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“ホップの郷よこて”を担う地域おこし協力隊を募集!生産量日本一の秋田県横手市を盛り上げよう

“ホップの郷よこて”を担う地域おこし協力隊を募集!生産量日本一の秋田県横手市を盛り上げよう

ビールのさわやかな香りと苦味は、「ホップ」というアサ科のつる性の多年草で付けられています。その国産ホップの生産量日本一を誇るのが秋田県横手市です。同市の大雄(たいゆう)地域では持続可能なホップ生産地“ホップの郷よこて”を目指し、ホップを生かしたさまざまな地域活性化事業を行っています。その横手市が、ホップ生産者の思いを未来につなぐ地域おこし協力隊を募集します。半世紀にわたってホップ栽培を支える大雄ホップ農業協同組合の取り組みから、協力隊員が担うミッション、やりがいを紹介しましょう。

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“ホップの郷よこて”秋田県横手市

     

秋田県横手市は、面積692.80平方キロメートルの土地に約83,400人が生活を営む、秋田県東南部の中心都市です。東は奥羽山脈、西は出羽山地に囲まれた横手盆地の中央に位置し、水稲を中心にリンゴ、ブドウ、サクランボ、スイカなどの栽培が盛ん。B-1グランプリで優勝実績がある「横手やきそば」や、毎年2月に開催される伝統行事「かまくら」で知られる横手市のグルメと四季折々の豊かな景観は、訪れる人を魅了し続けています。

そんな横手市の隠れた特産品がビール製造には欠かせない「ホップ」です。国産ホップの約4分の1を生産し、生産量日本一の同市では現在、23戸の農家がホップ栽培に情熱を注いでいます。

名実ともに日本一のホップ生産量を誇る横手市の中でも大雄地域は気候や土壌、安定した水資源がビールの香りと苦みの原料となる「ホップ」の栽培に適しており、国内屈指の「ホップ」の産地となっています。

持続可能なホップ生産地を目指して。官民連携組織“よこてホッププロジェクト”が始動!

     

減反政策によって1971年に始まった大雄地域のホップ栽培は、先人たちの知恵と弛みない努力に支えられながら大切に育まれています。しかし、生産者の高齢化や担い手不足により、ピーク時には130戸ほどあったホップ農家が、現在は23戸にまで減少。生産量も減少傾向にあり、ホップ生産者の育成が急務です。

そこで横手市では、持続可能なホップ生産地“ホップの郷よこて”を目指し、大雄ホップ農業協同組合、地元民間組織「YOKOTE HOPPERS」、キリンビール株式会社、横手市の4団体による“よこてホッププロジェクト”を立ち上げました。設立から50年を経過した大雄ホップ農業協同組合と「伝統の50年から挑戦の100年へ」のスローガンを共有し、ホップの一大生産地としての誇りと技術の継承を目指しています。

松ぼっくりに似た形をしていることから毬花(まりばな)とも呼ばれるホップ

プロジェクトの中心であり、国産ホップ生産量日本一を支えているのが大雄ホップ農業協同組合です。長年にわたり、経営から栽培指導、新規就農者の育成まで幅広く尽力し生産者をサポートしてきました。

そこで今回は、大雄ホップ農業協同組合の皆川廣太(みなかわ・ひろた)代表理事組合長と、課長補佐の佐々木安子(ささき・やすこ)さんを取材。ホップ栽培の魅力や組合の役割などについてお話を伺いました。

ビール会社による全量買取。収益性の高さが魅力

キリンビール株式会社との契約栽培により、大雄ホップ農業協同組合のホップは同社が全量買取を行っている

「1971年はちょうど私が就農をしたころ。減反政策によって水稲だけでは安定した収益が見込めないと考え、先人たちが始めたのがホップです。あれから半世紀たった今、国産ホップ生産量日本一を築きあげることができたのは、あの時に決断した仲間たちのおかげだと思っています」

大雄ホップ農業協同組合の皆川代表理事組合長

と、話す皆川組合長をはじめ、大雄ホップ農業協同組合に所属する市内23戸の農家の多くは水稲と兼業でホップ栽培に取り組んでいます。夏に収穫時期を迎えるホップが秋の水稲の収穫時期と被らないことも、選ばれた理由の1つです。

大雄ホップ農業協同組合で栽培されるホップはビール会社大手のキリンビール株式会社との契約栽培となっており、同社が全量を買い取るため、生産者は安心して栽培に励み、そして安定した収益を得ることができます。しかし、組合員は収益性の高さに甘んじることなく技術を磨き、品質を高めてきました。

生産者がホップ栽培に集中して取り組めるよう長きにわたって支えてきたのが組合員から「安子さん」と呼ばれ、親しまれている佐々木さんです。

大雄ホップ農業協同組合の佐々木さん

「前任者から引き継ぐかたちで組合職員となり、気が付くと大雄ホップが歩んできた歴史のうちの40年という勤続年数となりました。」

と、笑顔で話す佐々木さんは経理のみならず、栽培管理や防除、収穫体制に関する指導や収穫乾燥されたホップの等級格付検査のほか、関係機関との連絡調整、イベントの企画運営などあらゆる業務を担っています。

