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【北海道・知内町(しりうちちょう)】町ぐるみで農家への道をサポート。「地域おこし協力隊インターン」を募集!

【北海道・知内町(しりうちちょう)】町ぐるみで農家への道をサポート。「地域おこし協力隊インターン」を募集!

「地域おこし協力隊」をご存じですか? 自治体が移住者を一定期間雇用して地域産業を学ぶ仕組みです。函館市近郊の知内町では、地域おこし協力隊の制度を活用し、本気で農業に取り組みたい人を募集しています。とはいえ、住む場所も仕事も変えて、未経験から取り組むことには大きな不安があるでしょう。そこで同町では「地域おこし協力隊インターン」を新たに導入。この新しい取り組みについてさまざまな方に詳しい話を伺います。

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主要作物のニラは売上記録を更新!ハウス野菜が盛んな、気候の穏やかな知内町

北海道南部の中心都市である函館市から西へ車で約1時間。知内町は津軽海峡に面した人口約4000人の町です。

夏は涼しく、冬は北海道の中では比較的暖かく、降雪量も少なめ。穏やかで過ごしやすい気候なので、他地域からの移住でも暮らしやすい環境と言えるでしょう。

知内町は海と山に囲まれた一次産業の町ですが、農業は特に盛ん。ニラ、トマト、ホウレンソウが主力品目となっています。

中でもニラは『北の華』という名称でブランド化を実現しており、北海道内でNo.1の収穫量を誇っています。

そんな知内町では、これまで以上に町の農業を盛り上げてくれる新しい担い手を求めています。

「地域おこし協力隊」のインターン制度の運用を新たに導入し、希望者がより良い形で就農を果たせるように町全体でのサポート体制を確立しているのです。

この新制度について、町、就農希望者、先輩農家、それぞれの立場から話してもらいましょう。

町の職員として農業研修を開始できる新たな制度には多くのメリットが!


知内町の「地域おこし協力隊」の任期は3年間で、地域の農家から仕事を学び、独立就農を目指すことになります。

新たな制度では、「農家の従業員」ではなく、役場が任命した「町の職員」となるのが大きな違いです。

知内町役場 産業振興課 森慎太郎さん

    

知内町役場 産業振興課 沖津優也さん

    

森さん

2021年度までは就農希望者を町内の法人農家さんにご紹介して、そこで雇用してもらうというスタイルでした。それを維持しながら選択の幅を広げようと考えました。

沖津さん

給料は町が支払うことになります。保険や休日などの労働条件も基本は私たち、町の職員と同じですね。

法人雇用の場合、勤務先の就業ルールに従うため待遇に差が出ることがあります。

しかし、知内町の場合は「町の職員」としての雇用になるので労働条件が最初から明確になっていることが大きなメリットです。
応募者にとっても安心して新しいスタートを切るための判断材料になりそうです。

森さん

「法人雇用の場合、雇用先での農業のやり方を学ぶことになります。しかし協力隊の場合は1カ月ごとに研修先が変わるので色々なノウハウを学ぶことができ、自分に合う農業スタイルをより見つけやすい環境かなと思います。そこも法人雇用との大きな違いですね。

短期の体験実習、インターンを行うことで、自身の意志や適性を確認できる

知内町の「地域おこし協力隊」になるには、インターンシップ体験を経る必要があります。

沖津さん

協力隊になったけれど、地域になじめない、仕事が合わない…などで退職してしまっては、本人はもちろん、町にとっても不幸なことです。お互いがインターンの期間を使ってすり合わせを行うことで、任期終了後の独立就農へ向かって頑張れるかを判断できます。

関心がある人は、まず町や人の雰囲気、仕事について体感します。

その後に3カ月間のインターンシップを経て、本人が「ここなら!」、町が「この人なら!」という決断をした上で正式な3年任期の「地域おこし協力隊」となるのです。

インターンシップに参加する前に2~3日の短期から1~2週間程度まで農業体験に参加することも可能です。

森さん

「まずは町に来て体験してほしいですね。気軽に相談してください!

