中山間地域だからこその価値を生み出す 北海道むかわ町4代目農家の思い【アグリビジネスリーダー養成塾・受講生募集中!!】|マイナビ農業

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中山間地域だからこその価値を生み出す 北海道むかわ町4代目農家の思い【アグリビジネスリーダー養成塾・受講生募集中!!】

中山間地域だからこその価値を生み出す 北海道むかわ町4代目農家の思い【アグリビジネスリーダー養成塾・受講生募集中!!】

多くの人が日本の原風景として思い描く「里山」。中山間地域とはその里山をイメージできる地域のことで、平野部と山間地との境界線上の土地を指します。従来は農業に不向きと言われてきましたが、近年は中山間地域ならではの特性・メリットを生かして経営を行い、実績を上げる農家もいます。このたび、中山間地域で実績を出す農家の戦略・ノウハウを学ぶセミナー(「中山間地域アグリビジネスリーダー養成塾」)が開催されます。6次産業化や地域創生に関心のあるあなたに、新しいアグリビジネスに取り組むチャンスが訪れています。

日本人の「故郷」を想起させる中山間地域・北海道むかわ町

日本屈指の清流の町で代々続く農家 四代目中澤農園

北海道の「四代目中澤農園」は、地域特性を生かした畑作・果樹栽培・和牛繁殖に6次化を交えた多角経営的複合経営を行い、地域ブランディングに成功しています。

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同農園がある勇払郡むかわ町は道央圏の南方にあり、札幌市や千歳市、苫小牧市にもほど近い場所。2006年3月に穂別町・鵡川町むかわちょうが合併してできた町で、人口は約7,600人。世帯数は約4,100世帯。町名にもなっている鵡川は、一級河川で全国でも指折りの清流です。
また、むかわ町は日本最大の恐竜全身骨格化石(むかわ竜)が発見されたことでも知られます。

生まれ育ったむかわ町穂別について「四代目中澤農園」の中澤なかざわ和晴まさはるさんは次のように話します。

「むかわは山あいにある小さな町ですが、山・海・川の幸があり、土にも恵まれています。ごく普通に育てたトウモロコシやメロンを”こんなに甘いものは食べたことがない”と喜んでいただけるんです」。

中山間地域の利点に注目する

むかわ町は東・西・北の三方を日高山脈系に囲まれ、鵡川と穂別川という2つの川が流れており、農地は山間部の両河川流域に散在する形で広がっています。
中山間地域は農業に不利な点が多いと言われていますが、逆に都市部や平野部と比べて、農地を確保しやすく、自分が求める農法ができる、自由な経営ができるという利点があります。

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先代の想いを胸に新たな地域ブランドを確立 中山間地域ならではの複合経営に取り組む「四代目中澤農園」

明治期から100年以上培った農業を集約した経営

その中山間地域農業で実績を上げている若手経営者の1人がご紹介した「四代目中澤農園」の中澤和晴さんです。明治後期、北海道開拓民として入植した曽祖父が土地を開墾し、現在の基礎を築き上げました。二代目(祖父)と三代目(父)が知恵と工夫を凝らして維持・発展させてきた農業を、和晴さんが28歳だった2018年に四代目として引き継いだのです。

事業継承に当たって和晴さんは「北海道アグリビジネス養成塾」などで農業経営や六次産業化などの基礎から応用を学び「地域ブランドとしての農業経営」を実践。その経営コンセプトに合わせて、中澤家が100年以上の間取り組んできた農業を集約し、露地野菜、施設園芸、和牛繁殖そして6次産業化で「多角経営的複合経営」という新しいビジネスモデルを実践しています。

ユニークでバリエーション豊かな農産物

「四代目中澤農園」が手掛けるのは、穂別だるまいも、かぼちゃ(ダークホース)、ともりん(メロン×マクワウリを掛け合わせた特産のフルーツ)、穂別メロン、和牛などです。
季節に応じた農産物は、地域の直売所やオンラインショップでも販売しています。さらに定期的に地域イベントを開催し、地場農産物のPRや、加工品の開発にも積極的に取り組んでいます。
こうした手法は、提供できる農産物のバリエーションを広げると共に、自然災害などによる生産リスクを分散し、より安定した経営にもつながっています。

商品と共に自然の中のライフスタイルを伝えるクリエイティブな農業

多角経営的複合経営の最大の特徴は、過去三代の農業モデルを生かしつつ、オンラインを駆使した情報発信で同農園の魅力を広く訴求している点にあります。発信内容は商品(農産物・加工品)に限りません。それらを生み出す「農家のライフスタイル」も重要なコンテンツです。

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中澤さんは多角経営的複合経営のメリットについて次のように話しています。「財政面で比較的安定しやすいことが大きな特長だと考えています。気候変動の影響もあり、農業は不安定な職業と捉えられることが多いかもしれません。しかし私の場合は年間の収益が10%以上変化したことはなく、どんな年も安定しています」。
また「家庭と過ごす時間をとれることが農業経営の魅力のひとつですよね。夜はゆっくり家族と過ごせますし、通勤というものがほとんどないので万が一家で何かあったときにもすぐにかけつけられます」と家族との生活についても話してくれました。

