ネギのおいしさはそのままに、価格を抑制
ねぎびとカンパニーは、タイヘイ株式会社、合同会社GREEN VEGE-WORKSとの3社共同開発で、「超お得!やわとろカット葱」を発売しました。
その名のとおり、同社の従来の青ネギパックの半額としつつ、それでいて、ネギ自体は高級レストランでも使われているブランドネギ「やわとろ葱」が使われています。
業務用にも、家庭用にもパッケージを用意。燃料費や肥料費の高騰や円安などによる物価高騰にあえいでいる多くの方にうれしい商品といえるでしょう。
商品販売の背景とポイント
長ネギには白身の部分と青身の部分がありますが、活用される飲食店や工場などによっては「白身だけが欲しい」というケースがあります。すると、青身をカットして出荷します。想像のつくとおりで、このときの青身がこれまで廃棄されていました。
しかし、もちろん青身も食べられますし、カット工場で廃棄するにはその費用もかさみます。農家が廃棄する場合でも、その分は収入に直結しない手間となります。
「2021年頃から、フードロスの観点からも経営の観点からも『何かに活用できないか』と考えていました」と、代表取締役、清水寅(しみず・つよし)さんは話します。
そこで商品化したのが、もともと同社がブランド化している、やわとろ葱の青身の利用です。やわとろ葱とは、全国の若手農家ネットワーク「出荷組合zero」が有機JAS認定の100%有機肥料で作ったネギのことです。「食味がよくて、辛みが少ない」と同社。一般的なネギよりも1本あたり10~15円ほど高い単価をつけられるブランドとなっています。現在は山形県、茨城県、埼玉県などで作られています。
この、やわとろ葱の青身をカットして商品化したのが「超お得!やわとろカット葱」です。そもそも活用されていなかった部分のため、価格を大幅に安く設定でき、購入する事業者や消費者への大きなアピールポイントとなっています。
国内の若手農家の支援にも
やわとろカット葱は、事業者や消費者にとっては財布にやさしく、農業者にとっては廃棄品を商品化することで大きなメリットに。取り組み自体が広がることで、農家の収入向上にもつながっていきます。
SDGsの観点からもフードロスは社会課題の一つでもあり、貴重な農作物を大切に扱うことは、同社の取り組みが社会課題解決にも資するという点で重要でしょう。今後の広がりにも期待がかかります。
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(編集協力:三坂輝プロダクション)