マイナビ農業TOP > 農業ニュース > 革新的な製剤技術で環境負荷の低減を実現! 新規水稲箱処理剤『リョーガ®』シリーズ

タイアップ

革新的な製剤技術で環境負荷の低減を実現! 新規水稲箱処理剤『リョーガ®』シリーズ

AGRI+

革新的な製剤技術で環境負荷の低減を実現! 新規水稲箱処理剤『リョーガ®』シリーズ

水稲農家を悩ませる稲の病気「いもち病」。日本農薬株式会社の開発する『リョーガ®』シリーズは、育苗箱処理でいもち病や水稲主要害虫を同時に防除できる待望の新剤だ。そんな画期的な水稲箱処理剤『リョーガ®』シリーズについて紹介しよう。

twitter twitter twitter

「技術革新による食とくらしへの貢献」に挑むグローバル企業

日本農薬株式会社は「食と緑を守る」企業として1928年に創立された、国内初の農薬専業メーカーだ。コアとなる農薬や作物保護資材から、化学品、医療、動物薬などの幅広い分野で、安全かつ高品質な製品を提供している。現在では日本農薬グループ製品の農薬登録件数は世界100以上の国と地域に広がり、グローバルな視野で時代のニーズに即した製品開発を続けている。

そんな同社では、環境負荷低減に向けたサステナビリティ経営を推進中だ。化学農薬使用量を減らしていくことが世界中で求められる昨今、より環境保全に配慮した「環境調和型」の製品開発に向けて取り組みを強化。農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」に対応すべく、農薬メーカーとして培ってきた多くの知見と経験を生かし、最先端技術を駆使して解決する「スマート農業」にも早くから取り組んでいる。

研究開発の拠点として、合成研究から生物研究、安全性研究、プロセス化学研究、製剤研究まで行っているのが、大阪府河内長野市にある総合研究所だ。7万1000㎡ほどある敷地内には、研究棟、動物飼育棟、温室や圃場などがあり、最先端の機器や研究設備の中で日々新しい製品が生み出されている。この研究所で誕生した『リョーガパディート』『リョーガフェルテラ』『リョーガエザルタ』の三つの粒剤は、その効果もさることながら、製造工程でのCO2発生削減にも大きく貢献できるのが特徴だ。まさにサステナビリティ経営を体現する新剤といえるだろう。

 width=600

『リョーガ®』シリーズは、は種時から移植当日まで時期を選ばず使用できる

いかにして防除効果を最大限発揮させるか。スケール化に大きな壁も

「水稲箱処理剤」と呼ばれる、育苗箱に処理する薬剤は、生産者の栽培方法や育苗中のさまざまな生育ステージに合わせて柔軟に対応できるタイプが近年トレンドになりつつある。しかし、同社で販売していたいもち病防除剤は、処理時期別に二つの製品を使い分ける必要があった。

『リョーガ®』シリーズ以前から、いもち病に効く有効成分チアジニルを使用した製品の開発に携わっていた青地さんは「種籾の段階から長期間にわたって持続的に防除効果を発揮させるため、薬剤の溶け出し方をコントロールしなければならないのですが、薬剤が効きすぎると芽が出にくかったり、根が十分に張らなかったりするので、その塩梅が非常に難しかったですね。また、水稲箱処理剤で最もポピュラーな製剤型である粒剤は、製造工程で大きなエネルギーを使います。『リョーガ剤』 の開発ではこの点を改善すべくエネルギー効率の良い製造方法の模索にも長い時間を費やしました」と話す。

最終的にこれまでの常識を覆す機器の使用方法を見出し、小型試験機での実験がスタートしたが、工業化にあたって更に大きな壁にぶつかったという。

「小型試験機からの効率的なスケールアップを達成するため奔走しました。粘り強く実現に向けて取り組んだ結果、環境負荷の低い製造方法かつ、は種時から移植当日まで時期を選ばず使用できる待望の新剤を生み出すことができました」

一度の施薬で防除効果が持続。人と環境に優しい製剤が誕生

新しい製剤技術は有効成分の粒子を精密に分散させ、有効成分の溶出性をコントロールすることにより、使用時期を限定しない幅広い施薬が可能となった。更に、いもち病防除にプラスして、初期害虫に加えイナゴ類登録を有する『リョーガパディート』、チョウ目害虫に効果の高い『リョーガフェルテラ』、スピノシン系で既存剤に抵抗性を獲得した害虫にも有効な『リョーガエザルタ』の三つの製品を開発した。

技術普及部の長谷部さんは「地域に合わせ『リョーガパディート』か『リョーガフェルテラ』を選び育苗箱に施薬すれば、一度で高い防除効果が得られます。同じ薬剤を長く使っていると害虫が抵抗性を獲得してしまう恐れがあるので、その場合のローテーションとして『リョーガエザルタ』を使用するのがいいでしょう。まずは、当社の『ブイゲット』と『アプライ』を育苗時期に合わせ使っていただいていた生産者さんに、1剤で済むこんないい製品が出来たよ!と届けたいですね」と話す。

『リョーガ®』シリーズの販売は2025年の春頃を予定している。実際に生産者の手元に届けられるまであと一歩だ。新しい有効成分を見つけるところから製品として販売するまで、一貫してできるのが日本農薬の強み。今後もそのメリットを生かし、人と環境に優しい製品作りで社会に貢献していくことだろう。

製品名

「リョーガ®」シリーズ
・『リョーガパティート粒剤』
・『リョーガフェルテラ粒剤』
・『リョーガエザルタ粒剤』

問い合わせ先

日本農薬株式会社
https://www.nichino.co.jp/
〒104-8386
東京都中央区京橋1-19-8(京橋OMビル)
0570-09-1177(カスタマーサービス)

関連記事

タイアップ企画

公式SNS

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する