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モモの日持ち向上に! 果樹栽培に欠かせないカルシウム、吸収効率で選ぶなら『カルゲン』

モモの日持ち向上に! 果樹栽培に欠かせないカルシウム、吸収効率で選ぶなら『カルゲン』

モモの生産量全国2位の福島県。北部の桑折町(こおりまち)は、皇室に献上していることから「献上桃の郷」として知られています。贈答用に需要が高いモモには、甘さ、色形、食味に加えて、日持ちのよさが求められます。そのために、細胞壁を強固に結びつける働きのあるカルシウム資材が重要ですが、肝心なのは、作物にしっかり吸収されるかどうか。桑折町でおいしいモモづくりに励む生産者に『カルゲン』の効果と使い方のポイントを聞きました。

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高品質なモモをつくるためにカギとなるカルシウムの働き

果樹栽培が盛んな福島盆地に位置する桑折町。高品質なモモづくりで、1994年以来、毎年続けて皇室に献上するモモの産地に選ばれています。6月下旬から9月末にかけて様々な品種のモモが収穫・選果され、その中から献上桃となるのが「あかつき」です。県と町を代表する品種で、7月末から8月上旬にかけて出荷されます。

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あかつき。取材したのは、ちょうど今年の初物が出荷される日でした

桑折町の果樹農家、蓬田宗由(よもぎた・むねよし)さんはモモを栽培して15年。約2haの畑で12〜13品種のモモを栽培しており、そのうち4割が特産品の「あかつき」です。今年は天候にも恵まれ豊作で品質も上々。実が色づいたモモ畑に甘い香りが漂います。

「贈答用のモモになるので、甘さ、見た目の色形、食味はもちろん、日持ちのよさも追求したいです」と話す蓬田さん。「あかつき」の栽培の資材に、石膏を原料としたカルシウム特殊肥料『カルゲン』を選定しています。

カルシウムは植物の生育に欠かせない元素のひとつ。植物の細胞壁を強固にして品質を向上させる働きがあり、病害虫に対する抵抗力も期待できます。特に果樹栽培においては、肥料の三要素(窒素、リン酸、カリウム)以上に、最も多くの割合が必要とされる栄養素です。

蓬田さんは、「あかつき」を栽培している2カ所のうち1カ所で、父の代から『カルゲン』を施用していました。もう1カ所の畑では、一般的な石灰質肥料を葉面散布してカルシウムを与えていましたが、6年前に『カルゲン』に切り替えました。きっかけは、『カルゲン』を使っていた圃場とそれ以外で、モモの「日持ち」に差が出ていたからです。周囲のモモ農家からも『カルゲン』を使うと「日持ちする」と聞いて効果を確信しました。

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蓬田宗由さん

「日持ちのよさ」を実感、カルシウムの吸収効率が違う

それまで葉面散布していた畑では、実が色づくとすぐに柔らかくなり、急いで収穫しなければなりませんでしたが、『カルゲン』を使って育てたモモは、色がついてから収穫しても実が締まった状態でお客さまの元へ届けることができます。その証拠に、数量限定で直販している「あかつき」に毎年多くのリピート注文があるそうです。 

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カルシウムを吸収することで実持ちが向上します

日持ちがよくなった大きな理由として、『カルゲン』の施用によってカルシウムが効率的に吸収されたことが挙げられます。供給元の吉野石膏販売株式会社によると、モモに限らず植物の細胞構造において、細胞壁と細胞壁の中層に存在するペクチンがカルシウムと結びつくことで細胞同士をしっかりと接着させる働きがあるとのこと。

カルシウムが効いたモモは、実が落ちにくくなり、果実にしっかりとした食感が出るなどの効果も期待できます。逆にカルシウムの効きが弱いと、すぐに腐ったり、実が落ちてしまうことがあります。おいしさの要素である果物に含まれる水分を保持させるためにも、強い細胞壁が必要です。

販売代理店であるイノチオプラントケア株式会社によると、カルシウムは水に溶けた状態で根の先端から吸われるのが、最も吸収効率がよいそうです。葉面や果実にカルシウム資材を散布したとしても吸収率は2〜3割にとどまります。カルシウムを施用しているのに効果が見られない場合は、作物に効率よく吸収されていない可能性があります。

おいしいモモを届けるために、カルゲンの効果的な使い方

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吉野石膏販売株式会社の『カルゲン』

『カルゲン』には粒状と粉状の2タイプがあります。蓬田さんが使っているのは粉状で、より水に溶けやすい性質があります。一方の粒状は機械撒きができ、作業性で選ばれています。

蓬田さんは、収穫の40日前にモモの木の周囲、根元から少し離れた根先を狙った場所に『カルゲン』を手撒きします。雨が降れば自然に溶けますが、降らないときは潅水をします。敢えて収穫40日前後の雨が降っている日に作業することが多いそうです。粉状の場合、機械撒きはできませんが、木の状態を見ながら、適量を的確に散布して適切な管理ができることに利点を感じているそうです。今年は6反にカルゲン15kgを20袋使用しました。

『カルゲン』と石灰類の比較

区分 カルゲン 石灰質肥料
原料 石膏(農業用) 一般的には炭酸石灰・炭酸苦土石灰・カキ殻石灰などの総称
pH ・pH4.0前後の酸性
・溶解が進むとpH6前後(多くの作物が好むpH)に安定
・連用しても作物の生育障害が起こらない
・pH7.0以上のアルカリ性
・過剰施用又は連用により、pHが上昇作物の生育障害が起こりやすくなる
溶解度 水1Lに2.59g溶解 水1Lに0.015g溶解
目的と効果 ・水に溶けやすく、作物に吸収され易い
・カルシウムの養分補給には最適
・水に溶け難く、作物に必要なカルシウムの養分補給としてはあまり期待できない
・土壌に残留しやすいため、酸度矯正には適している

火山国である日本の土壌は、ヨーロッパなどと比べてカルシウムを多く含む石灰岩の割合が少ないうえに、雨によって多くが流出しています。土壌にカルシウムを補う必要があるため、一般的に石灰類(炭酸カルシウム)が、土壌中和剤(酸性矯正)としての役割を兼ねて使用されてきました。しかし、石灰類は水に溶けにくく、使い続けると土壌がアルカリに大きく傾いて生育障害を起こす作物もあります。

一方で、『カルゲン』の主原料である石膏(硫酸カルシウム)は、水に溶けやすい性質で植物に吸収されやすいことが特徴。植物の育成に必要な9種類の多量要素のうちカルシウムとイオウを補給することができます。吉野石膏販売によると、『カルゲン』には、土壌を団粒化させる効果があり、使い続けることで土壌の透水性や保水性もよくなるとのことです。

今やカルシウム資材は『カルゲン』のみという蓬田さん。「これからも、お客さまにおいしいと喜ばれるモモを作り続けたいですね」と抱負を語ってくれました。蓬田さんのモモは地元の共選場から全国へ。隣接する直売所でも販売しています。

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「大変なことも多いが、モモ作りは今後も続けていきたい」と力強く話す蓬田さん

昔から農業に欠かせないカルシウム。吸収効率がよく土壌にやさしい『カルゲン』は、よりよいものを作りたいと考えている農家のみなさんにぜひ使ってほしい資材です。

<取材協力>
福島県伊達郡桑折町 蓬田宗由さん
イノチオプラントケア株式会社

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吉野石膏販売株式会社
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