「ピーク時に比べて生産量が減少傾向にあるよこてホップですが、キリンビールさんをはじめ、横手市や地元民間組織YOKOTE HOPPERSなどから支援をいただき、今日があります。国産ホップという地域の宝を守るお手伝いができればという思いで、頑張ってきました」

そう謙遜する佐々木さんですが、皆川組合長は“安子さんがいたからこそ、今日までやってこれた”と、その仕事ぶりを高く評価します。

「わからないことは安子さんに聞けば大体のことは解決します。新規就農者へのフォローも手厚く、誰もがお母さんのように慕っています。」(皆川さん)

ホップの作業工程を記した作業暦も佐々木さんが年1回見直し、作成。生産者はこれに倣って栽培を行っている

大雄ホップ農業協同組合と共にホップ栽培を支える横手市は、次世代の担い手を育成するための研修事業などに取り組み、よこてホッププロジェクトと連携しながら持続可能な産地を目指しています。

収穫は共同作業。チームで取り組むホップ栽培

     

つる性のホップは1年で8メートル前後に成長するため、巻き上がっていく支えが必要です。そこで、高さ5メートルほどの棚上部の針金に一定間隔でひもを結び、下げて、そこに株から出たつるを巻き上げて栽培します。(8メートル前後伸びるので、つる下げという作業を行います。)

「防除作業や収穫作業は共同作業で行っています。そのため、仲間意識が強く、助け合いの精神で農業ができるのが大雄地域の特徴です」(皆川さん)

また、支柱など設備投資がかかるホップは、初期投資の面でハードルが高い作物です。大雄ホップ農業協同組合では離農した農家と新規就農者のマッチングを行い、ほ場を継承。耕作放棄によって栽培を絶やさない取り組みも行っています。

よこてホップのさらなる躍進には、ホップ農家を支える人材が必要不可欠

「生産者を育成することも急務ですが、よこてホップを内外にPRし、ファン作りをすることも大切です。その結果、ホップ栽培に興味を持ち、新規就農する方が増えるといった相乗効果が生まれることを目指しています」(佐々木さん)

そこで組合では、佐々木さんの業務を共に遂行する職員を新たに募集します。職員は地域おこし協力隊としてのさまざまな活動を通し、ホップ農家である組合員のサポートやよこてホップの魅力を内外に発信するなどの業務を担います。

令和5年度地域おこし協力隊募集(大雄ホップ農協)
ご応募は【令和6年1月31日】まで!

     

「一般的な求人採用ではなく、地域おこし協力隊として活動することで、地域の方とふれあい、土地の気候風土を体感することができます。生産者と関係機関、よこてホップのファンの方々との接着剤となって活動できる方を歓迎します」

と、地域おこし協力隊に期待を寄せる皆川さん。そこには人とのつながりを大切にする人柄のあたたかさが伺えます。

「外からの視点で横手やホップの魅力を掘り起こし、発信していただけたらと思っています。私はその部分が苦手なのでぜひ、斬新なアイデアでよこてホップを盛り上げていただきたいです」

長きにわたって組合を支えてきた佐々木さんもまた、隊員の新たな視点を求めることで、さらなるよこてホップの飛躍を待ち望んでいます。

令和5年度横手市地域おこし協力隊募集中

横手市では地域おこし協力隊活用事業をさらに効果的に進めるため、地域おこし協力隊員を受け入れるとともに、隊員と協働して地域協力活動を行う「活動支援団体」として大雄ホップ農業協同組合を選定しました。

隊員は大雄ホップ農業協同組合の一員として、組合員と密に関わりあいながら生産体制をバックアップし、ホップの生産振興に取り組んでいただきます。

「旧大雄村(※)の村の花はホップだったことからもわかるように、大雄地域はホップを地域の宝として大切にしてきました。その思いを実らせ、共に未来につなげる活動ができることを楽しみしています」

と、佐々木さんも地域おこし協力隊に期待を寄せます。

※旧大雄村:2005年10月1日に市町村合併によって横手市となった旧平鹿郡大雄村

     

新たなことにチャレンジできる環境は、横手市地域おこし協力隊の最大の魅力。国産ホップの需要が高まる昨今、生産量日本一を持続するためには、新たな知恵とパワーが必要不可欠です。

あなたのアイデアで“ホップの郷よこて”を実現してみませんか?

令和5年度地域おこし協力隊募集(大雄ホップ農協)
ご応募は【令和6年1月31日】まで!

■お問い合わせ■
横手市役所 農林部食農推進課担い手育成係
〒013-0354 秋田県横手市大雄字狐塚253番地
TEL:0182-35-2267

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