煩わしい作業をもっと楽しく、カッコよく。 甲信越地域の草刈りを支えるオーレックの革新技術
【株式会社オーレックとは】
株式会社オーレックは1948年、小型農業機械メーカー「大橋農機」として福岡県で誕生。以来、独自のアイデアと技術力で、国内のみならず世界中の農業現場を支えています。
2016年には全社的なリブランディングを行い、製品デザインやロゴを一新しました。ショールーム機能を備えたブランド発信拠点の「グリーンラボ」も長野、弘前にオープン。製品を展示販売するだけでなく、農業や食に関するイベントや交流会を通して、人と農・人と人との出会いの場も担っています。
企業コンセプトは「草と共に生きる」。草を刈ることは、土地を健康にし、自然の力を引き出した安心安全な食づくりに繋がると考え、農業や緑地管理分野で、現場の声をくみ取った多種多様な製品づくりを進めてきました。今回はその中から、草丈の長い雑草を粉砕して刈れるブルモアーシリーズ2機種とラジコン操作の2機種をご紹介。国内でも特に中山間地が多い甲信越地域で、オーレックの草刈機がどう活躍しているか。地域の「農」を支える方たちの高齢化や後継者不足が課題となる中で、農業の未来をもっと明るいモノにするための取り組みをお聞きました。

営業担当者座談会─甲信越地域の草刈り課題とその答え
草刈機に必要な性能は農地の特性や生産物によって大きく変わります。今回は新潟県・長野県東北信・長野県中南信と山梨県を担当する営業メンバー3名が結集。人気のブルモアーシリーズ2機種(HRS815・ZHR800)とラジコンモアーシリーズ2機種(RCHR800・RCSP530A)を取り上げ、地域をよく知る立場から、それぞれどのように草刈り課題に応えるかをディスカッションしました。
≪ディスカッションメンバー≫

長野営業所 主任:月足 信太朗さん
米どころとして広く知られる新潟県を担当。畦の草刈に強いスパイダーモアーやウイングモアーを主力に、有機農業向けの水田除草機 WEEDMANも全国トップクラスの導入数を誇ります。

長野営業所 営業担当:北川 諒さん
果樹や米作など多彩な特色を持つ長野県東北信を担当。果樹園向けのラビットモアー、傾斜地に強いスパイダーモアー、休耕地向けのブルモアーなど、地域ごとに細やかに対応しています。

長野営業所 営業担当:浦野 泰希さん
担当する山梨県や長野県中南信は果樹地帯が多く、オーレック製品の認知度が高い地域。乗用草刈機ラビットモアーや管理機を中心に、更新需要を含めたお客様と関係構築を続けています。
Q.各地の草刈りの現状と人気機種を教えてください
月足さん
新潟県は稲作メインの市場で、田んぼの畦や法面用の草刈機が多く使われています。長い斜面を刈れるスパイダーモアーの需要が高く、特にラジコン式のRCSP530Aは安全に、かつ楽に広い斜面を刈れることで人気が集まっていますね。

RCSP530A
北川さん
長野県も畦畔率が高いのでスパイダーモアーはよく使われています。ただ持ち手が長く、機体を傾斜地の上から支えて作業しないといけないので、女性や高齢の方から不安の声もいただいていました。無線で遠方から操作できるRCSP530Aなら、その点をかなり改善できると思います。
月足さん
歩かずにすみますし、振動が体に伝わらないことで、疲労感はかなり変わりますね。平地の稲作地帯でも、面積が広いこともあって、夏場の草刈り作業はかなりの重労働です。そこを省力化できるというのは喜ばれますね。
浦野さん
私が担当する中南信も急な斜面が多く、ラジコン機種の問合せは増えています。高齢で農業を辞められる方もいらっしゃるので、休耕地など草丈が高いところに向いたブルモアーシリーズも注目度は高いですよ。特に遠隔操作ができるRCHR800は、安全面からもお勧めしやすいです。

