ピーマン農家にサッカーチームの監督…多様なメンバーで開催された就農講座
2月9日(日)の講座では、宮崎の女子サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」の皆さんをお迎えしました。選手が地元の農作業を手伝うというユニークな取り組みについて、その狙いや選手から見た宮崎の農業の魅力をたっぷり30分の講演でお伝えしました。
講演の後半は、ピーマン農家の日高さんも交え、宮崎の暮らしやお金事情、ライフスタイルの変化についてなど、移住や就農のリアルについてトークセッションを実施。栽培に取り組みつつ、ヴィアマテラス宮崎とのコラボ商品を開発するなど「栽培に留まらない新たな農業の確立」への取り組みについても伺いました。
少人数での座談会、本音も
イベントのメインは、登壇者と参加者が机を囲んで直接話をする少人数座談会。ヴィアマテラス宮崎チームと日高さんチームの2つに分かれ、それぞれ30分交代でさまざまな疑問や気になる点をディスカッションしました。
参加者からの「どのような作目がよいのか?お米だけでやっていけるのか」という質問には、日高さんから「お米だけでやっている方は少なく、複数の作目と組み合わせてやるのがよい。県内ではピーマン単体で栽培に取り組む若手農家が増えてきている」との回答が寄せられました。
また、県内の交通事情や住まいの準備についての質問には、ヴィアマテラス宮崎の内間さんより実際に移住したときの体験談を踏まえた有益な情報提供も見られました。
すべての参加者が積極的に質問しており、予定していた時間をオーバーする盛り上がりぶりでした。
リアルな話にすべての参加者が最高評価
アットホームな雰囲気で先輩就農者のリアルに迫った宮崎オフライン就農講座は、好評のうちに幕を閉じました。
参加者のアンケートでは、「ネットではわからないことが聞けてよかったです。単なる就農だけではない話も、宮崎の移住の話も参考になりました」「移住に対して聞きたかった不安要素(車の運転、交通事情)が解消できました」などの好意的な感想が寄せられました。また、「親しみやすさを感じた」との声もあり、直接話せるイベントの魅力が伺えました。
すべての参加者が本講座を「満足・とても満足」と回答し、今後の個人面談を希望する方も見られました。また、「宮崎に移住したいと思ったか」という設問に対しては、すべての参加者が「とても思う・思う」と前向きな意向を示しました。
県の担当者からは、就農を検討中の方々へ向けて「まずは、相談してください」とのメッセージが送られました。県では次年度も同様のイベントを開催予定です。ぜひ足を運んでみてください。