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製菓衛生師(パティシエ)になるには?仕事内容・難易度・試験内容など解説

Manap

ライター:

製菓衛生師(パティシエ)になるには?仕事内容・難易度・試験内容など解説

製菓衛生師は、菓子の製造業に関わる人の資質を向上させ、公衆衛生などの向上を目的とした国家資格です。所有しているとさまざまなメリットが得られる資格なので、菓子の製造などに関わる仕事に就職、転職を考えている人はぜひとも取得しておきたい資格です。今回は、製菓衛生師とはどのような資格なのか、受験方法や仕事内容などを詳しくご紹介していきます。

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製菓衛生師(パティシエ)とは?


製菓衛生師とは、製菓衛生師法に基づいて定められた国家資格です。資格を有している人以外は名乗る事ができない名称独占資格となり、たとえ知識や技術があったとしても、無資格者が製菓衛生師を名乗って就職してしまうと法律で罰せられます。

洋菓子や和菓子、そしてパンやピザなどの製造者の資質向上を目的とした資格なので、菓子業界に入りたい人におすすめです。また、菓子製造技能士という製菓衛生師と似た資格もありますが少し異なります。

菓子製造技能士は菓子を製造するための技術を主に問われる資格ですが、製菓衛生師は資格名の通り菓子の衛生に関しても知識が必要となる資格です。

働くのに必須ではない

製菓衛生師の資格は、菓子業界に入りたい人におすすめの資格ですが、業界で働くために必須となる資格ではありません。製菓衛生師の資格を有していなくても、パティシエとして就職する事は可能です。

ただし、資格を有していた方が就職や転職の際に有利になるはずなので、菓子業界に興味がある人はぜひとも取得しておきたいところです。

製菓衛生師(パティシエ)になるには?


製菓衛生師になるには、都道府県知事が行っている国家試験に合格しなければなりません。製菓衛生師には2つの受験資格があり、どちらかを満たしていれば受験ができます。

・都道府県知事の指定を受けた養成施設で1年以上必要な知識や技能を修得している
・義務教育を終えたのち、実務経験を2年以上積んでいる

製菓衛生師の受験資格は全国一律ですが、受験方法や試験日は各都道府県によって異なりますので、受験を考えている人は事前に問い合わせておきましょう。ちなみに、製菓衛生師の国家試験の受験料はおおよそ9,500円前後、受験の時期は6月から8月に行われる場合が多いようです。

なお、試験に合格した場合は、受験料とは別に製菓衛生師免許の登録手数料として5,600円程度の手数料が必要となります。受験を考えている人は、15,000円前後の費用が必要だという事も覚えておきましょう。

製菓衛生師(パティシエ)の仕事内容は?


製菓衛生師の主な仕事は、その名の通り菓子の製造です。製菓衛生師ならではの知識や技能を活かした菓子を作る事が求められます。

また、衛生に関する知識も有している事から、製品の安全面にも携わる事になるでしょう。どのような菓子を製造するのかは、就職する会社やお店によって異なります。

和菓子店に就職した場合は和菓子の製造や安全性に関する業務に、会社によってはパンなどの製造業務にも関わることになるでしょう。菓子の製造方法のみならず、菓子の材料の選定などの業務に携わる可能性もあります。

製菓衛生師(パティシエ)の働き先は?


製菓衛生師ではパティシエとして活躍している人が多いです。ケーキ専門店などの洋菓子店や、デザートの担当としてレストラン、そしてパーティ用のケーキやスイーツを販売するためのホテルや式場など、場所は多岐にわたります。

また、工場で菓子を製造するために、食品メーカーでもパティシエを募集している場合があります。食品メーカーの工場で勤務するパティシエは、菓子の製造技術だけでなく、決められた工程だけを担当する場合もあるので、レストランや洋菓子店とは違った能力が求められるでしょう。

