天然有機物「フルボ酸」とは?
「フルボ酸」とは、自然界に存在する天然有機物です。
化成肥料や農薬などケミカルなものとは異なり、動植物の遺骸などが微生物によって分解された後に生成される腐植物質の一種。
腐植物質は微生物によって動植物が分解された際に生じる最終生成物であり、天然の電解質として知られています。
植物への養分供給や土壌微生物の活性化に優れたフルボ酸は、土壌改良や植物活性に欠かせない重要な物質。
さらに、フルボ酸には抗酸化作用や保湿効果、抗炎症作用、ミネラル補給など、人間の健康にもさまざまな効果をもたらすことが近年の研究で明らかになっています。
株式会社フルビオはフルボ酸のパイオニア!
そのフルボ酸の力に注目し、農地の再生や持続可能な農業のために立ち上がったのが株式会社フルビオです。
フルボ酸のパイオニアとして「地力の素」、「フルボ鉄」、「カナディアンフルボ」などのフルボ酸資材を展開する同社は、
農薬や化成肥料の使用量を減らすことで環境への負荷を軽減。自然と共生しながら農家の収益もアップにつながる営農に貢献しています。
農業や畜産、家庭菜園、ガーデニングと、プロから愛好家まで使用できるフルビオの商品は、資源の循環を促進し、サステナブルな農業の発展に寄与。
その実力をひも解いてみましょう。
鉄分補給で生育促進「フルボ鉄®」
フルビオの「フルボ鉄+マルチミネラル」は、鉄をはじめとした各種ミネラル・微量要素の浸透性を飛躍的に高めたフルボ酸複合液肥です。
フルボ酸には強いキレート(※)作用があり、水に溶けないミネラル分や鉄分をキレート化し、作物に吸収しやすくします。また、キレート鉄により、植物の光合成を補助。日照不足対策に効果を発揮します。
(※)キレート:ギリシャ語で「カニのハサミ」を意味し、金属イオンや有害物質を挟み込んで吸収されやすくしたり、無害化したりする仕組み
さらに、フルボ酸には毛細根形成を促進する働きがあり、根を活性化して肥料の消化を促進。植物体内に残留する硝酸態チッソを消化する効果も期待できます。
「フルボ鉄シリーズ」には液状と粒状の2種類があり、用途に合わせて使い分けることができるのもポイントです。
【フルボ鉄+マルチミネラル(液肥)の使い方】
用途 | 使用量と使用頻度 | 効果 |
---|---|---|
土壌潅注 | 500~1,000倍 2週間に1回程度 | 発根促進、活着の向上、ミネラルの吸収促進、土壌微生物相の改善 |
葉面散布 | 1,000~2,000倍 1~2週間に1回 | 光合成の促進、未消化の硝酸態窒素の同化、食味の改善 |
【粒状フルボ鉄の使い方】
用途 | 使用量と使用頻度 | 使用方法 |
---|---|---|
ポット苗 | 1株あたり1~2g | 株元に散布する |
セルトレイ | 1枚あたり30g程度 | 表面に均等に散布する |
水稲育苗 | 1箱あたり30~50g | 覆土の上から均等に散布する |
環境に優しい「フルボ鉄シリーズ」は、化成肥料や農薬の使用を抑えたい農家にぴったりなバイオスティミュラント資材です。
自身の病気をきっかけに、フルボ酸に注目した宮城県山元町のイチゴ農家の事例から、その効果を紹介します。
人に良いフルボ酸はイチゴにも良いはず!山元ヒルズファームの挑戦
山元町は、宮城県東南端の太平洋沿岸に位置する自然豊かなまちです。
その山元町で2019年、株式会社山元ヒルズファームを設立したのが小林幸男(こばやし・さちお)さんです。
実は小林さんは非農家出身。地元の岩手県二戸市で建築関連の仕事に長年携わってきました。
農業に新規参入したのは、病気がきっかけと小林さんは話します。

株式会社山元ヒルズファーム代表取締役の小林幸男さん
「突然胸の激痛に襲われた私は、大動脈解離と診断されました。一命は取り留めたものの、重い物を持つことが多い建築関係の仕事に戻ることはできず、生きる希望を失いかけていました。そんなときに出会ったのが東日本大震災をきっかけに栽培が始まった株式会社GRA(※)の「ミガキイチゴ」です。震災による甚大な被害から立ち上がった同社と自分が置かれている状況に運命的なものを感じ、イチゴ農家として生きていくことを決意しました」
(※)株式会社GRA:東日本大震災の被害でいちご農業の95%が壊滅したことで2011年に設立。復興のシンボルとして成長を続け、現在は新規就農支援事業「ミガキイチゴアカデミー」を立ち上げ、支援サポートも展開している。
株式会社GRA :https://gra-inc.jp
1年間の療養を経て、山元町に移住した小林さんは、パートナーの森川幸子(もりかわ・ゆきこ)さんと共にGRAでイチゴ栽培の技術を習得。
現在、23アールのハウスで 「よつぼし」を中心に「ベリーホップ・すず」「とちおとめ」「エンジェルエイト」を栽培しております。
体に負担が少ない高設栽培でイチゴ栽培を手掛ける小林さんは、初年度から反収5トンというベテラン農家に匹敵する収量をあげますが、
夏の高温などの影響でそれ以降、初年度以上に収量を上げることはできず、大きな壁を感じていました。

