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地域おこし協力隊 明平冬美さん

地域おこし協力隊
インタビュー#2

地域おこし協力隊現役隊員
明平 冬美(あけひら・ふゆみ)さん

環境意識の高い大潟村で子育てを
飲食業の経験を生かした交流関係人口の増加がミッション

秋田県秋田市で夫と共に飲食店を経営している私は、子どもが生まれたことをきっかけに、食の安全や環境について意識するようになりました。そんな時、夫が消滅可能性都市を免れた大潟村に魅力を感じ、移住を提案してくれたことが今、ここに私がいるきっかけです。当初は村内で飲食店を経営することを考えていましたが、大潟村を知れば知るほど、自然環境の意識の高さや居住区がコンパクトで美しいまち、住人との距離の近さなどそのポテンシャルの高さにひかれていきました。村の一員になるためにはまず、自分自身が村に貢献したいと考え、地域おこし協力隊の応募を決めました。

協力隊としての活動は、地域資源と関係交流人口の創出、イベントの開催や村内にキャンパスがある秋田県立大学との連携強化です。八郎潟干拓事業で1964年に誕生した大潟村は、人工的に作られた土地だからこそ、住民一人ひとりの自然への意識が強いと感じます。豊かな自然は四季折々の表情を見せ、居住区には美しい花々が。都会のような華やかさはありませんが、さまざまな活動団体があり、活気にあふれています。

この魅力を伝えるには村内だけでなく、村外との交流も大切と考えた私は、生態系公園での「カタマルシェ」の開催に着手。有機栽培や特別栽培に力を入れ、心身ともに健康な生活を送れる大潟村から安心安全な農産物を、顔を合わせ販売・購入してもらいたいという思いからスタートしました。1回目の開催となった6月には3200人以上もの方にご来場いただき、大成功を納めることができました。親子ヨガや県立大学の学生による竿燈なども披露され、多くの方に大潟村の魅力を知ってもらえたことが何よりの収穫になりました。

コンパクトなまちに
ギュッと凝縮された“住み心地の良さ”

居住区がコンパクトにまとまっている大潟村は、認定こども園や公園などの遊び場が生活圏内にあり、子育てにもぴったりな環境です。スーパーマーケットや商店などで日常の買い物は十分そろうため、日々の暮らしで困ることはありません。都会のように全てが村内でそろうわけではないからと言って、大型商業施設が来てほしいかと言えば決してそうではないのが住民の本音。豊かな自然の中でのびのびと暮らしたい住民たちは、支え合いながら暮らしを楽しんでいます。また、景観への意識が高いことで防犯にもつながっているのも特徴です。

このように、村に愛着があり、高い意識を持った地域の方と協力しながらさまざまなイベントの開催を通し、村内外に大潟村のあふれる魅力を伝えていくことが最大の目標です!

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