RCHR800
月足さん
草を粉々に粉砕してくれるので、刈った後の処理を考えなくていいのも利点ですよね。刈り跡もとてもキレイに仕上げられますし。
浦野さん
そうですね、担当地域ではトウモロコシの収穫後に残った茎の処理にも使っていただいています。私の背丈を超すような高い茎も刈れるので、人出不足解消の一助になるかなと思っています。
Q.認知度を上げるためにどんな取り組みを考えていますか?
月足さん
当社の草刈機需要は徐々に増えていますが、平場は除草剤利用率が高いです。今後はテレビCMやWEB広告なども利用して認知度を上げていくつもりです。
浦野さん
どの機種も感覚的な操作性を大事にしているので、一度手にしていただけると使いやすさが分かると思います。特に高齢の方は刈払い機での作業だと、熱中症や転倒事故の心配も多いと思うんです。その点、ラジコン機種ならプロポから手を離せば動きが止まります。使用者の体の安全を第一に、効率化も図れるということを、実演も通して伝えていければと考えています。
北川さん
耕作放棄地の管理では、自治体で購入いただくケースもありますね。畑を作るのは無理だけれど草刈りだけはしたいという方が、リースなどの形で利用できれば、土地をキレイに管理するという面からもメリットは大きいです。
浦野さん
私も昨年秋に、担当地域の自治体にRCSP530を10台、入札で購入いただきました。これから地元の法人農家さんにお試しで使っていただき、来シーズンから本格的な稼働が始まります。自治体全体の課題でもある人手不足にどう貢献できるか、長い目でフォローできたらと思います。
月足さん
農家さんだけでなく、これからはスキー場やキャンプ場など、草刈りに困っている非農家の事業者さんにも活用いただけたら良いですよね。中でもZHR800は馬力があってスピードも速いので広い場所におススメです。ラジコン機種は「難しそう」と敬遠されがちなのですが、操作性の良さも含めてPRしていきたいです。

ZHR800
浦野さん
そうですね、基本は前後左右と刃のオンオフだけなので。70代の方に試しに使っていただいた時も、10分ほどの説明で自在に動かせていました。
月足さん
若い世代にはゲーム感覚で使っていただけそうですね。使って楽しい、ワクワクするデザインも当社の良さだと思うので、そこもしっかりアピールしたいです。
Q.最後に、購入を検討されている方にひと言お願いします!
月足さん
草刈りって本当に、体への負担が大きくてツライ作業だと思います。それをウチの草刈機でラクに楽しくできるということを、多くの方に知ってほしい。農機具販売店さんにご相談いただければ、私たちが実際に訪れて実演もできるので、ぜひ一度便利さを体感してください!
北川さん
購入された方が「一回使うと戻れない」と言われるくらい作業が楽になります。使う人や場所に応じた機種を多彩に揃えているので、いろいろ試して、自分に合った1台を検討してください。もちろん事前の実演・講習も可能です。
浦野さん
当社の機械は農業向けの印象が強いかもしれませんが、非農家で草刈りに困っている方にもぜひ、使っていただけると良いなと思っています。農業機械というくくりを取っ払って、草刈りや緑地管理のお悩みをぜひご相談ください。
プロ農家YouTuberに聞くOREC機の魅力
各機種を評価してくれるのは、長野県安曇野市で稲作とワサビ栽培を手掛ける黒岩潤一朗さん。

「WASABI CHANNEL」黒岩潤一朗さん
YouTubeチャンネル「WASABI CHANNEL」の登録者は15.8万人おり(※2025年2月18日取材時)、電動工具や草刈機の情報を発信して人気を博しています。
まずはブルモアーシリーズのHRS815とZHR800について。複数のハンマーナイフで刈った後の草を粉砕するこの2機種は、凸凹の多い土地や草丈の高い現場でも効率よく動かせます。

HRS815
「一般の刈払機だと刈った後の草が積み重なって、蔓が絡まったり害虫の住処になっちゃったりして大変なんです。草を処理する必要がなく、そのまま土に戻せるのは本当に楽。今年からウチも田んぼが広くなったので、省力化できるのはありがたいですね」と黒岩さん。特にZHRの力強さに魅せられたそうです。「馬力があって、ヒトが全力で走るくらいのスピード感で作業してくれる。効率重視の自分に一番合っていると思いました」
続いてラジコン式のRCHR800とRCSP530Aは、その安全性に着目。「林業やスキー場管理をされている方からよく聞くのが、刈払機で地面のハチの巣をつついてしまったという話。ラジコンなら自分は安全な場所で操作できます。エンジン音で他の人が近づく音が聞こえないということもないですし、全体を見渡して作業できるので事故防止にもつながります」。加えて運びやすさやメンテナンスのしやすさもポイントとのこと。「裏面もエンジン部もシンプルで、張り付いた草を取り除きやすい構造。部品が少ない分、修理費も抑えられます。デザイン性の高さと原始的な構造のバランスの取り方がすごくうまい。現場を知っている方が作っているなと感じられる、とても頼りになる機械です!」
今回お話いただいた4機種の詳細は「WASABI CHANNEL」でも紹介中です。
「WASABI CHANNEL」でご紹介中の動画
RCHR800
ZHR800
HRS815
RCSP530(RCSP530Aの前機種)
「オーレックさんにはプロ向けから初心者向けまでさまざまな機種があるので、ぜひ実演などの機会を生かして、悩みに合った機種をチョイスしてください」という黒岩さん。「デザインもかっこいいし動かしやすいし、苦痛だった草刈りがすごく楽しめる作業になりますよ」と笑顔で話してくれました。

ぜひ一度お試しください!
お問い合わせ
株式会社オーレック
営業企画グループ
長野営業所(オーレック・グリーンラボ長野)
〒381-0001 長野県長野市赤沼1896-50
TEL:0570‐009‐315