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【2025/12/18(木)開催】宮崎オンライン就農講座開催レポート

【2025/12/18(木)開催】宮崎オンライン就農講座開催レポート

宮崎県への移住・就農に関心のある方を対象としたオンライン就農講座が、2024年12月18日(木)、ZOOMで開催されました。宮崎県の農業や就農支援制度の紹介に加え、農業経営コンサルタントによる講義や、宮崎に移住した先輩就農者による座談会、参加者との質疑応答を実施。就農を「仕事」として捉える視点や、移住・就農のリアルな実情が語られました。その模様をダイジェストで紹介します。

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就農に大切なのは、覚悟ではなく設計

講師として登壇したのは、合同会社アグリパートナーズの高津佐和宏さんです。JA宮崎経済連で約15年間、農業機械や流通、マーケティングなどに携わった後に独立し、現在は全国の農業者や新規就農希望者向けにオンラインスクールや情報発信を行っています。

講座で高津佐さんが繰り返し強調したのは、「農業は夢ではなく事業であり、感覚や勢いだけでは続かない」という点です。就農を「お金が稼げるか」「やりたい農業ができているか」の二軸で整理し、「最初から理想を追うより、まずは生活できる状態をつくる方が、結果的に理想に近づきやすい」と語りました。

そのうえで、「宮崎県での就農は比較的再現性が高い」と評価。理由として、JAや県のトレーニングセンターなど研修体制が整っている点、キュウリやピーマンといった主力品目で安定した産地が形成されている点を挙げ、「研修を経て、産地で確立された品目に取り組めば、真面目にやることで同世代のサラリーマン並みの所得を目指すことは十分可能」と語りました。

一方で、「いきなり独自性を狙う」「最初からネット販売に頼る」といった進め方には注意が必要だとし、「どこで作り、何を作り、どこに出荷するのか。この三つを先に決めたうえで、時間の使い方を設計することが重要」と助言。宮崎の産地力や支援制度を活かしながら、段階的に経営を組み立てていく姿勢を呼びかけました。

先輩就農者が語る、就農のリアルと経営のかたち

先輩就農者との座談会には、ほほほ代表の関康弘さん、まるかじり株式会社代表の“たいぴー”こと渡邉泰典さんが登場しました。

関さんは福岡県北九州市出身。建設業を経て2018年に宮崎県へ移住し、有機栽培で米と野菜を約2.5ヘクタール作付けしています。「自分ひとりが生きていける規模でやっている農家もある。そういう選択肢も知ってほしい」と語り、規模の大小にとらわれない農業経営のあり方を示しました。

品目選びについては、「最初はいろいろ作ったが、売り先や獣害を考える中で自然と絞られていった」と振り返ります。一方で、「自分が食べたいものを作ると意欲がわく」とも話し、オーガニックコットンなど、収益以外の価値を持つ作物にも挑戦しています。

渡邉さんは東京出身。農業を志して学生を辞め宮崎へ移住し、修業を経て、2016年に独立しました。現在はイチゴ施設園芸を中心に、ピーマンやズッキーニなどを組み合わせた農業を展開しています。「ブドウ狩りがやりたくて農業を始めたが、収穫まで年数がかかるため、まずはイチゴから始めた。イチゴがとれない時期に野菜を栽培する」と語り、生活と経営を両立させる現実的な判断の重要性を強調しました。

両者に共通していたのは、地域とのつながりを大切にしながら、段階的に経営を組み立ててきた点です。就農の正解は一つではなく、それぞれの価値観に応じた道があることが、座談会を通して浮かび上がりました。

迷える大学生へ学び方と進路選択のヒント

質問コーナーでは、就農を検討する大学生から率直な悩みが寄せられました。大学4年生の参加者は、「何を作るか、どこで売るかが決まっていない」と前置きしたうえで、卒業後にどこで学ぶべきかを質問。これに対し講師の高津佐さんは、「業態が決まらないまま飲食店を始めるのと同じ状況」と例え、「農家に入る前に、JAや農業機械メーカーなど、多様な農業を見る立場に立つ選択肢もある」と助言しました。

先輩就農者の渡邉さんは、自身の経験から「向いているか分からなかったから、借入をせずに始めて、ダメなら辞められる状態をつくった」と語ります。一方、関康弘さんは、「迷っている状態でも火が消えていないなら、やった方がいい」とし、「大規模よりも自分のやりたい規模に近いところで修業するほうが学べる」と背中を押しました。

また、有機農業や実家就農については、「理想だけで選ぶと苦しくなる」「祖父母世代の農業は前提条件が違う」と現実的な視点が共有されました。参加者にとって、自分の価値観とリスクの取り方を見極める重要性が浮き彫りになるセッションになりました。

宮崎県での就農に、参加者全員が前向きな評価

先輩就農者を少人数で囲むトークルーム形式のセッションも行われ、アットホームな雰囲気の中で、宮崎での就農のリアルに深く迫った宮崎オンライン就農講座。参加者から高い評価を得て、好評のうちに幕を閉じました。

アンケートには、「ぼんやりと農業に興味がある程度で参加したが、現実味のある話を聞けて、自分自身を見つめ直す時間になった」「先輩就農者それぞれの品目選びの考え方や、農地の探し方が具体的で参考になった」といった声が寄せられました。
さらに、「いろいろな農家さんを見て、自分の顔を売っていくことが大切だと感じた」「実際に宮崎県に足を運んでみたい」と、行動に移そうとするコメントも見られ、農業や宮崎への関心の高まりがうかがえます。

参加者の約7割が本講座を「満足・とても満足」と高評価。全員が宮崎県での就農について「思う・すごく思う」と回答しました。また、今後同様のイベントがあれば「参加したい」と、全員が意欲を示しています。

最後に県の担当者からは、「まずは農業経営の現場に足を運び、自分が何をしたいのかを少しずつ考えてみてください。その上で、ぜひ行政にご相談ください。宮崎でお待ちしています」と、参加者に向けたメッセージが送られました。

みやざき農業人材発掘事業
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