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酪農家を支えることは島根県のおいしい牛乳を守ること。「酪農ヘルパー」は未経験から酪農に携われるチャンスです!

酪農家を支えることは島根県のおいしい牛乳を守ること。「酪農ヘルパー」は未経験から酪農に携われるチャンスです!

「西日本の米どころ」と言われる島根県ですが、酪農が高い農業産出額を誇っているのをご存知でしょうか。そんな島根県では畜産業の更なる活性化を図るため、約30年前から酪農ヘルパー制度を立ち上げ、酪農家の業務負担の軽減と、当たり前に休日が取得できる取り組みを行ってきました。今回の取材では、同県のヘルパー制度の始まりの地とされる「出雲市」を拠点に、酪農ヘルパーとして活躍する山本さんと畑さんのお二人に、酪農家のパートナーとして働く魅力を語っていただきました。

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依頼に応じて牛舎内での作業を担う酪農家の頼れる助っ人

牛舎の清掃、搾乳、餌やり、子牛の哺育、乳牛の体調管理や人工授精、出産対応など、酪農家の仕事は365日牛たちの世話をしなければならないハードな仕事。そんな酪農家の業務負担を少しでも軽くしようと始まったのが、今回ご紹介する「酪農ヘルパー」の制度です。島根県では約30年前からヘルパー制度が始まり、現在、島根県酪農ヘルパー利用組合に加入している酪農家は44戸となります。

島根県農業協同組合

では、酪農ヘルパーとは、そもそもどんな役割を担うのでしょうか。酪農家の仕事が多岐にわたることは先述しましたが、これらのほぼ全てに携わるのが酪農ヘルパーです。

人工授精や出産に立ち会うことはあまりないかもしれませんが、牛舎の清掃、搾乳、餌やり、子牛の哺育を中心に、夕方16時または17時から3~4時間、早朝4時または5時から3~4時間を1セットで請け負います。依頼する酪農家によって多少時間が前後することはありますが、夕方と翌朝を合わせて7.5時間が基本のスケジュールです。

島根県農業協同組合

週休2日や週休1日などの休日も予め希望を出すことができ、6連勤などの負担のかかる働き方を強要されることはありません。もちろん就業時間以外は自分の時間としてフリーに使えるので、自宅でゆっくり休んだり、昼間の時間を自由に過ごすことができるのも酪農ヘルパーという仕事の特徴です。

酪農未経験でも意欲があれば大丈夫!私たちも一から学びました

酪農家からの依頼を受け、決められた役割を果たす酪農ヘルパーの仕事は、経験や動物に関する専門知識が不可欠…そう思っていましたが、今回お話を伺った山本さんと畑さんは「ほぼ未経験からのスタートでした」と声を揃えます。お二人がどんなきっかけでこの仕事を始め、今どんなやりがいを感じているのか、苦労はなかったのかなどを率直に語っていただきました。

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酪農ヘルパー歴24年/山本 真(やまもとしん)さんの場合[46歳/妻・子ども3人]

「私の場合は、実家が酪農を営んでおり、私自身も酪農大学校を卒業していますが、家業は継がずに酪農ヘルパーの道を選びました。途中、牛の蹄の手入れを行う削蹄師として活動したこともありましたが、それ一本で生計を立てるのは難しくて酪農ヘルパーを再開。いろいろな酪農家の元で作業を請け負い、喜んでもらう仕事が私には合っていたんでしょうね。帰り際に酪農家の方から『助かったわ』と言ってもらえるのがやりがいです。また、仕事をする上で心掛けているのは“来た時よりもキレイに”です。ヘルパーの仕事は知識や経験がない方でもやる気さえあれば学んで覚えていける仕事です。新人さんは事務局がベテランとペアを組めるように配慮してくれますし、経験が積めるよう出役先も考えてくれますから。ただ、人と接するのが苦手だからこの仕事を選ぶのはちょっと違うかも…。事前打ち合わせや考え方の理解など酪農家との関係づくりが大切なので、そこをきちんとできる人ならより活躍できると思います」

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酪農ヘルパー歴22年/畑 史信(はたしのぶ)さんの場合[40歳/妻あり]

「高校の先生の紹介で、1年間北海道で酪農実習を経験したのがこの仕事を選んだきっかけです。実習後、出雲市に戻った時にちょうど酪農ヘルパーの募集があって応募しました。山本さんは当時から活躍されていて、一番年齢の近い先輩としていろいろと仕事を教えてもらいました。業務マニュアルもありますが、酪農家によってやり方や使う機械が違うので、実際にやって覚えることの方が多かったですね。こうやってほしいと指示されて、この酪農家はこのやり方なんだと学び、次に生かす感じです。作業に必要な免許、例えば小型ホイールローダーやフォークリフト、牽引免許なんかはJAが取得支援してくれるので、持っていなくても心配はいりません。酪農の仕事は、夏暑く冬寒い仕事なので健康管理ができて、朝に強ければ大丈夫。体力が必要な仕事ですが、徐々に慣れていくものです。酪農ヘルパーはJAしまねの嘱託職員としての採用なので安心ですし、私は妻との2人暮らしですが安定した収入を得ています」

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酪農家を支える仕事をしませんか

出雲市内の複数の酪農家の牧場で活躍する山本さんと畑さん。その出役先のひとつとなるのが長廻 康治(ながさここうじ/47歳)さんの牧場です。長廻さんは乳牛33頭・和牛9頭を飼育する複合経営を行うとともに、島根県酪農ヘルパー利用組合の組合長も務めています。現在は親の代から続く牧場をほぼ一人で切り盛りしている長廻さんに「酪農ヘルパーの存在意義」を伺いました。

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「ヘルパー制度ができるまで、酪農家は休みを取ることすらできず、朝と夕方の作業の合間に少し休めればいいところ。でも、ヘルパー制度ができてからは、日中に外出しても帰ってから牛の世話をする必要がなくなり、かなり助かっています。以前は月3回の利用でしたが、年齢を重ねた今は月4回に増やしています。私たち酪農家にとって酪農ヘルパーはなくてはならない存在です。任せているのは餌やり、搾乳、掃除が中心で、タイミングが合えばお産の手伝いもしてもらいます。今、島根県には専任7名・臨時4名のヘルパーがいてくれ、ほぼ全員が10年~20年のキャリアの持ち主です。みなさん経験がありますし、事前にやってほしいことを伝えてから作業を始めてもらえるので安心して任せられます。仮に知識や経験がない方でも、ベテランヘルパーと組めばいろいろと教えてもらえますから心配は無用です。酪農という仕事への興味や意欲があり、牛などの動物が好きな方なら十分活躍できると思います。欲を言えば、コミュニケーションスキルがあるといいですね。作業が終わった後に気づいたことを報告・連絡・相談してくれる人はありがたいですね」

島根県農業協同組合

酪農に関わる仕事は、専門知識や経験が必要だと思い込んでいましたが、酪農ヘルパーは「やってみたい!」という意欲が重要だとみなさん口を揃えます。島根県外からの応募も大歓迎!牛が好き、動物が好きという方は、ぜひお問い合わせください。

島根県農業協同組合

最後に、事務局より
現在、ヘルパー利用組合の法人化を検討しています。専属酪農ヘルパーとして長く勤務いただける体制を模索中です。ご期待ください。

◆お問い合わせ

JAしまね(島根県農業協同組合)畜産部酪農課
〒699-0631 島根県出雲市斐川町直江5030
TEL:0853-25-8592
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