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1.千葉県ってどんなところ?

千葉県は東部・南部が太平洋、西部が東京湾に面しており、太平洋に突き出た房総半島が県土の大部分を占めています。北部には広大で平坦な下総(しもうさ)台地と、利根川流域や九十九里沿岸に広がる平野、南部には200~300メートル級の山々が連なる房総丘陵があり、東京湾岸は低地となっています。
冬は暖かく夏は涼しい海洋性の温暖な気候で、過去30年の年間平均気温は16.2度です。南房総の沿岸部は黒潮の影響で夏は真夏日が少なく、冬も霜が降りることはほとんどありません。また、雨は夏季に多く、過去30年平均の年間降水量は1454.7ミリです。

千葉県基本データ
総面積 5157.57km2 全国28位
総人口(※) 6,310,158人 全国6位

※ 2024年1月1日時点(住民基本台帳より)

千葉県イメージ
成田空港近くの畑

2.千葉県の農業の現状は?

千葉県の2022年の農業産出額3676億円で全国4位です。そのうち、野菜が1335億円(同3位)で36%を占め、畜産が1226億円(同8位)で33%と続きます。その他、豆類や花きも全国2位、いも類も4位と、それぞれ全国的に見ても生産量が多くなっています。
千葉県は農林水産物直売所の数も全国一です。また、イチゴ狩りなど都市と農村の交流活動も活発に行っており、県産農林水産物のイメージアップや需要拡大のためオリジナル品種を活用した情報発信なども行っています。
さらに輸出力強化を図り、おもに東南アジア地域を対象としてプロモーション活動を推進。輸出に取り組む生産者団体や事業者を支援しています。


千葉県農産物分布図
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千葉県農産物分布図

3.千葉県の代表的な農産物は?

千葉県の多くの農産物が全国1位の収穫量を誇ります。2022年産の野菜ではカブ1位、ネギが2位。ラッカセイはダントツの1位で全国シェアの8割以上の収穫量です。果樹ではナシが1位のほか、ビワが2位と収穫量が多くなっています。
他にもマッシュルームや、「富里スイカ」などをはじめとするスイカ、「坊主不知(しらず)ねぎ」などのネギ、県の花「なのはな」を食用として出荷する「菜花」など、収穫量の多い農産物が目白押しです。
また近年では、千葉市が2020年に食のブランド「千(せん)」認定制度を立ち上げ、地域をあげて市産品の付加価値の向上と競争力の強化を図っています。


千葉県農産物グラフ
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千葉県農産物グラフ

4.千葉県の就農状況は?

千葉県での2021年の新規就農者は377人でした。そのうち非農家出身が243人と、農家出身者を大きく上回ります。新規参入者は105人で、初期投資の少ない露地野菜が最も多く、次いで施設野菜、果樹が多くなっています。
就農に向けた知識や技術の習得においては、基礎から学べる「千葉県立農業大学校」での研修や、退職を機に就農する定年帰農者などを対象とした「いきいき帰農者研修」などが設けられています。


千葉県新規就農者数
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千葉県新規就農者数

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