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1.島根県ってどんなところ?

島根県は中国地方の一部で、日本海沿いに東西200キロにおよぶ細長い形をしており、海上には隠岐(おき)諸島があります。県の南側には中国山地の山々が連なり、広島県との県境にもなっています。東部の日本海側には中海(なかうみ)、宍道(しんじ)湖という日本でも有数の大きさを誇る汽水湖があり、その周辺に広がる平野部で米をはじめとする主要な農産物の多くが生産されています。
主に鳥取県と合わせて山陰地方とも呼ばれ、曇天が多く寒いイメージがありますが、平野部である松江の夏の日照時間は東京よりも多く、春・秋の気温は太平洋側とほぼ変わりません。年平均気温に地域差はあまりありませんが、内陸平野部や海岸地帯のほうがやや高めです。10~3月は日本海からの気流の影響で、東部ほど厳しい気象になります。また、山間部は降雪量・降雨量とも、平地よりも多くなっています。

島根県基本データ
総面積 6,707.89km2 全国19位
総人口(※) 672,979人 全国46位

※ 2021年1月1日時点(住民基本台帳より)

島根イメージ
宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島

2.島根県の農業の現状は?

島根県の2020年の農業産出額は640億円で、47都道府県中40位となっています。農地の約8割を占める中山間地域は、多くが河川で細かく分断されて耕地を広く取れず、大規模な農業には不向きです。そのため昔ながらの零細農家が多く、個々の農業者や小さな集落単位で少量でも質の高い品目を生産する気風が根付いているとも言われます。渓流地帯のワサビはその代表で、古くは「東の静岡・西の島根」とも言われていたそうです。
また、水田を利用して野菜などの園芸作物を栽培する「水田園芸」を推進し、需要の拡大が見込まれる6品目を対象に掲げています。さらに県は有機農業の推進にも力を入れており、耕地面積に対する有機JAS認定圃場(ほじょう)の割合(畑)は2020年4月時点で全国トップです。


島根県農産物分布図
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島根県農産物分布図

3.島根県の代表的な農産物は?

全国的に生産量の多い農産物は、西日本で最大生産量を誇るハトムギが全国3位、先述のワサビのうち畑ワサビの葉柄が3位、ブドウのデラウェアが4位。花きでは県花のボタンが有名です。

また、島根県が開発したオリジナル野菜として、ブロッコリーとビタミン菜を掛け合わせた「あすっこ」の生産に力を注いでいます。ナバナのように葉とともに茎やつぼみを食べる野菜で、アスパラガスに似た食感が特徴です。そして、はるか昔にご神体をまつった社の周りに茂り始めたと伝えられている「出西(しゅっさい)しょうが」、松江市の「津田かぶ」、出雲市の「多伎(たき)いちじく」といった特産野菜が大切に作り続けられています。
その他、水産物として宍道湖産のシジミも全国的に有名です。


島根県農産物グラフ
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島根県農産物グラフ

4.島根県の就農状況は?

農業者の高齢化が進んでいる島根県では、若い新規就農者の誘致・育成活動として「就農パッケージ」という施策を行っています。これは体験ツアーだけでなく、相談・研修・移住・就農に至るすべての段階で、総合的に支援を行うもので、その成果か、新規就農者は年々少しずつ増え、2020年度には過去最高の185人を記録しました。
また、最初から自営就農は不安だという人に対しては、担い手の育成に理解のある農業法人などに就職する「担い手育成協定制度」を設けています。こちらは働きながら独立に向けた農業技術や経営ノウハウを習得していく制度で、20以上の法人などが協力して支援体制を整えています。


島根県農業就業者数
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島根県農業就業者数

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