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麦類を赤かび病や網斑病から守る「ワークアップフロアブル」。品質・収量だけでなく食の安全にも貢献!

麦類を赤かび病や網斑病から守る「ワークアップフロアブル」。品質・収量だけでなく食の安全にも貢献!

麦といえば、もともと乾燥した気候を好む作物ですが、雨の多い九州各地でも栽培が盛んです。麦の大敵である「赤かび病」から守ってくれるのが、園芸用殺菌剤「ワークアップフロアブル」です。その効果を確信し、3年前から「ワークアップフロアブル」を使用しているという、熊本県八代市の株式会社アグリ日奈久さんに、実際の使用感や注意点などをお聞きしました。

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雨の多い九州で赤かび病から麦を守るために

全国有数の農産地、熊本県八代市。干拓地から続く広大な平野では、日本一の生産量を誇るトマトやいぐさ、露地野菜、果物などさまざまな農産物が作られています。近年、高齢化や後継者不足などにより農業従事者数は減少しているものの、専業農家が比較的多く、1戸あたりの栽培面積も広いのが同市の特徴です。

アグリ日奈久の従業員のみなさん

そんな八代市日奈久地区で平成21年に農業法人化したのが、アグリ日奈久です。18戸の農家が出資し、当初40ヘクタールからスタート。年々農地を広げ、現在は麦51ヘクタール、水稲140ヘクタールのほか、ブロッコリーやカリフラワーなどの露地野菜や施設園芸のスナップエンドウも栽培しています。

「当初は出資した農家で稲作を共同でやっていましたが、だんだん受託作業が多くなってきたんです。それぞれの農家は自分のところの作物もあるし、後継者がいる農家も少ないので、人を雇うようになりました。今では外国人を含め11人を雇用しています」と話すのは、代表の白石節夫さん。

株式会社アグリ日奈久 代表取締役 白石 節夫さん

実は、八代市で栽培されている麦の約2割は、アグリ日奈久が栽培しているとのこと。
「水稲の裏作として、チクゴイズミという品種を育てています。麦は機械があれば、あまり人手がかからないという特徴があるので裏作に適しているんです。また、早生種のチクゴイズミは雨の少ない5月に収穫できるため、6月には梅雨時期に入るこの地域でも病気にならずに栽培しやすいという特徴があります」

取材に訪れた4月中旬はワークアップフロアブル散布の最終時期。1ヶ月後には、麦は黄金色に色付き、収穫を迎えます。

とはいえ、麦はもともと雨に弱い作物です。収穫前には穂が上向きになるので、降雨はもちろん朝露でも穂の濡れが助長され、赤かび病が発生しやすくなります。赤かび病被害粒の混入率が0.0%を超えると検査規格外となります。また、赤かび病は収量や品質を下げるだけでなく、人や家畜に有害なかび毒(デオキシ二バレノール:DON、二バレノール:NIV)を生成するため、適切な対策が不可欠なのです。
雨の多い九州、八代で赤かび病を発生させず、収量や食の安全も守る!それまで長く使っていた殺菌剤の効果が落ちていると感じたアグリ日奈久では、3年前から「ワークアップフロアブル」を導入しました。では「ワークアップフロアブル」とは、どんな商品なのでしょうか。

大雨でも被害を出さなかった「ワークアップフロアブル」

     

「ワークアップフロアブル」を販売する北興化学工業株式会社の荻野哲也さんにお話を聞きました。
「ワークアップフロアブルは、麦類に加え、玉ねぎにも使用できる園芸用殺菌剤です。フロアブルと粉剤DLの2剤型があり、フロアブルは無人ヘリやドローンなどの空中散布が可能です。粉剤DLは小規模の農家で使われることが多いですね。何より、麦類の品質や収穫を脅かす赤かび病の予防に優れた効果が期待できる商品として北海道を除く全国で使われています」
※北海道ではワークアップフロアブルと同じ有効成分「メトコナゾール」を含有するリベロ水和剤が使用されています。

ワークアップ剤の5つの特長

【1】麦類の赤かび病だけでなく網斑病にも優れた防除効果
【2】フロアブルと粉剤DLの2剤型がある
【3】フロアブルは無人航空機やドローンによる散布が可能
【4】浸達性と浸透移行性があり、降雨の影響を受けにくい
【5】フロアブルは玉ねぎの病害防除にも使用OK!

アームを広げると全長1.5メートルほどもあるドローンでの散布は圧巻。広い面積も一瞬で散布終了。

「通常は雨が降らなくても、ドローンで2回、予防的に散布しています。収穫前に雨が降ったりすると、状況を見ながら3回目を散布することもあります。ただし、ワークアップフロアブルは麦と玉ねぎ以外の作物には適用がありませんので、隣の畑がそれ以外の作物を作っている時は、風向きや時間帯に気を遣います。ハウスの場合は事前に連絡して閉めてもらうなどしています」と白石さん。

オペレーターの表情も真剣です。

気候変動の影響もあり、これまで雨の少なかった5月に雨が降ることが増えたそうですが、アグリ日奈久では高品質の麦を安定して出荷し続けています。さらに今年は、畑が水につかるほどの大雨に見舞われたそうですが、心配された赤かび病は発生していないとのこと。「赤かび病が発生して出荷ができないところがある中で、うちの麦が出荷できるのは、ワークアップフロアブルのおかげ。今のところ、赤かび病と網斑病にはいちばん効果があると実感しています」と太鼓判を押します。

地域の農業と食の安全を守るために

アグリ日奈久の農家の平均年齢が60代となり、労働力確保が今のいちばんの課題だという白石さん。今後も、外国人労働者の力を借りながら指導力を高め、自分たちで自立できる農業を目指していきたいと話します。

     

「八代には、ここでしか作られていない晩白柚(ばんぺいゆ)と呼ばれる世界一大きな柑橘類もあるんですよ。八代の農産物をぜひ多くのみなさんに味わってもらいたいですね」

先祖から代々受け継いできた土地を守りたいという強い思い。日々、努力や工夫を惜しまない八代の農家の熱意とプライドが、これからも全国に安全な農産物を届けます。

取材協力
株式会社アグリ日奈久

【お問い合わせ】
ワークアップ普及会
株式会社クレハ 【事務局】北興化学工業株式会社
〒103-8341 東京都中央区日本橋本町一丁目5番4号
TEL:03(3279)5161

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