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“輸入頼み”の肥料をどう変える?国内資源肥料フォーラムin北陸【イベントレポート】

“輸入頼み”の肥料をどう変える?国内資源肥料フォーラムin北陸【イベントレポート】

輸入原料に頼りがちな肥料を、国内の資源で補える時代が近づいています。下水汚泥からのリン回収、食品工場の廃棄物の再利用、牛ふんの堆肥化など、各地で進む取り組みを一度に学び、出展者と直接話せる場が「国内資源肥料フォーラムin北陸」です。本稿では、2025年11月13日に朱鷺メッセで開催されたイベントの様子を参加者の感想を交えながらレポートします。

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国内資源肥料フォーラムとは

我が国の農林水産業は、今まさにターニングポイントを迎えています。気候変動等による世界的な食料生産の不安定化やロシアのウクライナ侵略など、食料の安定供給リスクが高まっており、食料の安全保障の強化が国家の緊急かつ最重要課題となっています。

農業生産に必要不可欠な肥料の多くは、海外からの輸入に依存しているため、国際市況や原料産出国の輸出動向の影響を受けやすい状況にあります。
こうした状況を踏まえ、持続可能な農業生産を実現するためには、堆肥や下水などの国内資源を活用した肥料の利用拡大と輸入原料からの転換が求められています。

このため、下水汚泥資源や畜産堆肥などの肥料原料を供給する事業者や肥料メーカー、肥料販売事業者、それら肥料を活用する耕種農家等の幅広い関係者が一堂に会し、関係事業者同士の情報交換や連携づくりの場となる「国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム」を開催しました。

開催概要

名称:国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム in 北陸
日時:2025年11月13日(木)13:00~16:30
会場:朱鷺メッセ メインホール
目的:肥料を活用する関係事業者同士の情報交換や連携づくりの場の創出

国内資源肥料フォーラムについて

なぜ今、「国内資源肥料」なのか

国内資源肥料の利用拡大は、単なる代替策ではなく、次のような複数の課題に同時にアプローチします。

アプローチする課題

・輸入依存リスクの低減(価格・供給・国際情勢の影響を受けにくい構造へ)

・地域資源の循環(下水汚泥、畜産堆肥等を“使える資源”へ)

・持続可能な農業生産(安定的な肥料確保と環境負荷低減の両立)

当日は、講演・事例発表で国内資源肥料の方向性と実践例を共有した後、ブース交流へつなげるプログラムを実施しました。

12:45~ 受付開始
13:00~13:05 開会・挨拶
13:05~13:55 基調講演 【土と肥料の未来を掘りさげる】 /福島国際研究教育機構 藤井一至 氏
13:55~14:15 事例発表①【指導農業士会が目指す環境と調和の農業】 /新潟県鶏ふん利活用推進協議会
14:15~14:35 事例発表②【下水汚泥資源の利活用と普及拡大】 /緑水工業株式会社
14:35~14:55 事例発表③【もみ殻の肥料化までの道のりと今後の展望 】/JAいみず野
14:55~16:30 交流コアタイム
16:30 閉会


参加者の声

後半の交流コアタイムでは、出展ブースを中心に情報収集や質疑、商談が進みました。
参加者からは「様々な取り組みを一度に知ることができる良い機会だった。」「他社の製造過程や国内肥料の今後の展望について学べてよかった」など、具体的な相談ができたことを評価する声が寄せられています。

▼満足につながった主な感想(抜粋)
・知らない肥料について知ることができた
・繋がりができた
・自分が知らない肥料のことなどを知るいい機会になったから
・菌体りん酸肥料についてたくさん情報を得られて有意義だった
・下水汚泥についての学びがあった
・情勢の詳しい話を聞けた

まとめ

国内資源肥料は、原料の確保から製造、品質、流通、施用、設備まで関係者が多く、“点”の取組を“線”でつなぐことが欠かせません。本フォーラムはその架け橋として非常に盛況となりました。
国内資源を活かした肥料利用の輪を広げるために、こうしたマッチングの場が今後も各地で重ねられていくことが期待されます。

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