農業の省力・高収益化と生産性向上には
適した潅水資材の導入が不可欠
株式会社イリテック・プラスは、多種多様な潅水資材を輸入して全国各地の販売店に卸す潅水資材の専門商社である。いち早くドリップパイプを輸入するなど、長年潅水の最前線に携わってきた。
「潅水は水やりの作業時間や労力を削減して作物の出来栄えを良くするので、省力・収益化につながります。長年この仕事を続けてこられたのは導入した方から効果があったと喜んでいただいたことが大きいですね」(代表取締役 蛯原隆幸さん)
しかし、潅水のメリットを享受するにはほ場の規模や立地、栽培品種、農法に応じて最適な資材を選ぶ必要があると強調する。改良されたり新商品が誕生したりと日々進化しているため、潅水をこれから導入する人はもちろんのこと、過去に導入した潅水を見直すことで更なる効果が期待できることもある。
例えば、ハウスのイチゴ栽培で多く導入されているドリップチューブ。昔は潅水チューブが主に使われており水が飛散してハウス内の湿度が過剰になるなど多くの問題があったが、ドリップチューブの導入で大幅に改善された。ドリップチューブは点滴のようにぽたぽたと水が落とされるため湿度が過剰にならず、水と一緒に液肥も送れるので更なる省力化にもつながった。初期の頃はゴミで目詰まりするなどの問題もあったが、対応するフィルターが普及して改善されていった。
また、2年前に千葉県で大和芋の栽培にドリップパイプを試験的に導入したところ、従来使われていたスプリンクラーよりも良い結果が出たとの報告もある。
「それぞれの作物、地域によって適した潅水資材があるので、私たちがそれをアピールしていろんな潅水資材があることを知ってもらうことが一番なのかなと思います」(専務取締役 蛯原亮太さん)
資材の組み合わせは無限大
プロによるオーダーメイドのサポート
低コストで導入しやすいのがドリップチューブである。水や液肥を無駄なく確実に与えられるのが魅力だ。現在は施設栽培で使われることが多いが、直接土にだけ水を与えられるため、葉を濡らしたくない作物や上から水をかけたくない露地栽培の作物にも合う可能性がある。
しかし、低コストから導入できるものがあるとはいえ、やはり設備投資には二の足を踏むことも多いだろう。そんな中、行政の補助事業によるサポートで生産者の負担が減り、地域で導入されていくきっかけになることも。
「農業の補助事業関連で相談をいただくこともあります。どのような立地条件や施設、作物かをお伺いして、これがいいのではないでしょうかと最適な潅水資材をご提案しています」(代表取締役 蛯原隆幸さん)
また、今さかんに推進されているスマート農業とも切り離せない。あらゆる農作物に不可欠な水やりを無駄なく効率的に行うことは、先端技術を取り入れて農業の省力化・自動化を進めていくスマート農業の大前提である。高齢化・担い手不足が進行するこれからの農業で、潅水は大きな役割を担っている。
「新規就農される方からご相談いただく際に、どこから水や電気を引くか想定していないケースもあります。やはり水やりは毎日のことなのでここから考えていただければ農業がやりやすくなると思います。弊社にはさまざまな資材があって組み合わせ次第で本当にいろんなことができます。オーダーメイドで要望聞きながらやっておりますのでぜひご相談ください」(専務取締役 蛯原亮太さん)
【事業内容】農業及び緑化用灌漑機器の輸入卸売販売 扱う潅水資材は幅広く、全国のさまざまなほ場で導入実績あり |
【問い合わせ】
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