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米国発の植物工場スタートアップ「Oishii Farm」が東京に研究拠点開設

米国発の植物工場スタートアップ「Oishii Farm」が東京に研究拠点開設

米国発の植物工場スタートアップ、Oishii Farm(オイシイファーム)は、東京都羽村市に研究開発施設「オープンイノベーションセンター」を開設することを発表しました。

投資金額50億円超 東京に大規模施設

植物工場を展開するOishii Farm(オイシイファーム、本社:米国ニュージャージー州、CEO:古賀大貴)の日本法人であるOishii Farm株式会社が、東京都多摩地区の羽村市に植物工場の研究開発施設「オープンイノベーションセンター」を開設することを発表した。
本センターは、延床面積15,272.45㎡の施設(CREDO羽村)の全棟を活用して開設予定だ。再生可能エネルギーの活用やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証の取得を目指し、環境負荷の低減にも取り組む予定で、投資額は50億円以上を予定している。

米国に本社を持つ同社が日本にセンターを置いた理由は、日本が持つ技術力にある。植物工場に必要な二大要素である「農業」と「工業」の両領域において、世界トップクラスの技術力と研究者を持つ日本の東京に拠点を置くことで、これらの力を最大限活用する。センターで開発された技術や設備は、パッケージ化され、個別開発なしで展開可能な「ターンキーソリューション」の実現を目指す。東京を拠点に世界中で再現可能な植物工場モデルを構築し、グローバルな展開を図る計画だ。

同社は、2024年6月に米国ニュージャージー州で世界最大級のいちごの植物工場を本格稼働させ、サステナビリティと高生産性を両立させた実績を持つ。今回の日本進出により、植物工場における量産化、生産性の向上、サステナビリティの追求、おいしさの探求、新たな果物・野菜の生産などに向けた研究を予定しており、今度さらなる技術革新と事業拡大が期待される。

CREDO羽村

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