いろんな農家さんで学んでいます! 目指す就農スタイルに進める研修プログラムに感謝

2022年4月から農業分野での「地域おこし協力隊」のインターン第一号に任命されたのが松下壮登(まさと)さんです。

知内町「地域おこし協力隊」インターン第一号 松下壮登さん

    

松下さん

もともとは札幌で警察官をしていました。全く違う道への転身になりましたね(笑)

退職後に考えたのは、自分の考えで動ける仕事がしたいということ。北海道は一次産業が強いので農業経営はどうかと考え、2021年秋の就農イベントに参加して知内町の担当者に出会ったそうです。

松下さん

“栽培できる作物が限定されている”、“自分で選択した作物を自由に作っても良い”など色々な自治体がありましたが、知内は“ニラ、トマト、ホウレンソウ”という選択肢が用意されていること、また“法人雇用”か“地域おこし協力隊”かを選べるところが自分に合っていると思いました。それに担当者の熱意がすごかった(笑)

2022年1月に短期の体験を行い、3月末には夫婦で移住を果たしたという松下さん。

松下さん

1カ月ごとに研修先の農家さんを変えて3品目の仕事を経験しました。自分としてはトマトの仕事が一番楽しいですね。高い場所から“もぎとる”収穫スタイルが気持ちよくて(笑)

インターン終了後はトマト農家としてスタートしたいと担当者に告げ、2年目からはトマトをメインにした研修プログラムを立ててもらいました。自分の希望に合わせて修行させてもらえるのでありがたい限りですね。

将来は移住者を迎え入れる立場に。お世話になった町に貢献したい!

「地域おこし協力隊」のインターン第一号の松下さん。「町としての実績になりますし、これからも続いてほしいという気持ちもあって、法人雇用ではなく協力隊を選択しました」と語ってくれました。将来は後輩を迎え入れて、自分の経験を伝えたいと考えているそうです。

松下さん

役場の人も、お世話になった農家さんも自分が独立して初収穫を迎えるのを楽しみにしてくれています。その期待に応えたいですね。

新しい出会いは私たちも大歓迎。本気の人はとことん応援します

先輩農家 大島貢さん

    

「私たち、町の農家は新しい出会いを楽しみにしているんですよ」と話すのは先輩農家の大島貢さん。ニラを中心とした畑作や水稲も手掛ける農家の4代目です。

大島さん

今まではうちで雇用して、知内町への移住者を受け入れていました。修行して育ってくれればありがたいのですが、必ずそうなるとは限りませんよね。

移住者を従業員として雇い、一人前に育てるという負担と責任は決して軽いものではなかったそうです。

大島さん

今回のインターンの取り組みはありがたいですね。松下さんも1カ月、うちで研修しましたが、他の農家を見ることは絶対に必要だし、新しく農業を始める人にとって、とても勉強になる機会だと感じています。新たな雇用が難しい小規模の農家でも「地域おこし協力隊のインターンなら協力したい!」という声もたくさん耳にしています。

知内町のニラ農家は現在68戸。近年は戸数が減少していますが栽培面積は微増しています。収穫と売上は好調で、「2022年度のニラの売上は過去最高を更新した」と沖津さんが教えてくれました。

沖津さん

順調に見えますが、将来を考えると高齢化と後継者問題が懸念されています。松下さんのように『独立して成功するぞ!』という強い意志を持った熱い人なら大歓迎です。私たちにとっても良い刺激になりますしね。

自営農家になることを目指して、自分の意志、考えをしっかりと持って修行できる方を募集している知内町。

「志のある方には、町も先輩農家さんも本気でサポートします!」と力強い言葉もいただきました。

まずはインターンから地域おこし協力隊になる第一歩を踏み出してみませんか?

興味のある方はお気軽にお問い合わせください!

■お問合せ■
知内町役場産業振興課内 知内町地域担い手育成センター
〒049-1103 北海道上磯郡知内町字重内21-1
TEL:01392-5-6161
FAX:01392-5-7166
E-Mail:nourin@town.shiriuchi.hokkaido.jp
URL:http://www.town.shiriuchi.hokkaido.jp/kanko/ninaitecenter/

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