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半農半Xが叶う、酪農ヘルパーという選択。2023年は、広島で新たな働き方を目指しませんか?

半農半Xが叶う、酪農ヘルパーという選択。2023年は、広島で新たな働き方を目指しませんか?

長引くコロナ禍において、働き方に対する考え方やライフスタイルが変化しています。大都市暮らしから地方暮らしをする人、副業やWワークをする人が増え、特定の場所に限定されない柔軟な働き方が注目されてる今、新たな選択肢となる職業があることをご存知でしょうか。それは、酪農家を支え、酪農業を守る仕事「酪農ヘルパー」です。今回は広島県内で活躍する2人の酪農ヘルパーに、働き方や日々の過ごし方について教えていただきました。

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牧場に出向き酪農家の休日をサポートする
酪農ヘルパーの仕事

広島県では、中国山地の高冷地から瀬戸内海の島しょ部まで、恵まれた自然条件を生かしてさまざまな農畜産物が生産されています。県北に位置する三次市・庄原市では「酪農業」が盛んに行われ、新鮮な牛乳が広島県を中心とした地域に毎日届けられています。そんな広島県の酪農家を支え、酪農業を守る大切な仕事が「酪農ヘルパー」です。

酪農の仕事は餌やりや掃除をはじめ、毎日の乳牛の世話が欠かせません。搾乳は特に重要な仕事です。毎日行わないと乳房炎という病気にかかり、治療中は搾乳することができなくなります。
酪農家はこうした仕事のため、1年のうち1日も休みを取ることができません。酪農家が希望に応じて安心して休みが取れる仕組みを提供したい。そこで生まれたのが、牛の世話を代行する「酪農ヘルパー」という仕事です。病気・ケガなどの場合はもちろん、冠婚葬祭やリフレッシュ休暇など、酪農家の皆さんの都合に合わせて活用できる仕組みです。

朝晩勤務で日中は休み、自由度の高い働き方

「●月●日に休みたい」と県内の酪農家から広島県酪農業協同組合に要請が入ると、指定の日に酪農ヘルパーが牧場に出向き、搾乳や牛舎の掃除、餌やりなどを代行します。酪農家によって作業内容が異なる場合があるので、指示書を確認し必要があれば事前に打ち合わせも行います。休日を希望する理由はさまざまです。定期的に毎月1回から数回要請がある場合や、要請を行うのは冠婚葬祭の時だけという酪農家もあります。
酪農ヘルパーは、要請があった牧場に自宅から直接向かいます。業務時間は、搾乳が必要な夕方4時間と翌朝4時間で1セット。その時間以外は自由に過ごせます。1つの業務に携わる人数は、1人から数人まで。牧場の規模や仕事量によって変わります。経験の浅い酪農ヘルパーには、必ずベテランのヘルパーが同行するので安心して仕事に集中できます。
雇用形態は臨時社員と委託の2種類です。臨時職員での採用の場合は、週休2日が確保され、福利厚生制度も適用されます。毎月の勤務シフトは、前月の中旬までに酪農家から届いた要請を基に決定されます。
活躍する酪農ヘルパーの皆さんの、仕事に対する思いはさまざまです。いろいろな牧場での経験を生かして新しく牧場を開設したい、日中の空いた時間を子育ての時間に活用したい、家業の牧場を継ぐ前にさまざまな牧場を経験し知識や技術を身につけたいなど、特定の場所に限定されない自由で柔軟な働き方が、大きな注目を集めています。

酪農からの感謝を励みに広島県内を駆けめぐる

清原陽一さんは、経験16年のベテラン酪農ヘルパーです。高校卒業後、北海道の企業に就職、滞在中に酪農の仕事に接しました。その経験が忘れられず、会社勤めから酪農の世界への転身を決意。酪農ヘルパーとして働きながら、日中は広島県庄原市の広島県立農業技術大学校で酪農を学び直しました。「いろいろな牧場を経験しながら、学校で牛の飼育管理を学んだことで、仕事への自信が深まりました」
庄原市・三次市・三原市など、酪農ヘルパーの制度を利用する広島県内のほとんどの牧場をめぐった清原さん。搾乳方法や餌やりの機械の操作方法など、それぞれの牧場の業務進行に対応するため、酪農家と対話や指示書の確認を大切にしています。

「酪農家さんからの感謝の声が一番の励みです」と清原さん。この仕事ならではの魅力は、日中の時間が自由に使えること。空き時間はジムで筋トレを行うなど有効に活用し、仕事もプライベートも充実した日々を過ごしています。「酪農ヘルパーは困っている酪農家をサポートするサービス業であり、酪農の技術を提供する技術職でもあります。ロボット搾乳システムや自動餌やり機などの導入もあり、現場の環境は日々進歩しています。これからも自分をどんどんアップデートしていきたいです」

日中の空き時間を利用して子どもの行事に参加

早川直樹さんは、酪農ヘルパーになって7年目。以前、牧場に勤めていた際にこの制度を知り、退職後に酪農ヘルパーとして働き始めました。「作業内容は経験してきたこととあまり変わりませんが、牧場によっては仔牛の世話や堆肥の廃棄などが加わることもあります。毎日違う場所で業務を行うので、環境とともに気分も変わり新鮮ですが、業務内容の違いに注意する必要があるので良い緊張感があります」
1日の仕事は夕方4時ごろから始め、指定された業務を4時間ほど行います。そして、牧場が自宅から遠い場合は現場近くの宿泊施設に泊まります。さらに、翌朝5~6時ごろから4時間ほどの業務を行い、その牧場での仕事は終わります。「作業中は、牛の顔色や食事量、糞の状態などに気を配っています。健康状態に問題があると感じた場合は、できるだけ早く酪農家の方に連絡します」

動物と触れ合うことができ、日中に自由な時間が確保できる今の仕事に満足していると語る早川さん。家では2人のお子さんが待つお父さん。保育園の行事に参加するなど、家族とのコミュニケーションにも業務の空き時間が活用されています。

毎日当たり前のように飲む牛乳は、酪農家や酪農ヘルパーが担う日々の業務の積み重ねによって届けられています。やりがいのある仕事に興味を持った方、動物と関わる仕事がしたい方は、牧場での勤務経験が無くても問題ありません。お気軽に問い合わせてみてください。

【問い合わせ先】
広島県酪農業協同組合
〒728-0023
広島県三次市東酒屋町306-65
TEL:0824-64-2071

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