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【田舎に移住して農業をやりたい方必見】水のきれいな有機農業の里「島根県吉賀町」で手に入れた理想の生き方とは

【田舎に移住して農業をやりたい方必見】水のきれいな有機農業の里「島根県吉賀町」で手に入れた理想の生き方とは

島根県の南西部にある吉賀町(よしかちょう)は、国が選ぶ「水質が最も良好な河川」に7回も輝いた清流・高津川(たかつがわ)が流れる自然豊かな町。町内の旧柿木村地区では1980年代から有機農業が盛んで、伝統に基づいた栽培ノウハウを学ぼうと関東や関西など県外から多くの人が移住してきており、経済面でも暮らしを支援する制度が充実しています。今回は吉賀町に移住し、有機農業に取り組んでいる2組のご夫婦と、その師匠に当たる先輩農家に、この町で就農した経緯や受け入れる側の思い、町での暮らしについてたっぷりと語っていただきました。

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有機農業のパイオニア的存在「島根県吉賀町」が移住に適している理由

人口約5600人の島根県吉賀町は、中国山地の緑と清流・高津川が自慢の水に恵まれた地域として知られています。特に町内に水源がある一級河川の高津川は、国土交通省の水質調査で何度も日本一に選ばれています。

吉賀町

2005年に六日市町と柿木村が合併してできた吉賀町。特に旧柿木村地区には40年以上前から「有機農業」に取り組んできた農家が多数存在しています。さらに、2023年には町として「オーガニックビレッジ宣言」を行い、有機農業を推進する動きが加速。地域の農家が長年培ってきた技術や知識の蓄積は、UIターンで新たに有機農業に取り組みたいと考える若い農家にも受け継がれています。また、これまでの有機野菜の販売実績から、ある程度の販路が確立している点も、新規就農した農家には心強いところです。

吉賀町

吉賀町での就農を本気で考えてみたいという方には、耳寄りな支援制度があります。移住後1年間は、(公財)ふるさと島根定住財団による「UIターンしまね産業体験事業」と、吉賀町の上乗せ助成制度により月額15万円を生活費として支給。2年目以降も要件はありますが、吉賀町の単独事業である「吉賀町農業研修経費等補助金制度」などを活用すれば、最大3年間の研修支援や就農支援を受けることが可能です。

また、住居については家賃1~1.5万円ほどの町の移住体験滞在施設(お試し住宅)で暮らしながら、空き家バンクなどを通じて定住する場所を探すことができます。特に有機農業に取り組む人には、町内でも積極的に有機を推進している地域を斡旋するので、就農後に気軽に近所の先輩農家に相談することができます。

また、町の子育て支援が充実している点も見逃せません。高校卒業までにかかる医療費は完全無料。保育料・放課後クラブ利用料や給食費も完全無料で、安心して子どもを育てることができます。吉賀町を実際に見学する際には、町の交通費支援(吉賀町移住希望者視察来町支援補助金)や(公財)しまね農業振興公社の滞在費支援などを受けることができるので、まずは土地を知り、実際に暮らす人と出会い、話をしてみましょう。

島根県吉賀町移住交流ポータルサイト「吉賀町でくらす」

未経験から有機農業に挑戦―神奈川県から移住した井上さんご夫妻の場合

2019年に神奈川県から移住してきた井上さんご夫妻。夫の和洋さんは会社勤めをしながら、いずれは起業して働きたいと考えていました。その時にこれだと思ったのが農業で、移住相談窓口で紹介されたのが吉賀町でした。「何もない静かなところというのが、町に対する第一印象。ただ、町内に中国自動車道のインターチェンジがあり、空港も車で1時間以内なので、意外と交通の便がいいと感じました」。自然に囲まれたところで暮らしたいと考えていたこと、また隣町の津和野町に知り合いが住んでいたこともあり、すんなりと移住を決めました。

吉賀町

指導農家の三浦さん(左)と井上さんご夫妻

土と触れ合う経験がほとんどなかった井上さんは、農業研修を受け入れてもらった三浦さんから、有機農業のイロハを丁寧に指導してもらいました。当初はシイタケを作りたいと考えていましたが、「シイタケだけではやっていけない」とのアドバイスを受け、今はピーマン、レタス、パセリなどを作り、主に生協に出荷しています。「最初は、野菜がどのように育つのかも知らなかったので、毎日が驚きの連続でした。すべての体験が新鮮だったからこそ、学んだ内容を素直に受け入れることができたのかもしれません」

