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“子持ち様”の東京生活に限界を感じ、地方移住。子どもたちの「今」を優先したワーママの決断と新生活

“子持ち様”の東京生活に限界を感じ、地方移住。子どもたちの「今」を優先したワーママの決断と新生活

2024年4月、新潟県三条市で久田家の新生活が始まりました。夫婦共に30代半ばで、東京でそれぞれ別の大手人材系企業に勤め、子どもを持ってからも互いに仕事は妥協せず、それぞれのキャリアを築いてきました。その中で、以前から頭の片隅にあったのが、地方暮らし。子どもをめぐっての隣人トラブルが、その背中を押しました。移住までの葛藤、三条市を選んだ理由、そしてこれからの生活を夫婦が語ってくれました。

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新潟・三条市で家族そろって新生活、移住したワーママの新しい働き方

ものづくりのまちとして知られる新潟県三条市。その市街地から車で20分ほど走った山沿いの下田地区にある一軒家が久田家の新しい住まいです。周囲には森林を背景に小川が田畑を潤す里山の風景が広がっています。

出迎えてくれたのは、妻の久田美里さん(34)と夫の久田剛寛(36)さん。その日は平日で、3歳の長男と1歳の次男は、車で数分のところにある保育園に通っていました。

美里さんは子育てをしながら仕事もこなすワーキングママ(ワーママ)。勤めていた会社では、地域活性化の施策やイベントを企画・運営する部署の課長職でした。移住を機に正社員として働くことを諦め、現在は個人事業主(フリーランス)として、元勤務先などからの業務受託を含め、同様の仕事に携わっています。

家族4人が暮らす4LDKの平屋はガレージ、ロフト付き。玄関すぐ横の角部屋が美里さんの仕事部屋です。リモートでYoutube配信やオンラインイベントにも自宅で対応し、都内へ出張することもしばしば。新幹線の燕三条駅から東京駅までは所要110分程度です。以前にも増して仕事に対してポジティブで、法人化の準備も進めていると言います。

剛寛さんは、美里さんとは別の人材会社に勤務しており、直近2年は自社の人事をしていました。現在は家事育児の比重をあげる為、三条市への移住や就職を支援するきら星株式会社で時間勤務をしています。久田家が移住する際、きら星にサポートを受けたことが縁です。

久田家が受けた移住サポートはこちら

首都圏での子育て環境に閉塞感、仕事軸のライフプランを再構築へ

新潟県魚沼市で生まれ育った美里さんには、子どもにも自然豊かな環境でのびのび育ってほしいという思いで、結婚当初から地方移住の考えがあり、剛寛さんもそれに同意していました。現在3歳になる長男が生まれたとき、移住先を考えるようになりましたが、それはまだ先のこと。時短勤務で仕事と育児を両立させることが当たり前になり、そのまま実現しない可能性もありました。

しかし、次男が生まれ、住まいが手狭になったため、住んでいた家の近くに広い物件を探して引っ越した先で一刻を争う事態が発生。それは、隣人からの理不尽なクレームでした。「子どもの足音がうるさい」という苦情が入るようになり、配慮して床に吸音マットを敷き詰めてもクレームが止むことはなく、ひどいときは3分おきに詰め寄られ、一家は神経をすり減らしていきました。

「『静かにしなさい』と言わなければならないのが一番辛かった」と美里さん。子どもたちは、保育園へ迎えに行くと「家に帰りたくない」と泣き出したり、癇癪(かんしゃく)を起こすようになりました。夜泣きもあり睡眠不足でイライラが募る毎日。夫とはお互い仕事も抱えながら、クレームに神経を尖らせ、口論になることも。「家族全体が負のスパイラルに入っていました」(美里さん)。

気晴らしに子どもたちを外へ連れ出しても、公園はボール遊び禁止、大声禁止。河原はバーベキュー禁止。人口密度が高い東京には発散する場所はありません。美里さんは度々子どもを連れて実家に帰りました。新潟での秋休み、子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿を見て、地方移住への意志を固めました。

「仕事はどうするの?」と言っていた剛寛さんは、埼玉県生まれでサラリーマン家庭に育ち、大学進学、就職を人生のコースとして疑うことはありませんでした。しかし、子どもたちの「今」を思うと、従来の価値観に縛られている場合ではありません。「仕事軸のライフプランをリセットするいい機会になりました」(剛寛さん)。

移住にスイッチが入った久田家。条件は保育園が近くにあり、進学率の高い公立高校が通える範囲にあり、加えて東京へ出やすいこと。グーグルマップで移住生活を仮想していましたが、2023年10月、候補地のひとつ三条市での移住体験モニターツアーに家族で参加したことで現実に大きく近づきました。

「ツアーで先輩移住者のママさんに『仕事はどうしました?』と聞いたら、『最初は失業保険をもらった』と明るく言うので、『それでいいよね』と腹が決まりました」と美里さん。ツアー宿泊先のキャンプ場のテントで親子川の字になって、三条市への移住を決めました。この先どうなるかの心配よりも、一刻も早く環境を変えることが久田家には大事だったのです。

暮らし・仕事・自然が隣り合い、地域との一体感が心地よい三条ライフ

通常なら移住は検討を始めてから1年半かかると言われますが、久田家は約半年というスピードで実現。三条市の移住促進住宅の中から住まいが見つかり、24年4月に引っ越しました。自宅についている畑で、子どもたちが好きなサツマイモを作ろうと、剛寛さんは草刈りから農業に着手しました。隣家と100m以上離れた庭先ではバーベキューもOK。暮らし・仕事・自然を近い距離で行き来できる環境です。

「三条市に移住してきてよかった」という美里さん。そう思わせてくれたのが、地域との一体感です。移住者に対してオープンで、みんながみんなを知っているホーム感もあります。

「三条市が地区ごとに住民と移住者の顔合わせの場をセッティングして、そこへ市長も来てくれました。市長は同じ子育て世代で話も合い、親近感があります。近所の方たちも面倒見がよくまるで親戚のようです」(美里さん)
子どもたちの表情も変わりました。屋根裏部屋を秘密基地にして、家の中でも外でも思いっきり遊んでいます。

子育て世代こそ地方移住のメリット大

「失敗したらやり直せばいいぐらいの気持ちで、移住はもっと気軽に考えていいと思います。子どもの成長が見られたり、家族の絆が深まったり、地方移住のメリットはたくさんあります」(美里さん)

近隣との関係が希薄な東京では、人に親切にしたり・されたりする機会も失われがちですが、この町ではみんなが知り合い。久田家の子どもたちも社交的になってきました。

「三条市への移住は子どもたちの今を考えた選択です。将来、子どもには国内外問わず他の地域での生活も経験してもらいたいし、子育ての前提なしで自分たちが移住するなら、どこを選ぶのかも見てみたい」(剛寛さん)

「価値観や状況が異なる人たちがごちゃ混ぜに密集する首都圏で、仕事や生活に疲弊している人も多いと思います。私もそうでした。大学進学の流れでそのまま首都圏での子育てが始まりましたが、ライフステージが変わることで住む場所を変えるのは自然なこと。子育てを都会でがんばるワーママに、地方移住という選択肢を提案したいです」(美里さん)

移住の後悔は一切なし。同時に移住の心理的ハードルも下げた久田家のこれからが楽しみです。

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