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地域おこし協力隊 畠山佳枝さん

地域おこし協力隊
インタビュー#4

地域おこし協力隊現役隊員
畠山 佳枝(はたけやま・よしえ)さん

野鳥の楽園・大潟村。得意な4コマ漫画と四季折々の
鳥の魅力を動画と写真で発信!

私は埼玉県出身で、以前は東京でデザインの仕事をしていました。夫が秋田県の出身なので、新型コロナウイルス感染症が蔓延した際は、家族でコロナ疎開をしたこともあります。その際、2年半ほど秋田県で生活したことをきっかけに、秋田の豊かな自然と生活環境に魅了され、そのまま住み続けたいと強く思うようになりました。タイミング的にも子どもが小学校に上がる前だったことや、子育てが落ち着いて仕事を再開しようと考えていたとき。そんな矢先に大潟村で地域おこし協力隊を募集していることを知り、企画提案型ならデザインのスキルが生かせるのではないかと思い応募しました。そんな矢先に大潟村で地域おこし協力隊を募集していることを知り、企画提案型ならデザインのスキルが生かせるのではないかと思い応募しました。

実は大潟村は、「野鳥の楽園」と呼ばれるほどさまざまな鳥がやってくる場所。私は子どもの頃から小鳥が好きで、10年ほど前に超望遠ズームのデジタルカメラを購入してからは、すっかり野鳥のトリコになりました。協力隊として着任してからは、得意なイラストで、「とりっこフレンズ」という野鳥の4コマ漫画を描いたり、大潟村ならではの春はアリスイ、クロツグミなどの小鳥、夏はサギやカワセミ、秋冬はハクチョウやガン・カモなど様々な野鳥を動画や写真に収め、SNSで発信しています。

子育て世代も安心して暮らせる便利な村
ここにしかない広大な景観も魅力です

隊員として活動を始めた初年度は、書き溜めた「とりっこフレンズ」を冊子にしました。2年目の今年も冊子を出すほか、鳥をテーマにした全国的な祭典に参加予定。ほかにも関連グッズを増やして、大潟村のPRに活用したいと考えています。また、今年の夏休みは村の子どもたちを対象にした4コマ漫画講座も開きました。最近では道を歩いていると「とりっこの人だ!」と言われることもあって、少しずつ知名度が上がってきたのを感じています。

大潟村は、かつて琵琶湖に継ぐ湖沼面積を有した八郎潟を干拓して生まれた村で、日本で唯一“干拓地にある自治体”です。全国各地から入植した人々によって作られたため、外からの移住者を自然と受け入れてくれる雰囲気があります。住宅や職場、学校、スーパーなど、暮らしに必要なものがコンパクトにまとまってるのも便利ですし、小学校は1クラス20人ちょっとで先生のサポートが手厚いのも特徴です。

干拓地だからこその広大な田畑とまっすぐな道がつづく景観も魅力です。防風林として植えられたポプラ並木は四季を通して美しいですし、どこまでも広がる大空を眺めていると、本当に良い村だなと実感します。さらに野鳥好きな私から見れば、独特な生態系と環境が育まれていることも大きなポイント。これからも大潟村の暮らしを楽しみながら、野鳥を通して村の魅力を発信していきたいです。

・「とりっこフレンズ」インスタグラム https://www.instagram.com/torikkofriends/
・「とりっこフレンズ」X https://x.com/torikko_friends

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