マイナビ農業TOP > 農業経営 > 外国人労働者の社会保険と手続きのキホン!社労士解説【外国人雇用について考える第39回】

外国人労働者の社会保険と手続きのキホン!社労士解説【外国人雇用について考える第39回】

連載企画:外国人雇用について考える

外国人労働者の社会保険と手続きのキホン!社労士解説【外国人雇用について考える第39回】

執筆者:社会保険労務士/川﨑潤一

外国人雇用を行うにあたり、日本の労働保険や社会保険の制度は、外国人労働者にも適用されるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
また保険制度の説明や手続きをすることで、自社や外国人材にどのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は社会保険労務士である筆者が、保険制度全般の概要と共に、外国人材特有の内容について解説をしていきます。

twitter twitter twitter

外国人労働者は保険加入が必要?日本の社会保険制度

外国人労働者は、保険加入が必要でしょうか?

答えは、『条件を満たすのであれば、日本人と同様に加入が必要』です。

社会保険は日常生活でおこるリスクに備えるために設けられた公的保障制度であり、外国人労働者であっても適用されます。

日本の社会保険制度

上記の通り、日本にはさまざまな社会保険があります。ここで言う外国人労働者の加入が必要な保険とは、就労に関係する保険である「労災保険」「雇用保険」「健康保険」「年金保険」の4つを指します。

「労災保険」「雇用保険」は、働く上でのリスクや生活と仕事との両立のための制度です。

「健康保険」「年金保険」は、健康維持や老後・障害・遺族に対する生活保障のための制度です。

いずれの保険も労働者の国籍に関わらず、条件を満たすのであれば、加入する必要があります。ただし、受入れ先の企業が個人事業なのか法人なのか、業種や従業員の数、労働者の所定労働時間や給与により、加入が必要な保険制度が異なります。

ではそれぞれの保険と加入条件や義務などを確認していきましょう。

  続きを読む  

外国人採用に関するご相談はこちら

外国人採用お役立ち資料

特定技能はよくわからないと感じている方、特定技能外国人の採用を検討中の方向けに 特定技能の徹底解説資料を作成しました。基礎知識だけでなく多数の紹介実績の中で得たノウハウも紹介しています。

無料の資料ダウンロードはこちら

関連記事

タイアップ企画

公式SNS

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する