ブルーベリー栽培の新機軸
「ブルーベリー人工培地養液栽培システム」
日本におけるブルーベリー栽培の新境地が開かれた端緒は25年前に遡る。生鮮物輸入商社 オーシャン貿易株式会社の創業者であり現会長である米田多智夫氏は、ニュージーランドで花卉農場(H・Y・O社)を経営していた当時、ホートアンドリサーチ社(旧 国立試験場)が所有していたニュージーランドにおけるブルーベリー パテント品種(特許品種)の独占販売契約締結を条件に、日本での普及を依頼された(その後、ジョージア大学、フロリダ大学とも独占販売契約を締結)。
かねてより米田氏が研究していた人工培地の養液栽培をブルーベリー栽培に応用するため、自社農園で試験栽培を開始。無理だと思われていた果樹への転用に成功し、日本全国どこでも栽培可能な『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』として結実させた。
『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』とは?
これまで全国350件以上の導入実績がある養液栽培『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』は、人工培地・専用肥料・点滴灌水設備・液肥混入機など、日本の気候に適したブルーベリー育成環境をセットし、ワンストップで提供するシステムだ。地植えの場合、収穫までに4~5年かかるところを、『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』を活用すれば、2年で収穫が可能。早期収穫で設備資金の短期回収を目指すことができる。
① 人工培地
高い保水構造を保持したままフェノール樹脂発泡体を粉粒状にしたもので、ポットに充填して使用
② ブルーベリー専用肥料
OATアグリオ社(旧 大塚化学)と同社が共同開発したブルーベリー専用肥料を基本肥料とする
③ 点滴灌水
点滴のように1滴ずつ水を与える方法
④ 液肥混入機
養液灌水に最適な濃度の液体肥料を、設定された時間、量、希釈倍率でほ場に送る設備
システム導入350件以上! 7割以上は非農家出身者!
同システムのこの特長が就農希望者の不安解消につながり、システム導入者の7割以上が非農家出身者だという。
また、同システムは、果樹、野菜、茶など畑からの転作にも対応可能なことから、産地活性化や耕作放棄地対策・後継者対策としての活用も進んでいる。既存果樹の価格低迷対策として同システムの導入を進め、産地活性化を図っているJAもあるという。
新たな農産物創出、担い手不足、産地活性化、耕作放棄地など、地域課題を解決に結びつけるソリューションが、全国でどのように活用されていくのか注目していきたい。
[商品名]
ブルーベリー人工培地養液栽培システム
『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』
[価格]
初期導入コスト最多価格帯:
約80万円~600万円(税込)
[問い合わせ先]
オーシャン貿易株式会社 アグリ課
〒604-8134
京都府京都市中京区六角通烏丸東入
堂之前町254 WEST18 4階
TEL 075-255-2400
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