コナジラミ類の特徴と防除方法は?
(1)生態
コナジラミ類は非常に広食性で、ナス科・ウリ科・アブラナ科・花き類など多くの野菜や花に寄生します。野菜を加害する主なコナジラミ類は、タバココナジラミとオンシツコナジラミの2種類です。これらは形態が似ていますが、発生する環境に違いがあります。タバココナジラミの成虫は温暖な環境を好み、夏から秋にかけて多く発生します。一方で、オンシツコナジラミは比較的寒さに強く、関東以西では野外でも越冬します。
(2)被害
コナジラミ類は、トマト黄化葉巻病やキュウリ退緑黄化病など、さまざまな病原ウイルスを媒介する害虫です。また、吸汁加害によって植物の成長が妨げられるほか、その排泄物に黒いすす状のカビが生えることで、葉や果実が汚れたり、光合成が阻害されます。
(3)防除方法
多発すると防除が困難になるため、発生初期に防除を実施しましょう。本虫は薬剤抵抗性が発達しやすいので、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定してください。
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