マイナビ農業TOP > 農業ニュース > 厄介者のもみ殻を優れた資材に変える『スミちゃん』とは?農研機構のもみ殻炭化実証 試験機器の一つとして採択

タイアップ

厄介者のもみ殻を優れた資材に変える『スミちゃん』とは?農研機構のもみ殻炭化実証 試験機器の一つとして採択

厄介者のもみ殻を優れた資材に変える『スミちゃん』とは?農研機構のもみ殻炭化実証 試験機器の一つとして採択

水稲栽培で必ず発生するもみ殻。処理に頭を抱える農家さんも多いのではないでしょうか?少し厄介者のもみ殻ですが、実は炭化すると優れた土壌改良材になります。

そこで今回は、もみ殻を簡単に炭化し価値ある副産物へと生まれ変わらせる、もみ殻連続炭化給湯暖房装置『スミちゃん』に注目!『スミちゃん』を導入し、土壌改良に活用する農家さんにお話しを聞きました。

twitter twitter twitter

国の政策にもマッチ!もみ殻くん炭が簡単にできる『スミちゃん』

『スミちゃん』の開発・販売を行うのは「環境にやさしいモノづくり」をモットーに、高い技術力と独創的な視点で製品開発を行うエスケイ工業有限会社。『スミちゃん』は同社の代表製品のひとつです。

もみ殻連続炭化装置『スミちゃん』

毎年のように大量発生するもみ殻は、処理が追い付かずに余ってしまうケースも多い悩みの種。廃棄処分するにはコストがかかりますし、水田にそのまま戻すと二酸化炭素が発生し、環境負荷が懸念されます。そんな悩みを解決しようと、開発されたのがもみ殻を炭化する『スミちゃん』です。

もみ殻は炭化すると、無数の小さな穴ができる多孔質構造に。生のもみ殻よりも軽く、保水性や通気性が向上し、小さな穴は土壌環境を改善する微生物の住処となり、より良い土づくりが期待できます。

また、レタスの育苗期にもみ殻くん炭を使って覆土すると培地中の硝酸態窒素が増加。苗の窒素吸収や生育が促進されるという農研機構の研究成果もあり、もみ殻くん炭は優れた資材だと分かります。

加えて、もみ殻は炭化すると、水田に戻しても二酸化炭素が発生しなくなります。これは、農林水産省が進める「みどりの食料システム戦略」で掲げられている「農林水産業のCO2ゼロミッション」実現に最適な取り組み。農業の生産性向上と持続性を目指す政府の政策方針とマッチする『スミちゃん』は、補助金・交付金を活用して導入できるメリットもあります。

さらに、もみ殻を燃焼する際の熱を農業用ハウスなどの暖房設備へ再利用できるので、水稲と施設の複合農家にとっては、燃料費削減も期待できる優れものです。

『エスケイ工業有限会社』のHPはこちら

優れた土壌改良材としての効果に期待して導入

兵庫県丹波篠山市で水稲を主に丹波篠山ブランドの黒豆などを栽培する『株式会社丹波たぶち農場』では、もみ殻を土壌改良材として活用するため、2023年10月に『スミちゃん』を導入しました。

同社では「環境に負担をかけない農業を」との思いから、地域の畜産農家から引き取った牛糞を使用して堆肥をつくるなど、循環型の農業を実践。特別栽培での米づくりなど、できる限り農薬や化学肥料に頼らない、持続可能な農業を目指しています。『スミちゃん』の導入経緯や実用しての感想を専務取締役の田渕泰久さんに聞きました。

丹波たぶち農場 専務取締役 田渕泰久さん

丹波たぶち農場では水稲を約57ha、黒大豆11ha、白大豆5ha、夏の枝豆1.5ha、施設いちご15aを生産していて、毎年のようにもみ殻が大量発生します。その有効活用のために導入を決めました。補助金を使えたのも大きな決め手です。

これまでは、畜産農家の畜舎の敷物に再利用してもらい、肥料用の牛糞と交換するかたちで循環させていました。しかし、畜産農家が廃業し、もみ殻の行き場がなくなり処理に困っていたそう。何か有効的に活用できる方法はないかと模索していた時に『スミちゃん』を知りました。

丹波たぶち農場の『丹波篠山のこしひかり』

もみ殻はそのまま圃場に戻してもいいのですが、炭化するとより効果的な土壌改良材になります。炭化してできた無数の小さな穴が土壌微生物の住処になり、ケイ酸をはじめとしたミネラルが溶けやすくなると言われています。