吉賀町

指導した三浦さんは、吉賀町で30年以上も農業に携わるベテラン農家。数年前からは、農薬を全く使わず、肥料も与えない自然栽培を始め、トマトやサトイモなどを作っています。「移住者の方は10人以上受け入れてきましたが、ご夫婦での新規就農は初めてでした。二人とも非常にやる気があり、真剣に農業に取り組む姿勢が感じられたので、教えやすかったですね」と穏やかに話します。

吉賀町

井上さんご夫妻は、1年の研修期間を経て独立。「有機農業は、農薬や化学肥料を使わないので、害虫と戦いながら、いかに収量を上げていくか、工夫が必要です。まず土や堆肥についてよく知ることが大切なので、毎日が勉強です」と和洋さん。妻の真由美さんも「体力は必要ですが、農業に関わる中で自然と体が変わってきます」とニッコリ。付近には三浦さんをはじめ、有機農業に詳しい先輩農家がたくさんいるので安心して取り組むことができると教えてくれました。

吉賀町

この土地に根付くという意思と、農業を楽しむ心があれば、未経験でも成長できる環境が整っています。「今はまだ国の支援を受けていますが、補助金がなくなっても食べていけるように、しっかり利益を確保したい。そのためにも、まずは秀品率を上げていきたいですね」と和洋さんは直近の目標を語ってくれました。

都会で疲れた心と体をデトックス―兵庫県から移住した長谷川さんご夫妻の場合

続いてお話を伺ったのは、長谷川さんご夫妻です。2人が兵庫県から吉賀町に移住したのは2018年。夫の智則さんは、コンビニ店舗の運営に携わっていましたが、日々の激務で体調を崩し、田舎でゆっくりしたいと考えるように。また、安全な食生活への関心も高まり、有機農業を志したといいます。

吉賀町

長谷川さんご夫妻(左)と指導農家の河口さんご夫妻

島根県のUIターンフェアで吉賀町のことを知り、さっそく現地を訪問。有機農業に取り組む農家の河口さんから「受け入れますよ」と返事をもらい、移住を決めました。「移住前は心身ともに疲れ切っており、あまり人にも会いたくないような状態だったので、人の少ない吉賀町の静かな環境は理想的でした。今、住んでいるところは、鳥のさえずりが響く自然あふれる環境です」

吉賀町

指導農家の河口さんも、実は移住組。2012年に、広島県から祖父母の家がある吉賀町にやってきました。以来、3人のお子さんを育てながら、夫婦でコマツナやレタス、お米などを作っています。「何人も研修生を受け入れてきたのですが、次に来られた方に自分の持つノウハウを全て伝えて、一区切りにしたいと考えていたところにやってきたのが、長谷川さんご夫妻でした。初めて会ったとき、仲が良さそうで、直観的にこの人たちだと思いましたね」と振り返ります。

当初、長谷川さんは少量多品目の野菜を有機農法で作ることをイメージしていました。しかし 「多品目は難しいので、まずは何か一つを極めてみよう」とアドバイスされ、ミニパプリカの栽培を始めて5年。まだまだ病気や害虫と戦っている状態ですが、河口さんは「最初は辛いことも多いけど、土壌を改良して地力を上げていけば、ある程度納得できるものが作れるはず」と応援しています。

吉賀町

「以前は仕事やお金がないことが本当に怖かったんです。でも移住し、食べ物を自分で作れるようになり、その不安がなくなりました。都会の生活が辛いなと感じている方がいたら、ここはいい場所だと思いますよ」と智則さん。

吉賀町

先輩移住者でもある河口なつみさん(左)には生活面の相談も

妻の啓子さんも「近所の方に譲ってもらったコンニャク芋からコンニャクを作ったり、ゆずでポン酢を作ったり、やりたいことができて毎日が充実しています。夜は街灯の灯りが少ないので星がきれいに見えるんです。10分ほど夜空を見ていたら、流れ星が一つは見えますよ」と、吉賀町での暮らしを満喫しています。

島根県吉賀町移住交流ポータルサイト「吉賀町でくらす」

 

 

◆お問い合わせ

吉賀町役場 産業課
〒699-5301 島根県鹿足郡吉賀町柿木500番地1
TEL:0856-79-2213
ホームページはこちら

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