独立する人も

経営の知識が必要ですが、パティシエとしてある程度経験を積めば、独自の洋菓子店を立ち上げるなど、独立開業もできるでしょう。製菓衛生師の資格を持っていると、開業する際に必要な食品衛生責任者の資格の試験を受けなくてもよいというメリットもあります。

また、製菓衛生師としての知識や技能、パティシエとしての経験の両方があれば、専門学校やお菓子教室などで講師としても活躍できるでしょう。

冬は繁忙期

お菓子作りの仕事は、クリスマスなど繁忙期になると非常に忙しくなります。よって、忙しい時期はなかなか休みが取れなくなる可能性も出てくるでしょう。

製菓衛生師としての技能や知識だけでなく体力が優れている事もアピールできると、就職や転職がさらに有利になるはずです。勉強の合間に運動に励むなど、試験対策時に体力をつける意識も持っておくと良いですね。

製菓衛生師(パティシエ)の難易度は?


製菓衛生師の試験の合格率はおおよそ60%から80%です。合格率が50%を超えているという事から、試験の難易度はそれほど高くないと考えられます。

また、都道府県知事の指定を受けている大学や高校などで学んだ人の合格率は90%以上、2年以上の実務経験のある人の合格率は約70%となっているようです。より確実に試験に合格したいのであれば、学校で学ぶのが良いでしょう。

もちろん、ただ学校に通うだけでなくしっかりと勉強する事が大切です。時間を見つけて過去問に挑戦するなど、試験対策も万全に行っておきましょう。

製菓衛生師(パティシエ)の試験内容は?


製菓衛生師の試験は、4つの選択肢から正解を1つ選ぶマークシート方式で行われます。試験科目は衛生法規や栄養学、食品衛生学など合計7科目です。

設問数はおおよそ60問ですが、試験が行われる都道府県によって異なる場合もあります。また、筆記のみではなく実技試験も含まれるので、対策はしっかりと行っておきましょう。

実技試験では製パン、洋菓子、和菓子の中から1つ選びます。ですので、自身が最も得意としているものを選択すると、良い結果を残せるでしょう。

合格ラインは60%

製菓衛生師の合格ラインとなる得点率は、60%以上です。ただし、0点の科目が1つでもあると、合計得点率が60%以上でも不合格になってしまいます。

得意科目だけ集中して勉強するのではなく、全科目で平均以上の得点を獲得できるようにしましょう。合計7科目と試験範囲がやや広めとなっているので、勉強は少し大変になる可能性があります。

計画的に勉強しよう

全科目で良い結果を残すためには、計画的に勉強しなければなりません。仕事と両立しながらだと計画を立てるのが大変だったり、勉強の時間を確保するのが難しい可能性もあります。

よって、可能であれば学校に通って勉強するのがおすすめです。学校によっては合格のためのカリキュラムが用意されている場合もありますので、効率よく勉強できるはずですよ。

パティシエを目指すなら製菓衛生師の取得がおすすめ

製菓衛生師の資格を持っておくと、パティシエなど菓子業界で活躍する際に有利になります。この資格が無くても就職自体はできますが、製菓の知識や技能が取得できるうえ、食品の衛生に関する知識も身につけられるので、きっと活躍の幅が広がるでしょう。

試験の難易度も低めなので、菓子業界への就職や転職を考えている人は、ぜひ試験にチャレンジしてみてください。

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食育インストラクター

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サポート期間 12ヶ月
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添削回数 3回
試験 年2回
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学習方法 テキスト・レポート提出
添削回数 4回
試験会場 在宅
資格試験 レポート提出のみ
公式HP 詳細はこちら

食育アドバイザーは、栄養学や食育の正しい知識を身につけたスペシャリストです。安くて美味しい食べ物はたくさん溢れていますが、その中から安全なものを選択する知識栄養バランス健康を考えた献立を実践する力を身につけます。

家庭で実践することはもちろん、食の大切さを多くの人に伝えて、正しい食生活を指導することが可能です。近年では、食育アドバイザーは食育の普及と推進を担う力として期待されています。

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