また、当社は作業を効率良く進めるため、稲刈りの際に雑草も一緒に刈り取ります。そのため、どうしてももみ殻に雑草種子が混入してしまい、そのまま圃場に戻すと雑草が生える原因になってしまうんですよ。その点、『スミちゃん』で炭化すると雑草種子も一緒に炭化するので、雑草対策にもなるんです。

『スミちゃん』導入の前、もみ殻を炭化する装置を導入している農家さんを訪ね、使い方や感想を聞くなどリサーチしたそうです。

『スミちゃん』を使っている水稲農家さんと、他メーカーの機械を使っている水稲農家さんを訪ねました。稼働している様子や感想を聞かせてもらい、品質はどちらも変わらないのを確認したんです。価格が圧倒的に『スミちゃん』の方がお手頃だったので即決でした。

簡単操作で使いやすい!静かで煙や臭いも気にならない

『スミちゃん』の使い方はとても簡単で、稼働開始時に着火するだけ。後は自動でもみ殻が投入され、連続して燃え続けます。もみ殻自体が燃料なので経済的なのも魅力です。

実際に使って、火力や燃焼時間の調整など操作がとても簡単だと実感しました。誰でもすぐに操作できますよ。朝、火を付けたら後は時々、様子を見る程度でほったらかしでいいのも気に入っています。

さらに、『スミちゃん』は音がほとんどせず、煙や臭いが出ないのも特長です。

野焼きは法律で禁止されていますし、近隣住宅とのトラブルにもなりかねません。そいった点でも『スミちゃん』はとても優秀です。実際に燃やしていても煙や臭いは気にならないので、住宅地に囲まれた場所での農業にも最適だと思います。

同社では『スミちゃん』を堆肥舎の横に設置し、出来上がったもみ殻くん炭を牛糞と混ぜて堆肥をつくり、水田と大豆の畑にすき込んで土壌改良を図っています。

丹波篠山は粘土質なのが特徴です。この篠山盆地特有の土壌が豊かな農産物を育んでくれているのですが、作業性の面ではデメリットでもあります。

雨が降ると圃場がどろどろになって、トラクターが沈んで作業ができなくなるほどなんです。そこで、もみ殻くん炭を混ぜた堆肥をすき込むことで、やさしい土になると期待しています。

『スミちゃん』は農場が目指す循環型農業に欠かせない

同社では、これから数年単位の時間をかけて、ゆっくりと土壌改良に取り組んでいくそうです。田渕さんが土壌改良に力を注ぐ根底にあるのは、丹波篠山への恩返しの気持ち。農業の近代化に伴い農薬や化学肥料に頼ってきた結果、弱くなってしまった土本来の力を取り戻したい思いで取り組んでいます。

丹波篠山には黒枝豆をはじめ、全国に誇れる特産品がたくさんあります。消費者の方にも『丹波篠山ブランド』が認知されていますが、それは丹波篠山の独特な風土があったからこそ。それが、今の農業が負担になって失われてはなりません。

丹波たぶち農場の『丹波篠山黒大豆』

農業の基本である土づくりに立ち返って、持続可能な豊かな農業を次世代へ繋ぐのが田渕さんの夢なのだそう。

次の世代、そのまた次の世代へと、豊かな農業を繋げられるよう、循環型農業の基盤を築きたいと考えています。その基盤づくりのひとつとして、『スミちゃん』を活用したもみ殻の再活用は私たちには欠かせません。土壌の変化が分かるのは少し先になりますが、今からとても楽しみです。

***

農研機構のもみ殻炭化実証試験機器の1つとして採択されている、もみがら連続炭化装置『スミちゃん』。循環型の持続可能な農業に貢献できるバイオ炭生産機として注目されています。『スミちゃん』は生産能力に応じて各種の品ぞろえをしているのも特徴です。農林水産省が策定した『みどりの食料システム戦略』の取り組みの1つがバイオ炭。『スミちゃん』はその取り組みにも適合しています。バイオ炭についても、各方面から多数のお問い合わせをいただいているそうです。詳しくはエスケイ工業にお問い合わせください。

『エスケイ工業有限会社』のHPはこちら

お問い合わせ

エスケイ工業有限会社
〒283-0833 千葉県東金市滝沢534地
TEL:0475-55-9266(平日9:00~18:00)
mail:esukeikougyou@gmail.com

取材先

株式会社丹波たぶち農場
〒669-2723 兵庫県丹波篠山市口阪本158-3
Tel:079-593-0545
HPはこちら

関連記事

タイアップ企画

公式SNS

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する