ここ数年で注目を集める農業資材「バイオスティミュラント」とは?
記録的な豪雨、長引く酷暑、雨が降らず乾燥のひどい日々など、今年の夏も悪天候が続きました。加えてここ数年、冬に大雪が降ることも多く、様々な天候異常による被害が農家さんを悩ませています。
異常気象によって生じる高温や低温、乾燥や日射不足などは、植物に大きなストレスを与えます。植物はストレスを感じると、成長が遅くなるのはもちろん、しおれたり花を開かなかったり、開花しても受粉がうまくいかず実をつけなかったりします。そうなると、当然ですが収量は減り、農家さんの収入に大きな影響が生じます。多くの地域で、天候異常による不作で減収にあえぐ農家さんが増えているのが実情です。
そんないまこそ使っていただきたいのが、バイオスティミュラント製品。植物が持つ免疫力を高め、ストレスを軽減して、元気を回復してくれる農業資材です。バイオスティミュラント製品は、農薬や肥料とも違う農業資材。海藻から抽出した多糖類や有機成分などで作られているのが特長。例えば、ご紹介するOATアグリオ株式会社の『リダバイタル』は、甜菜糖蜜が含まれており、低日射や高温・低温のストレスを軽減します。さらに窒素・りん酸・加里の他に18種類もの植物性アミノ酸を配合しており、光合成を促進して生育遅延を軽減するほか、果菜類の安定的な着花・着果が効果として確認されています。こういった成分と効果が『みどりの食料システム戦略』などが推進され有機農法などが広がる中で注目を集め、ここ数年で日本でも多く使われるようになってきました。
今回はバイオスティミュラント製品『リダバイタル』を、ここ数年の酷暑に悩まされていたというトマト農家の方に使っていただき、その効果についてお聞きします。
効果が高いのはもちろん、安心・安全で使いやすく、手に入れやすい『リダバイタル』
下条さん
そう話す下条雄介(しもじょうゆうすけ)さんは、茨城県筑西市でトマトを栽培している農家さん。それ以外にも10haある圃場で1年を通してスイカやアスパラガス、レタスなどを栽培しています。その作物がここ数年、天候異常の影響を大きく受けているといいます。中でも7月中旬から定植を始め11月頃まで収穫が続くトマトは、酷暑における日照りや高温の影響を受けやすい植物。下条さんと同じエリアでは、今年の酷暑でトマトがダメになってしまい、減収したり収穫をあきらめた農家さんも多かったと言います。そんな中、下条さんの圃場では、例年に比べて収量がアップしたとのこと。
「リダバイタルのおかげだと思います。これまで試した資材の中でもっとも効果を感じています」
下条さんによると、ここ数年は暑さのせいで、樹勢が弱い、つぼみが完全に開かない、花が咲いても実がならず落ちてしまう、という株が多かったそうです。今年はそういった暑さによる被害が少なく、残暑が続く中でもしっかりトマトが結実しているといいます。
下条さん
今年はトマトの花がサアッと綺麗に咲き、枝の先もぐんぐん伸びてたくさん花が着いたと下条さん。「使用方法も簡単で良かった」とのこと。
下条さん
これまで試したものには、直接トマトの実に散布できず、他の薬剤とも混ぜられないため、注意しながら作業するものも多かったそうです。
下条さん
リダバイタルを下条さんに紹介したのは、筑西市で種苗会社を営み、OATアグリオの販売店でもある森商事株式会社の森信裕(もりのぶひろ)さん。リダバイタルだけでなく、フルボディなどのバイオスティミュラント製品を下条さんにお勧めしたそうです。
森さん
OATアグリオの製品を勧めたのは「効果はもちろんだが、安価で使いやすく、手に入りやすいのも理由」と森さん。
森さん
それ以外にも、トマトだけでなくアスパラガスやレタスなど幅広い植物に使えるのも魅力だったと森さん。トマト栽培の時期が終わっても、下条さんには他の作物に使ってもらえてムダにならないと、紹介したそうです。
下条さん
と笑顔で話してくれました。
OATアグリオなら、各農家さんに最適なバイオスティミュラント製品を提案できます!
OATアグリオ松岡さん
そう話すのは、OATアグリオの営業を担当している松岡拓実(まつおかたくみ)さん。松岡さんは担当エリアの販売店や農家さんをまわり、困りごとがないかをヒアリング。その解決に役立つOATアグリオのバイオスティミュラント製品を紹介しています。
収穫してもらえるまで、共に歩みます
OATアグリオ松岡さん
実際、下条さんのトマトが収穫できるまで、松岡さんはなんども訪問し、成長具合をチェックすることはもちろん、定植時には根をしっかり張るのを助け、土壌も改良できる『フルボディ』の使用を勧めるなど、様々なアドバイスも行いました。
トマト以外の作物も大きな効果が
OATアグリオ松岡さん
こまつな試験(低温条件下)
・試験場所:徳島県鳴門市
・品種:夏楽天
・試験区:①慣行区 ②リダバイタル処理区
・処理方法:葉面散布
・処理条件:播種後3週間育苗したこまつなに葉面散布処理(リダバイタル処理区は2000倍、慣行区は肥料成分を無機肥料で補正)をした後、7日間野外で生育させた。
・試験期間:2020年4月2日~9日
・結果:リダバイタル処理により、低温ストレス条件下でのこまつなの生育が慣行区と比較して16%増加しました。
いちご試験(低日射条件下)
・試験場所:徳島県鳴門市
・品種:さちのか
・試験区:A(ハウス栽培)①慣行区 ②リダバイタル処理区
B(75%遮光)①慣行区 ②リダバイタル処理区
・処理方法:葉面散布
・処理条件:2週に1回、500倍希釈液を株あたり30ml(計9回)
・試験期間:2018年12月21日~2019年4月26日(3番果まで調査)
・調査:①光合成速度 4月18日(散布7日後)に測定
②収量 Bにおいて試験期間中に採取した果実重量を測定
・結果:リダバイタルを葉面散布処理した結果、いちごの光合成速度の上昇と(低日照下で)収量の増加が確認されました。
こうして農家さんと共に歩むことで、OATアグリオには豊富な試験事例が蓄積されているといいます。その事例を活かすことで、農家さん一人ひとりのニーズに合わせた製品を使用適期に提供できるのだそう。
OATアグリオ松岡さん
OATアグリオではサンプルの提供だけでなく、要望に応じて日本全国で説明会や展示会などのイベントを実施しています。また、効果を実感してもらえるよう、各農家さんに適したバイオスティミュラント製品の提案も行い、収穫まで幾度も足を運び、効果検証も行っています。
免疫力を強めることで、天候異常に負けない元気で強い植物を作り、収量の増加に貢献するバイオスティミュラント製品。興味を持たれた方はぜひOATアグリオまでお問合せください。
問い合わせ先
OATアグリオ株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-3-1
TEL:0120-210-928 (9:00~12:00、13:00~17:00 ※土日祝日を除く)
https://www.oat-agrio.co.jp/
OATアグリオ バイオスティミュラント特設サイト
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