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人口最少県だからこそ魅力あり! 鳥取に移住した元プロ野球選手が農業の楽しさを熱弁

人口最少県だからこそ魅力あり! 鳥取に移住した元プロ野球選手が農業の楽しさを熱弁

2021年度の移住者数が前年度から232人増えて2368人となり、過去最多を更新した鳥取県。「人口最少県」ながら県のさまざまな情報を発信し、多くの人に移住先として選択されています。そんな鳥取県の移住先・就農先としての魅力を、元プロ野球選手の川口和久(かわぐち・かずひさ)さんをはじめ実際に県内で農業に携わる人たちが発信するシンポジウムが開催されました。

元プロ野球選手の川口和久さんが熱弁する鳥取の魅力

鳥取県への移住促進などをアピールするシンポジウム「農山村を支える新たな力~人口最少県 鳥取からの挑戦~」が、2023年1月18日、オンライン形式で開催されました。

トークショーに登壇した元プロ野球選手の川口和久さんは鳥取市出身。2021年10月に妻と共にUターンし、兄や地元の人の協力を得ながら、休耕地だった田んぼでコメ作りを始めたそうです。県の推奨品種である「星空舞(ほしぞらまい)」の苗を植えて5カ月目で台風に見舞われ、稲が全て倒れてしまうという苦難に直面。しかし「『ジムに行くぐらいならここでスクワットしよう!』と妻と一つ一つ手作業で起こしました」と困難をポジティブにとらえなおして楽しみに変えた経験を紹介しました。その結果、800キロほど収穫し、そのおいしさを堪能したとのこと。「本当に農業はすべてが楽しい」と農業の魅力を実感している様子でした。

トークショー

鳥取県の移住PR大使も務める川口さんによると「鳥取はすべてがコンパクトに配置されていて暮らしやすい。海も山も近い。食べ物も空気も水もおいしく、四季を楽しめる」のだそう。さらには地域のコミュニティでは、近所の人と野菜や米を交換などもしているとのことで、「鳥取はみんなが家族のよう」と人とのつながりの深さも魅力だと語りました。
最近では「車で鳥取を走っていると耕作放棄地が気になる」とのことで、「若い人にもっと農業に参入してほしい。僕でもできるんですから」と、鳥取への移住や就農に興味をもってシンポジウムを視聴している人々に呼びかけました。

人口密度が低いからこその鳥取暮らしの良さ

続いて行われたパネルディスカッションでは、川口さんの他、地元で活躍する3人の農家や移住者が参加し、農業や地域で暮らすことの喜びについて意見を述べ合いました。

パネルディスカッションの様子

参加者の一人、八頭(やず)町で酒米などを生産する有限会社田中農場の田中里志(たなか・さとし)さんは、季節によって変わる田んぼの色の美しさや、お客さんからおいしいと言ってもらえる喜び、栽培した酒米で作った日本酒を地元の人々と酌み交わす生活の豊かさを実感しているとのこと。「楽しいことの積み重ねで、気が付いたら1年が過ぎている」とその生活の充実ぶりを語りました。

また、JA鳥取中央の倉吉西瓜(くらよしすいか)生産部会で新規就農促進を担当している中川晋詞(なかがわ・しんじ)さんは、自身を「スイカばか」と称しながら栽培自体の楽しさを紹介。さらに、自分が非農家から新規就農した際の苦労をもとに新規就農担当としてさまざまな工夫をした結果、多くの新規参入者がやってくるようになったとしてその事例を紹介しました。

都会での会社員生活を経て2018年に、亡くなった祖父の家がある鳥取に「孫ターン」した山本暁子(やまもと・あきこ)さんは、猟師として有害鳥獣駆除をしながら在宅ワークも続ける生活を送っているそう。「都市部では人間社会のことしか考えないが、地方だと生態系の一部としての自分を感じる」と、都会と地方の暮らしの違いについての実感を述べました。

さらに、株式会社マイナビからは農業の総合情報サイト「マイナビ農業」を担当する執行役員、池本博則(いけもと・ひろのり)が参加。地方の農家から聞いた「農家ってアーティストでプロフェッショナルなんだ」という言葉を紹介しながら、農業技術の承継のためには若手の呼び込みや育成が大切であることを訴えました。

トークショーから引き続き参加した川口さんは、「暮らしを通じて学んだことはプロでも生きる」とプロ野球選手ならではの視点で、農業に根付いた地域の暮らしを評価。現在、地元で少年野球の指導もしているとのこと。指導の中で「野球が上手になるためには、野球以外のことも上手になろう」と教えているそうで、子供たちにも農業を体験してほしいと語りました。

コーディネーターを務めた鳥取大学地域学部教授の筒井一伸(つつい・かずのぶ)さんは、「鳥取は人口最少県だが、人口密度が高いところで農業はできない。だからこそ鳥取は農業に向いた土地」と就農場所としての鳥取の良さをアピール。「就農を希望する人の頭に浮かぶ農業の風景と、実際に見た鳥取の風景が合致すること」が就農のきっかけになると語り、実際に鳥取に足を運んでほしいとしました。

当日の模様はアーカイブで配信中。本記事で紹介できなかった参加者の発言についてもぜひチェックしてください!

アーカイブ動画の視聴はこちらから
農山村を支える新たな力~人口最少県 鳥取からの挑戦~
農山村を支える新たな力~人口最少県 鳥取からの挑戦~
2023年1月 18日(水)14:00~16:00開催 主催:読売新聞大阪本社、日本海テレビ 後援:鳥取県 協力:マイナビ、JA鳥取中央

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鳥取県の農業情報 鳥取県ってどんなところ?
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