米どころ・新潟でのコンクールは初開催
『米・食味分析鑑定コンクール』は、米・食味鑑定士協会と実行委員会が主催し、国内外から5,000点以上もの出品が集まる国内最大級のお米コンクールです。全国から出品されたお米を分析機器により機械審査をし、最終審査にノミネートされたお米をコンクール当日に米・食味鑑定士が実食して評価し、表彰をします。第25回の開催地は新潟・魚沼郡津南町で、新潟県でのコンクール開催は初。津南町はお米のトップブランド『魚沼産コシヒカリ』の産地としても知られています。
『第25回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会 in つなん』の詳細はこちら
コンクールでは、主要部門となる「国際 総合部門」のほか、「都道府県・海外地域代表 お米選手権」「大型農業法人部門」「栽培別部門」など、さまざまな部門で金賞・特別優秀賞などの表彰が行われます。また、「全国農業高校 お米甲子園」「お米甲子園プレゼンテーション部門」「小学校部門」など、次代を担う子どもたちが参加する部門もあります。
会場ではこのほか、歌手の小林幸子さんらを招いてのトークセッション「米、かがやく:食味・美味しさから地域づくりまで」やステージイベント、全国の生産者などと交流できる懇親会など、さまざまな催しが行われる予定です。
お米にかかわる各社が協力・協賛
さまざまな企業や団体などの協賛によって支えられている『米・食味分析鑑定コンクール』。今回は協力・協賛企業の中から3社をご紹介します。
みのる産業
みのる産業は、除草作業の重労働を大幅に軽減する『みのる水田駆動除草機シリーズ』を展開。田植えの後は、病害虫の防除や水管理など、さまざまな作業があります。特に有機稲作では除草剤を使用しないため、雑草防除に大きな労力が必要です。

農業技術革新工学研究センターと共同で開発された『みのる水田駆動除草機シリーズ』
車体中央に搭載したミッドマウント方式により条合わせがしやすくなっており、強制回転式のローターと強制揺動式のツースで高精度かつ高効率な除草が可能です。
また、機体重量が軽く湿田でも沈みにくくなっています。シリーズには、条数・条間などタイプ別に6型式がラインナップ。すべての型式で農林水産省の『みどり投資促進税制』認定機種になっています。
奥出雲仁多米
西日本の米どころ島根県奥出雲町の『出雲國仁多米』は、奥出雲仁多米が取り扱っているブランド米で、「米・食味分析鑑定コンクール」では何度も金賞を受賞しています。
奥出雲町は脈々と連なる中国山脈に抱かれ、面積の86%が林野で占められている豪雪地帯。斐伊川源流に位置しているため、ミネラルを豊富に含んだ雪解け水が棚田を潤しており、日本有数の和牛の産地ならではの有機堆肥が良質な土作りに繋がっています。

西の横綱として不動の地位を確立した『出雲國仁多米』
標高300~500mという昼夜の激しい寒暖差により、旨みを醸し出す良質なでんぷん質が蓄えられ、仁多米のおいしさを育んでいます。籾のまま低温貯蔵し、出荷直前に籾すり精米するため、1年中新鮮な味わいを届けられるのも特長です。
愛華
土壌改善に役立つ資材『エポック』など、米作りに役立つ資材を展開している愛華。今回ご紹介する『エポック』は、有機JAS規格別表1適合資材の特殊肥料です。嫌気性微生物がよく繁殖し、根腐れや老化、枯上がりを防ぐ機能の活性化、硫化水素ガスによる生育障がいの軽減、団粒化することによる土壌改良、残留窒素の分解促進、蛋白含有量の引き下げなどを目指し、土壌を腐敗系から発酵系に変えていきます。

土壌環境を変化させ、植物に影響を与えるバイオスティミュラント資材で「安心・安全・持続可能な農業の実現」を目指している愛華の『エポック』
また、『民間農法シリーズ愛華農法:微生物・酵素で土と作物の自然力を引き出す』や『新版野菜の作業便利帳よくある失敗100カ条』などの書籍も出版しています。
お米の評価・表彰を始め各種イベントやさまざまな協賛企業・団体との交流なども通じ、よりよいお米作りや生産者支援を目指している『第25回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会 in つなん』。興味のある人は足を運んでみてはいかがでしょうか?
『第25回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会 in つなん』の詳細はこちら
次回は、今回紹介しきれなかった協賛企業についてご紹介します。