豊かな自然に恵まれたむかわ町の里山の風景。その中で生き生きと働く人たち。そして、和晴さんが取り組む、有機農業を科学的に解明した「バイオロジカルファーミング」に関する考え方や実践方法など。これらすべてが、「四代目中澤農園」はもちろん、むかわ町のブランディングにもつながっています。
中山間地域という環境、そして情報技術をうまく活用することで、農産物や加工品を作って売るだけではない、クリエイティブな農業を展開できると言えるでしょう。

中山間地域で複合経営に取り組みませんか?「中山間地域アグリビジネスリーダー養成塾」受講生募集開始!!

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中山間地域農業への適性

中山間地域で取り組む農業には、平野部以上に獣害対策や夏場の雑草の除去などが大変だというデメリットがあります。しかしそれ以上に、いくつものメリットがあります。
まず、農地が確保しやすく、癒される里山の風景の中で働き暮らすことができます。自由度が高い分、四代目中澤農園のような理想のブランディングや複合経営など、理想の農業経営への挑戦もハードルが下がります。
これらメリットを重視し、都市部・平野部で実現が難しいクリエイティブな農業を追求してみたいと考える人は、中山間地域での農業が向いているかもしれません。

和晴さんも「中山間地域は大消費地から離れていることが多く、確かに新規の顧客は獲得しづらいという面があります。しかしそれ以上に農地が確保しやすく、複数品目栽培に挑戦しやすいことから、自分が食べたいものを育てたり幅広い事業に取り組んだりすることができます。結果的に、生産者として、また経営者として、洞察力が鍛えられ問題解決能力が備わったと感じています」。

「四代目中澤農園」の成功は先代からの蓄積もありましたが、これらを生かした現在のビジネスモデルは和晴さんが独自に学び、築いたもの。
こうした和晴さんのような先駆者の事例・ノウハウを就農志望者の人たちとシェアし、役立ててもらおうと企画されたのが、農都共生総合研究所による「中山間地域アグリビジネスリーダー養成塾」です。

受講料無料、9月16日応募締め切り

中山間地域における複合経営を目指している人や、関心のある人に向けた農業ビジネス研修会「中山間地域アグリビジネスリーダー養成塾」。2022年は9月24日(土)から11月5日(土)まで、毎週土曜日の午後、7回(基本論4回、実践論3回)にわたってオンライン講座を開きます。受講料は全て無料です。

▼「中山間地域アグリビジネスリーダー養成塾」フライヤー
表面
裏面

お申し込みはこちらから

※本事業は令和4年度 農山漁村振興交付金 中山間地複合経営実践支援事業です。

ここで紹介した中澤和晴さんをはじめ、全国の中山間地複合経営の実践者が講師となって、受講生に具体的な事例を紹介します。経営の初期費用や準備期間、経営企画の立て方、売上見込みや経営の楽しさと苦労まで、さまざまな話が聞けることでしょう。

お問い合わせは、「全国アグリビジネスリーダー養成塾事務局」までお寄せください。締め切りは9月16日までです。なお、定員になり次第募集は締め切ります。

最後に、中山間地域の農業に取り組もうとする人に向けて、和晴さんからエールをいただきました。
「中山間地域での農業は、まずその地域の特長を知ること、そして自分のスキルを掛け合わせたときに何が生まれるかを考えることから始まります。大変な作業もありますが、自然と向き合う仕事の充実感は、言葉では言い表せません。仕事を終えた後、縁側で飲むビールは最高においしいですよ」。

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日本の国土面積の70パーセントを占める中山間地域。養成塾では、日本の多くの地域で生きる学びが得られます。ぜひ申し込みをご検討ください。

お申し込みはこちらから

※本講習は、農林水産省の令和4年度 農山漁村振興交付金中山間地複合経営実践支援事業の一環として、株式会社農都共生総合研究所が主体となって企画しているオンラインプログラムです。

【取材協力】

四代目中澤農園

【お問い合わせ】

農都共生総合研究所「全国アグリビジネスリーダー養成塾事務局」
mail:agri-biz@notosoken.jp
*中澤農園はじめ中山間地域にて実践研修希望の方は上記メールアドレスへお問い合わせください。

※本事業は令和4年度 農山漁村振興交付金 中山間地複合経営実践支援事業です。

特設ページ
中山間地域であなたらしい農業をしてみませんか
中山間地域であなたらしい農業をしてみませんか
中山間地域とは、山間地およびその周辺の地域など、地理的条件が悪く、農業をするのに不利な地域のことをいいます。中山間地域の農業は、全国の耕地面積の約4割、総農家数の約4割を占めています。 そんな中山間地域における様々な経営…

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