-0212
福島県大沼郡昭和村大字喰丸字宮前1374
電話:0241-57-2124

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