CoolPescon(クールぺスコン)とは

株式会社いけうち(「霧のいけうち」)が開発したCoolPescon(以下:クールぺスコン)は、施設園芸の年間を通じた環境制御を一台で実現する統合システムです。
特徴のひとつが、「セミドライフォグ®」と呼ばれる超微細ミスト。平均粒径10〜30マイクロメートルの霧が作物や施設を濡らすことなく、冷房・加湿・農薬散布という3つの機能を季節や栽培ステージに応じて使い分けます。
年間を通じた環境制御
- 春夏:気化冷却で暑さを和らげ、高温障害を防止
- 冬春︓乾燥対策・湿度管理で光合成効率を向上
- 通年︓効率的な薬液散布で労力を大幅に削減
農場にもたらす価値
- 安全性:濡らさない微細ミストで病害リスクを大幅に低減
- 品質:環境変動を抑え、安定した収量と規格を確保
- 効率:農薬散布を自動化し、省力化と時短を実現
- 予測性:変動リスクを低減し、計画的な経営を可能に
猛暑・乾燥・省力化という3つの悩みに同時に応えるのが、クールぺスコンの強みです。
では、実際の農場でどのように役立っているのでしょうか。ここからは、サラダボウルグループでの導入事例を紹介します。
兵庫ネクストファーム ―栽培期間延長で収量10%向上を目指す環境制御術

所在地:兵庫県
作付品目:トマト
規模:敷地3.6ヘクタール
兵庫ネクストファームは、サラダボウルグループの「4定」戦略(定時・定量・定品質・定価格)を実現するうえで、欠かせない役割を担っています。8月定植・翌年7月収穫という長期作型に挑戦しながら、春から夏にかけて需要が急増するトマトを、スーパーの棚に安定してお届けすることが求められています。
農場長代行の北田敏明さんは、農場の戦略的価値をこう語ります。

北田敏明さん
「高温や強光に弱いトマトを、安定した量・品質・価格で供給し続けることは、極めて難しい挑戦です。そこで私たちは、栽培期間を延長するという戦略に取り組んでいます。従来は7月末で終えていたものを8月上旬まで延長し、約3週間で3段、多ければ4段の収穫を見込むことで、現在48段を50段で摘芯。うまくいけば収量は約10%の増加が期待できます」

「しかし、収量を安定的に伸ばすには、まだ課題が残されています。高温期の開花や着果の不安定、春先の乾燥、さらには尻腐れ――これらが大きな問題でした。そこで、可販果収量を確保し収量を高めるために導入したのがクールペスコンです。規模の大きいこの農場では、何よりも環境と生育を均一に保つことが重要です。気象変動が激しさを増す近年、ミストによって環境をある程度均一化できることは大きなメリットだと感じています」
クールぺスコンの導入効果
- 春先の乾燥対策により、尻腐れや萎れのリスクを大幅に軽減
- 栽培期間を従来より延長し、収穫の終盤まで安定した生産を実現
- 結果として、終盤の収量を確保しやすくなり、全体収量も向上
富士のふもと農園― 複数品種同時栽培を支える、大規模葉菜経営のミスト戦略

所在地:静岡県
作付品目:リーフレタスほか葉菜類
規模:敷地12万9,735㎡、施設規模4万7,520㎡
富士山を間近に望む「富士のふもと農園」が挑むのは、複数品種の葉菜類を同一生産エリアで同時栽培するという、業界でも類を見ない技術的挑戦です。総面積5ヘクタールというサラダボウルグループ最大規模の経営基盤で、「4定」戦略の要となる安定供給を支えています。
グロワーの山田義博さんは、農場の独自性や伴うリスクをこう説明します。

山田義博さん
「レタスは複数の品種を同じ生産エリアで栽培しており、夏に強い品種や乾燥に強い・弱い品種が混在しています。そのため、バランスをとりながら環境を設定する必要があります。富士のふもと農園は総面積5ヘクタールと、グループ内でも大規模な農場であるため、ハウス内の環境を均一に保つのが難しいという課題もあります。さらに、大規模ゆえに病害虫が発生すると被害も非常に大きくなってしまいます。加えて、この広さでは農薬散布にかかる時間も膨大で、スプレーカーを使うと6~7時間は必要になります」

「害虫対策・病害対策の両面で、クールぺスコンの自動散布は計画的かつ予防的に散布できるのが大きな利点です。作業面でも劇的に変わりました。ミストで散布すると30分から1時間ほどで終わり、ハウス内に均一に行き渡るので撒きムラも少なくなります。そして何より驚いたのは品質への効果です。温湿度管理によって春先のチップバーンはほとんど出ず、0%と言っても過言ではありません。さらにミストを噴霧していると既存の農場に比べて生育スピードが明らかに速く、光合成も活発になっていると実感しています」
クールぺスコン導入効果
- 農薬散布作業を効率化し、大幅な時短と省力化を実現
- 春先のチップバーン発生をほぼ0%に抑制し、品質安定化に貢献
- 生育スピードが明らかに向上し、光合成効率の改善を実感
万全のアフターフォローがもたらす安心感
両農場に共通していたのは、クールぺスコン導入後のサポート体制に対する信頼でした。
「問い合わせれば迅速に対応してくれる」、「現場の状況を理解した上で改善策を提案してくれる」など、すぐに寄り添う姿勢が現場から高く評価されています。
農業の未来を支えるクールぺスコン
トマトの“夏越え”、レタスの“チップバーン”。生産者にとって切実な悩みに、クールぺスコンは確かな成果を示しています。
「収穫期間を最後まで確保できた」、「チップバーンが減った」という現場の声は、同じ悩みを抱える農家にとって大きなヒントになるはず。
高温や乾燥による生理障害や、労力負担に悩んでいるなら、クールぺスコンはその解決策になり得ます。今後の栽培をより安定させたいと考える方にこそ、ぜひ一度導入を検討していただきたい技術です。
導入事例は動画からもご覧いただけます。
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