株式会社山元ヒルズファーム専務の森川幸子さん
「技術はあっても天候には勝てないというジレンマを感じていました。そんなときに知ったのがフルボ酸です。健康リテラシーを身につける一環で、人の体に良いフルボ酸なら、イチゴにも効果が期待できると思い、試してみることにしました」(森川さん)
育苗に「フルボ鉄®」を導入。驚きの効果を実感!
イチゴの育苗は一般的に定植するハウスとは別棟で行うのがこれまでの常識とされてきました。
従来のやり方では収量アップにつながらないと考えた小林さんと森川さんは、広々とした環境で苗を育てる方法に切り替え、最初から高設ベンチに苗床を作ることに挑戦。
加えて、植物活性に効果があるとされる「フルボ鉄」を散布しました。
「フルボ鉄を使い始めてすぐに実感したのは、苗が元気なことです。実がつくスピードも早く、育苗メーカーがハウスを訪れた際、『今年見た全国のイチゴ農家の中で、一番かもしれない』と、驚いたほどです」(小林さん)

「フルボ鉄」を葉面散布する小林さん
山元ヒルズファームでは、苗の定植時に「粒状フルボ鉄」を株元へ施用しています。
また、暑さや寒さの影響を受け、葉が疲弊したとときにもフルボ鉄+マルチミネラルを葉面散布しているそうです。

ハウス内は地球に優しい自然エネルギー「地中熱ヒートポンプ」と「ガス」で温度管理し、潅水で使用する水は地下水を利用。山元ヒルズファームはサステナブルな農業を目指している
「フルボ鉄が植物本来が持つパワーを引き出していることを実感する毎日です。化成肥料に頼りすぎない農業は私たちの目標。今年は前年を上回る収量が期待できそうです」
と、小林さんは笑顔で話してくださいました。
持続可能な農業のために。農家に寄り添う株式会社フルビオ
株式会社フルビオ代表取締役の穂満幸基(ほまん・こうき)さんは、化成肥料が主流の農業において、
バイオスティミュラント資材は地球上の資源循環を支えるために重要であると話します。
「化成肥料を過剰に使用すると、土壌の微生物叢(そう)が失われ、地力(土壌の保水力や保肥力)が低下して土壌が疲弊します。環境汚染や作物の抵抗力低下などの問題も発生する可能性も否めません。気候変動が激しい昨今、これからの農業はいかにケミカルな農業資材を抑え、植物本来の力を引き出すことがカギとなります。当社の「フルボ鉄」シリーズが、農家のみなさん、ひいては日本の農業の支えになれば幸いです」
もともと液状だった「フルボ鉄」。
希釈して散布するには手間がかかるという農家の声を受け、粒状に改良したフルビオは、常に農家に寄り添いながら製品の改良を進めています。
サステナブルかつ、環境に配慮した農法は、収量になかなか結びつかないイメージがあるのも事実です。
しかし、山元ヒルズファームの事例が示すように、植物本来の力を引き出すフルボ酸を使うことで、気候や病害虫に強い作物を育てることができます。
作物を限定しない「フルボ鉄」シリーズは、野菜、水稲、果樹などさまざまな作物に使用することができる自由度の高さも魅力です。
気候変動に加え、農業資材が高騰する昨今、機会損失のリスクを軽減するフルビオの「フルボ鉄」シリーズが、収量アップと品質向上、さらには安定した営農へと導きます。
太古の時代から地球の自然循環を支えるフルボ酸は、日本の基幹産業である農業を支えると共に、農家の救世主になることでしょう。
■問い合わせ
株式会社フルビオ
東京都港区浜松町1-16-5 芝ビル3F
電話:03-4500-8130
URL: https://www.fulbio.co.jp
問い合わせフォーム:https://www.fulbio.co.jp/inquiry/
■取材協力
株式会社山元ヒルズファーム
宮城県亘理郡山元町浅生原東田72-1
電話:090-2880-8100
URL:https://tsuku2.jp/hills-berry