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新規事業として始めたブルーベリー栽培。造園業者の新たな挑戦を支えるシステムに迫る。

新規事業として始めたブルーベリー栽培。造園業者の新たな挑戦を支えるシステムに迫る。

ブルーベリーの観光農園が人気です。子どもの小さな手でも簡単に摘めて、その場でパクッ!そんな笑顔あふれるブルーベリー観光農園を新規事業として始めたのは、熊本県高森町にある有限会社大阿蘇造園。世界初の養液栽培システム『ブルーベリーバックカルチャーシステム』の導入により、順調に事業が成長しているそうです。農業未経験でも始められて、エネルギーにも地域にも貢献できるブルーベリー栽培について探るべく、高森町のブルーベリー園アソブルを訪ねました。

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貿易会社が開発したブルーベリー栽培システム『ブルーベリーバックカルチャーシステム』とは

「食」を中心に世界と日本を結ぶオーシャン貿易株式会社 代表取締役会長 米田多智夫氏

 『ブルーベリーバックカルチャーシステム』は、オーシャン貿易株式会社が開発した世界初の人工培地養液栽培システムです。1973年創業のオーシャン貿易では水産物・青果物の輸入販売を中心に、生花の海外生産・輸入、食品の輸出、果樹の栽培関連事業などを展開しています。

『ブルーベリーバックカルチャーシステム』では、専用培地、肥料、混入機、ブルーベリーの特許品種のほか、ブルーベリー栽培に関する独自ノウハウを一貫して提供しています。専用の混入機は、時間帯や区画に応じた繊細な調整が可能で、土壌のPH値や肥料濃度の確保といった難しい作業が、誰でも簡単に行えるようになっています。

『オーシャン貿易』の詳細はこちら

『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』の詳細はこちら

樹木の持つ可能性を広げたい。造園会社が新規事業として始めたブルーベリー栽培

熊本県北東部、雄大な阿蘇の根子岳のふもとに位置する高森町。東京ドーム1個分という広大な敷地内に、約2万㎡のブルーベリー園が広がります。普通とちょっと違うのは、ブルーベリーの樹木が畑ではなく1本1本ポットに植えられていることと、上部を太陽光パネルが天井のように覆っていること。つまりソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)型のブルーベリー園なんです。

後藤さん

ブルーベリーの栽培を始めて3年目。現在、30種類2600本近いブルーベリーを育てています。1年目より2年目、2年目より3年目と、少しずつ実を付けるようになりました。花が咲いて実が成るというのは、喜びも大きいです。

と笑顔で話すのは、有限会社大阿蘇造園大阿蘇ブルーベリー園アソブル営業部長の後藤保範さん。創業40年の植木生産業者である大阿蘇造園では、3年前から新規事業としてブルーベリー生産を始めました。

後藤さん

バブルの時代に比べて植木が売れない時代。植木という仕事自体には魅力は感じているものの、今まで培ったものを生かしてできる事業はないかということで、5年前くらいから観光農園に興味を持ちました。

もともと敷地周辺に「サクラミチ」と呼ばれる桜の名所をつくるなど、地域貢献に対する想いが人一倍強い後藤さん。ブルーベリー園を観光農園にすることに迷いはありませんでした。

後藤さん

プレオープンの時には地元の幼稚園・保育園の子どもたちを無料招待したのですが、大変喜んでもらいました。ブルーベリーの摘み取り体験を通して食育をしたり、阿蘇の素晴らしさが伝えられれば、これ以上うれしいことはありません。人口減少時代に、高森に人が集まるきっかけになればいいですね。

東京農業大学造園科を卒業後、東京で造園の現場監督などを務めた後、故郷・高森町にUターンした保範さん

きめ細やかなサポートで初心者でも安心『ブルーベリーバックカルチャーシステム』とは?


