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1.鳥取県ってどんなところ?

中国地方の一角をなす鳥取県は、東西に細長く、隣接する他の県に比べてやや小さな県です。北は日本海に面して海岸線が続き、鳥取砂丘はその一部として広がる広大な砂地です。それに対して、南には中国地方の最高峰である標高1709メートルの大山(だいせん)をはじめ、中国山地の山々が連なり、山地が多くなっています。
また、県を縦に割るように南北に3つの大きな河川が流れ、それぞれの流域で平野が形成されています。その中心地として東部地区では鳥取市、中部地区では倉吉市、西部地区では米子市が、都市として発達してきました。気候は比較的温暖で、台風や豪雨などの自然災害が少ないのも、農業に従事する人にとっては恵まれた環境と言えるでしょう。

鳥取県基本データ
総面積 3,507.14km2 全国41位
総人口(※) 556,959人人 全国47位

※ 2021年1月1日時点(住民基本台帳より)

鳥取イメージ
鳥取砂丘

2.鳥取県の農業の現状は?

鳥取県では東部の千代川、中部の天神川、西部の日野川、それぞれの流域に開けた水田地帯で稲作を行ってきました。また、東中部の中山間地帯の傾斜地や黒ボク土の丘陵地帯ではナシなどの果樹を、黒ボク土の畑や砂丘地帯では野菜を栽培。さらに大山の山麓地帯では酪農を行い、山間地域では肉用牛を育てるなど、各地域の特性を生かした多様な農産物が作られています。
2020年の鳥取県の農業経営体数は1万4481経営体で、耕地面積は県全体の約1割に満たない約2万1850ヘクタールです。このうち田が約1万5481ヘクタールを占めています。
また、県全体の農業産出額は約764億円で全国36位。うち、多いものから畜産が約290億円、野菜が約214億円、米が約150億円となっています。米と野菜とを比べると、昔は米が多かったものの、近年は逆転しているのがわかります。


鳥取農産物分布図
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鳥取県農産物分布図

3.鳥取県の代表的な農産物は?

鳥取県で全国的に有名な農産物と言えばナシ。県内全域で広く栽培され、中心品種の「二十世紀梨」は100年以上にわたって生産されています。他にも、地元の鳥取大学や県が開発した新品種など、さまざまな品種が生産されており、2020年の収穫量は全国6位です。
また、ラッキョウは収穫量全国1位を誇ります。ラッキョウはやせた土地でも育ち、水の少ない砂丘地帯でも栽培できる作物です。2018年には2259トンを出荷しており、全国合計7272トンの3分の1近くを占めています。
この他、スイカ、白ネギの出荷も多く、鳥取県が独自に30年かけて開発した米「星空舞(ほしぞらまい)」の普及にも力を注いでいます。
畜産では、近年肉牛の評価が高まり、鳥取県の子牛価格は2020年に全国1位となりました。


鳥取県農産物グラフ
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鳥取県農産物グラフ

4.鳥取県の就農状況は?

鳥取県が2018年3月末にまとめた資料によると、県全体の新規就農者数は2013年から17年の5年間で270人(年平均54人)となっています。
「鳥取県の農業応援団」として2つの法人団体が活動しており、そのうち新規就農や農業への就業定着、担い手の経営規模拡大のための支援を行っているのが「公益財団法人鳥取県農業農村担い手育成機構」です。ここでは意欲ある農業者および高齢化や後継者不足で悩む農家に向けて、経営者としてのスキルアップを目指す「経営力向上研修」なども実施。こうした取り組みによって農家の法人化が進んでおり、雇用者数(法人等での就農者数)も近年は増加傾向にあります。


鳥取県農業就業者数
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鳥取県農業就業者数