ブルーベリー園アソブルで導入されたのは、オーシャン貿易の『ブルーベリーバックカルチャーシステム』です。専用の混入機がポットに灌水・施肥を行う人工培地養液栽培システムで、土壌のPH値や肥料濃度の確保といった難しい作業が初心者でも可能となります。

後藤さん

造園業なので植木の剪定には詳しいのですが、果樹を育てて実を成らせるのは初めて。新規就農の場合、土の質や肥料に関する農業的な経験が必要ですが、このシステムの場合、専門知識がなくてもルール通りやれば大丈夫。ポットの中には土ではなくアクアフォームという吸水性と保湿性に優れたスポンジのようなものが入っています。タイマーで自動的に水と養分を供給してくれるので、人手も少なくて済みますし、その分ブルーベリーそのものに向き合えます。

と笑顔を見せます。
剪定の仕方から、季節によって異なる肥料の倍率・量、機械のメンテナンスまで、オーシャン貿易の担当者がきめ細やかなサポートをしてくれるのもありがたいと話します。

後藤さん

何か心配事があれば、すぐにスマートフォンで撮影して、アドバイスをもらうこともありますよ。


オーシャン貿易のパテント苗を含む30種類の苗を植えて3年目。年を追うごとに、実の数も増えつつあります。

後藤さん

高森の気候が合っているのか、これまで病気らしい病気も出ていませんが、苗の種類によってたくさん実がなるものとそうでないものが出てきました。今後はその辺を見極めなから、苗を増やしていきたいですね。

一方で、多くの農家が抱えているように害獣対策も大きな課題となっています。アソブルではネットを張っているため、今のところそこまで大きな被害はありませんが、シカやイノシシ、アナグマ、リスなどが時々隙間から入ってきては、苗や実を荒らしてしまうのだとか。今後も対策を考えていきたいと後藤さんは話します。

太陽光パネルのおかげで夏の直射日光や小雨も避けられると喜ばれています。防草シートを貼ってあるため、足元も汚れません。

ブルーベリー栽培で地元にも環境にも貢献。植木の持つ可能性に挑戦したい!


春は桜、夏はサルスベリと、四季を通して樹木を楽しめる園内。その一角には今年の春、カフェもオープン。採れたてのブルーベリーをふんだんに使ったソフトクリームやドリンクが話題になっています。
 

後藤さん

まだオープンして間もないのですが、インスタグラムで広がって、地元だけでなく県外から観光でいらっしゃる方も増えています。ソースだけでなく、農園で採れたてのブルーベリーの実が乗っているとみなさん喜ばれますね。

雄大な阿蘇の景色も楽しめることから、結婚式の前撮りのスポットになったり、キャンプサイトとしても注目されたり、その可能性はますます広がっています。食とエネルギーへの取り組みから、4月には台湾の農政局が視察に訪れたそうです。

後藤さん

今後は食のイベントを開催するなど、地域のコミュニティのハブになっていければ。これからも、植木の持つ可能性に挑戦していきたいですね。

そんな後藤さんに、『ブルーベリーバックカルチャーシステム』の導入を検討している方にメッセージをいただきました。

後藤さん

ブルーベリーはもともと育てやすい植物ですが、初心者にとっては不安もあると思います。栽培の知識がなくても、オーシャン貿易さんが手取り足取り100パーセントの答えを準備していただけるので、安心して始められます。人手不足の時代に、手間をあまりかけずに栽培ができるのも最大の魅力です。私も視察して決めたので、まずは実際に見てみてから検討されてみてはどうでしょうか。

『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』の詳細はこちら

商品名

ブルーベリー人工培地養液栽培システム『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』
初期導入コストの目安:100万円~600万円(税込)

お問い合わせ

オーシャン貿易株式会社 アグリ課
〒604-8134 
京都府京都市中京区六角通烏丸東入堂之前町254 WEST18 4階
TEL:075-255-2400
お問合せはこちら
https://www.oceantrading.co.jp/contact/?co-txt

取材協力

大阿蘇造園・大阿蘇ブルーベリー園アソブル
事務所:熊本県阿蘇郡上色見552
農園:熊本県阿蘇郡高森町上色見885
https://www.oaso-zoen.com/?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAabkoRhlH5ftQdILPxQWjVrvMYDH51cJcS1wpq1nF3zzGUQbZhCpCdMytBs_aem_AWASNo2-FqD6RoyIDeRmlmZpMczFQ82NgMjW5OAa8iJObcuToaAliBYkCp_LU9D8rmqzekWxLXBUIPcNKDkPdO9S

Instagram
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